ドンドコ: Difference between revisions
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口がついているほうが頭だが、前後左右どの方向にも走ることができる。大きさは全長60センチほどのものから、最大で3メートル程度に達する。 | |||
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[[File:Desert Subspecies Dondoko.png|thumb|砂漠の亜種。こちらに正面を向いた姿。]] 砂漠にはドンドコの亜種と呼べるものが生息し、生態や外見に差異が見られる。一般的なドンドコが赤い筋肉を持つ一方、亜種は黄土色~黄灰色の筋肉を持つ。口の位置は通常の種と同じ。 | |||
砂漠に生息する[[タリクシアン|タリクシアン]]生物の多くが、[[エルタス|エルタス]]生物の貝類に近い性質を示すように、ドンドコ亜種にもこの傾向が見られる。外皮はより分厚く、水分を逃しにくく、日光の影響を受けにくい構造になっている。また、総じて小柄であり、大規模な群れを形成しない。 | |||
一般的なドンドコに比べると穏やかではあるが、振動に反応するドンドコの性質は失われておらず、全く危険性が無いわけではない。少ない人数での砂漠渡りは、注意を払わねばならないだろう。 | 一般的なドンドコに比べると穏やかではあるが、振動に反応するドンドコの性質は失われておらず、全く危険性が無いわけではない。少ない人数での砂漠渡りは、注意を払わねばならないだろう。 | ||
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ドンドコ(Dondoko)とは、タリクシアン生物の一種。惑星タルのほぼ全地域に生息するメジャーな野生生物。砂漠にも少数の亜種が存在する。
その生態と性質から人々にとって脅威となる危険な生物である一方、肉質の良さと生息数の多さから一般的な食材でもある。
形態
帯状の骨と灰色の生殖器官・消化器官の他はほとんどが赤い筋肉でできており、運動性が高い。血は灰色だが、部位によって白やオレンジ色の体液もある。
口がついているほうが頭だが、前後左右どの方向にも走ることができる。大きさは全長60センチほどのものから、最大で3メートル程度に達する。
走る速度はエルタス人とそれほど変わらないが、持久力が高く何時間でも走り続けることができる。
歯の生えた口を持ち、食べ物の角をそぎ落とすように食べる。口と肛門を共有しており、弁によって分かれている。食べたものは右回りに胃袋を回り、また口から排泄される。
足の裏に柔らかい感覚器官を持ち、振動を感知する。足の裏の周辺はゴム状になっており、少し固い。足の裏の柔らかい部分には指紋のようなものがあり、専門家はこの部分で個体識別ができる。
生態
雑食性で動くものなら何でも食べる。後述する生態上、共食いも頻繁に行う。同じ大きさの個体で数匹から数十匹、時には数百にも及ぶ群れを作る。すべては単為生殖であり、その方法も以下に述べる特異な仕組みで行う。
振動に対し非常に敏感で、自分と異なる大きさの生物の走る振動に対して強い攻撃反応を示し、どこまでも追いかけ続け、集団でその体の尖った部分をかじり、最終的に丸い肉の塊に変える。
上記の行動は仲間に対しても向けられ、大きさの違う仲間はほかの仲間に襲われ、足を失い丸い肉塊に変わる。また、これはドンドコの生殖方法でもあり、手足を失った個体はその場に固着し生殖器官を活性化させ、新しい子株を発生させる。
子株は子株同士で再び群れを作るが、体重の変動が激しいために死亡率が高い。逆に大型の個体は成長が安定するために大きな群れを作る傾向にある。ちなみに、自然死した個体を食べることはない。
砂漠の亜種
砂漠にはドンドコの亜種と呼べるものが生息し、生態や外見に差異が見られる。一般的なドンドコが赤い筋肉を持つ一方、亜種は黄土色~黄灰色の筋肉を持つ。口の位置は通常の種と同じ。
砂漠に生息するタリクシアン生物の多くが、エルタス生物の貝類に近い性質を示すように、ドンドコ亜種にもこの傾向が見られる。外皮はより分厚く、水分を逃しにくく、日光の影響を受けにくい構造になっている。また、総じて小柄であり、大規模な群れを形成しない。
一般的なドンドコに比べると穏やかではあるが、振動に反応するドンドコの性質は失われておらず、全く危険性が無いわけではない。少ない人数での砂漠渡りは、注意を払わねばならないだろう。
人々との関係
恐ろしい生物であると同時に食材としてもよく知られる。可食部が多く、味もよいので全地域に流通する。
自分たちより多数、あるいは大型の生物の足音を感じると逃走するため、少数に出くわした場合は恐れるに足りないが、大型・多数の群れになるほど攻撃性も増すため危険。
生物が歩行する振動に反応するため、ヒルのように這うような振動、車など車輪の振動には反動せず、乗り物に乗っていれば安全。崖などを飛び越えたり木に登ることでもやり過ごすことができる。
群れが大きい程、異質なもの対して神経質で排除的になる傾向があるため、大きな荷車が作られている地域には大きな群れがいる証拠であり、危険である。
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