Category talk:生物

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Revision as of 12:57, 25 June 2019 by Kedama.mofu2 (talk | contribs) (タリクシアンの鳥)
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タリクシアン生物のうち、ごく小型で飛行活動を行う生物・または生物器官を一般的に「鳥」「羽虫」「蝶」「蜂」(Hummingbug)等と呼ぶ。エピソード1『薬採り』の冒頭に登場する生物もこれにあたる。

 

概要

これ自体が生物というよりは多くのタリクシアン生物(多くは定着型)の体の一部として芽のように発生し、飛散する際に他の生物がこの生物を、寄生体あるいは種子などに利用する、利用したものをまた別の鳥として放つ、取り込んで自分の器官として利用するなどその様相は複雑であり、特定の法則性を見出すことは困難。

 

一般的な鳥は黒と白のタリクシアン形質を多く持ち、形態的にモグラと近縁である。コメとカエルに咲く花(生殖器官)は赤い鳥だが、エルタスにつく珍しいもの。汽水域ではこういった生物がまま見られる。

 

形態

2枚から8枚の対になる翼または翅を持つ(翼または翅を持たないものは鳥とは呼ばない)。多くは軽くて硬質な白から黒の甲殻を持っている。非常に多くのバリエーションを持つ。

一般的に、同じ生物株から同時に放たれる鳥は同じ形をしているが、株や時期が違えば雪の結晶のように皆異なる形をしている。

湿った花びらのような翼を持った赤い鳥もいるが、これらの多くは森を出ないか、生物にくっついたままで飛行能力を持たない。

 

小型の鳥の多くは翅によって飛行し、その動きはハチドリや昆虫に似ている。大型の鳥になると、殆ど動かさない大きな翼で滑空するように移動する。風に乗っているだけで、捕えようとする動きに全く無関心な鳥がいる反面、空気の乱れを察知して機敏に逃げ回る鳥もいる。

 

視覚や聴覚などの動物的な感覚器官を持っているものは一部であり、多くは外部の刺激に対してオジギソウなどに似た(触角に触れるとピクリと反応するなど)神経反射的、植物的な反応を示す。

 

生態

母体となる生物から花の蕾のような状態で発生し、「羽化」して飛び立っていく。前述の通り、そのまま飛び立つことのない鳥(多くは赤いもの)もいる。

 

着地すると地面や他の生物の体表などに潜り、芽吹きを待ったり、そのまま取り込まれて別種の生物、あるいは器官へと変化する。その変異は非常に多岐にわたり、死んだドンドコの芽に取りついて寄生する種等も存在する。

 

一部を除き、鳥の状態のままで生殖行動を行うことは基本的になく、口にあたる器官は存在せず餌を食べることもない。そういった鳥において羽化した後は内部に保有した栄養を消費するのみで、これが尽きるまでが寿命となる。

 

オオカミ同様、甲殻や関節から音を発することがある。エピソード1に登場するものは「ケチケチ」という音を鳴らしていた。

 

人々との関係

基本的に野生のタリクシアン植生地域から発生するため、人里の近くで多く見られることは少ないが、風に乗って住居地へ飛んでくる。

 

自律しないもの、砂漠など遠くまで飛ぶものは、その多くが貝同様に塩気を防ぐ為の甲殻に覆われており、化学的な刺激を与えなければ変異性は少ない。

 

森の中だけを飛ぶ鳥の多くは薄い皮しか持たず、潮風を受けると落下する。

 

利用

様々な色や形のものがあり、各地でコレクション品や土産物として人気がある。

野生種を利用する場合は、「火入れ」の処理を経てから標本や装飾品などに加工される。

紐で繋いでおき、近くを人が通った際に飛び立とうとする動きを楽しむなど、観賞用としても利用される(多くは飼育が出来ないので短期間)。

また、南部のシグ達にとっては、犬が砂中から掘り出す資源として一般的なものである。

 

食用

野生の黒いタリクシアン生物は、モグラなどと同様の感染リスクがあり、食材としてはあまり推奨されない。

また、既に飛び立ってしまったものは筋張っていたり油分が減ってカサカサとした口当たりをしており風味は悪い。

食用として栽培されている鳥はおり、羽化直前の蕾のような状態になっているものを収穫する。漬物として一般的。

着生型のブタなども同様の技術で栽培されている。