エルタス: Difference between revisions
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厳密には、惑星タルに存在するほとんど全てのエルタス生物は繁殖の為にいくらかの[[タリクシアン|タリクシアン]]形質を有しているため、「純粋なエルタス生物」は事実上存在しないが、エルタスの形質が強いものを便宜上「エルタス生物」として扱う。 | 厳密には、惑星タルに存在するほとんど全てのエルタス生物は繁殖の為にいくらかの[[タリクシアン|タリクシアン]]形質を有しているため、「純粋なエルタス生物」は事実上存在しないが、エルタスの形質が強いものを便宜上「エルタス生物」として扱う。 | ||
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[[サーガル|サーガル]]、[[アグドナ|アグドナ]]、[[ネウリア|ネウリア]]の三種が該当する。当Wikiではこの三種類をまとめて'''エルタス三種族'''とも表現する。 | |||
人類に該当し、作中で出る'''「人」'''や'''「人間」'''という言葉はエルタス人のことを示す。赤い血液を持つことから'''「赤い血の者」'''とも呼ばれる。 | |||
みな「エルタス人」という括りの中の異なる人種であり、文化的には等しく同じ人間として考えられているが、生物的には別種であり、'''種族が異なるエルタス人同士での生殖は出来ない。''' | |||
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内臓や組織には多かれ少なかれ[[タリクシアン|タリクシアン]] | 内臓や組織には多かれ少なかれ[[タリクシアン|タリクシアン]]体を有しており、特定種類のタリクシアン生物を多く摂取するとこれらに変異が起こる。このため、一部の地域を除き、変異を誘発する危険性があるタリクシアン系生物の摂取は基本的に避けられている。 | ||
'''「同じ種族・異性同士」'''の組み合わせでのみ子供を作ることが出来る。同種族下での亜種の交雑は存在する。 | |||
産まれたばかりの頃はみんな灰色のふわふわの姿をしている。人間で言う2歳を過ぎると完全に全て生え変わり、本来の色になっていく。 | 産まれたばかりの頃はみんな灰色のふわふわの姿をしている。人間で言う2歳を過ぎると完全に全て生え変わり、本来の色になっていく。 |
Revision as of 07:59, 17 February 2020
エルタス(Eltus)とは惑星タルに存在する生物の分類の一つ。知的生命体であるエルタス人の他、数種類の動植物を含む。
動植物共に地球の生物との類似点を多く持ち、タリクシアン生物の傾向や様相には見られない特徴を持つ。このためタリクシアンとは異なる存在と言え、エルタス人の文明においても基本的には区別されている。
厳密には、惑星タルに存在するほとんど全てのエルタス生物は繁殖の為にいくらかのタリクシアン形質を有しているため、「純粋なエルタス生物」は事実上存在しないが、エルタスの形質が強いものを便宜上「エルタス生物」として扱う。
タリクシアンの動植物と比べてエルタスの動植物は非常に数が少なく、ごく限られた場所にしか存在しない。
エルタス人
外見に地球の動物を彷彿とさせる特徴を持ち、二足歩行をする人型の知的生命体。
サーガル、アグドナ、ネウリアの三種が該当する。当Wikiではこの三種類をまとめてエルタス三種族とも表現する。
人類に該当し、作中で出る「人」や「人間」という言葉はエルタス人のことを示す。赤い血液を持つことから「赤い血の者」とも呼ばれる。
みな「エルタス人」という括りの中の異なる人種であり、文化的には等しく同じ人間として考えられているが、生物的には別種であり、種族が異なるエルタス人同士での生殖は出来ない。
共通の特徴
共通の特徴として赤い血液、手足共に4本の指を持つ。生物としての基本構造は概ね地球の生物とある程度共通している。消化器官についてはタリクシアン生物の食材を摂取する必要があるため、若干の構造および分泌腺や腸内細菌などが異なっている。
内臓や組織には多かれ少なかれタリクシアン体を有しており、特定種類のタリクシアン生物を多く摂取するとこれらに変異が起こる。このため、一部の地域を除き、変異を誘発する危険性があるタリクシアン系生物の摂取は基本的に避けられている。
「同じ種族・異性同士」の組み合わせでのみ子供を作ることが出来る。同種族下での亜種の交雑は存在する。
産まれたばかりの頃はみんな灰色のふわふわの姿をしている。人間で言う2歳を過ぎると完全に全て生え変わり、本来の色になっていく。
文化
ゴールドリング・レオノ文化圏におけるサーガルとアグドナの共同家族など、複数種族で暮らしているエルタス人の家族観には地球人と異なる点が多い。エルタス人は基本的に社会全体や共同で子供の面倒を見るため、恋愛の対象としてのパートナーと、子供を作る相手が異なることがあっても問題視せず、子供のできない異種間および同性同士のカップルが増えても人口が減少することを心配したりはしない。
また、異なる種族同士で子供を作ることができない関係上、異種族間の恋愛と同性同士の恋愛は同じものとして扱われるため、異種族間の恋愛が普遍的に存在する地域では同性愛を非生産的な行為として問題視することは基本的に無い。
サーガルとネウリアは基本的にグループで育児を行い、グループの庇護下にある子供であれば血の繋がり関係なく平等に世話をする。
アグドナに限っては文化および精神性に地球人が一般的に持つそれに類似した傾向が見られ、サーガル・ネウリアには無い「実子に対するこだわりや出来の良し悪し」といった意識、パートナー以外との性行為をあまり好まないなどの特徴がある。他の種族との付き合いではこの性質に起因した問題が起こることもあるが、概ね上手く共生している。
また「同種族の異性」との性交渉・恋愛と、「異種族間」におけるそれらは別だと考える者がかなり多い。理由としては生殖に至ることができるが、後者は不可能であるため、根本的に異なるものとして処理されていると考えられる。
原種エルタス人
過去存在したエルタス人類 - エピソード4『12人ぼっちの平原』124ページより
現在のエルタス三種族が発生する以前に存在していたエルタス人。単一の人種であり、地球人と大差の無い姿をしていたとされる。
何らかの理由で人間の姿を保てなくなり、半動物の姿と化して、サーガル・アグドナ・ネウリアの三種族に分かれ、これが現在のエルタス三種族となる。
現生のエルタス人の文明においてこの時代および人種の変貌に関する正確な記録や情報は一切存在しておらず、歴史的証拠としても確証されていない。一部の文化圏では神話や伝説の形で語り継がれており、ゴールドリングにある太陽信仰で語られる伝説にはこの出来事を示唆する内容が含まれている。 参照:ゴールドリング - 神話・言い伝え
動植物
コルビロウス塩湖沿岸に生えるエルタス系の海藻と、それを集めるサーガル達。この海藻は繁殖力が強く、すぐ増えるためエルタス系海藻の中でも採取制限が無い。
エルタスの生物群に属する植物や動物は非常に数が少なく、全エルタス人類の共通認識として保護・研究の対象となっている。
コルビロウス塩湖では魚類と藻類が養殖されており、これら食用のエルタス生物はエルタス人にとって最高の食料と言われる。
一部の繁殖力が強い海藻類を除き、個体数保護のため採集・狩猟には制限がかけられている。
植物
タリクシアンの植物とは異なり、葉緑素を有し、地球の植物と類似した外見や生態を持つ。口語では「緑の植物」と呼ばれる。
現行の設定において、エルタス植物の大規模な生育地ではゴールドリング国内のエルタス保護林およびリベンク山脈山頂のエルタス植生保護区の二ヵ所のみが存在する。
エルタス植生を参照
動物
エピソード3『縁日にて』25ページより、早食い・大食いショー用に盛り付けられたコルビロウス塩湖産のエルタス魚。コルビロウスの魚はかなりの数が生息および養殖されているため、ゴールドリングではパフォーマンスでの大量消費も含め日常的に消費されている。
植物と同じく、地球の生物と類似した外見や生態を持つ。エルタス植生の領域内など、エルタス人の管理および保護下にある場所にのみ生息する。
現行の設定ではコルビロウス塩湖に生息する魚類、貝類、カニ、イカの存在が確認されている。エルタスのエビはかつて存在していたが今は絶滅している。
エルタス生物一覧
以下のカテゴリーページも参照
人種
動植物
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