エルタス
エルタス(Eltus)とは惑星タル内に存在する生物の分類。知的生命体であるエルタス人、植物と動物を含むエルタス植生などをまとめて「エルタス」と呼ぶとこがある。タリクシアン生物とは完全に対になる存在であり、植物は葉緑素を持ち、動物は赤い血を持つなど、地球の生物との共通点が多い。
エルタス人にはサーガル、アグドナ、ネウリアが該当する。この三種族が惑星タルにおける人類と言え、各種族は互いを異なる人種として認識し、世界観上では「人間」として扱われる。作中で出る「人」や「人間」という呼称はエルタス人のことを示す。
タルに生息する「エルタス生物」という括りの中で多数を占めるのは三種のエルタス人種で、それ以外の動植物は非常に数が少なく、全エルタス人類の共通認識として保護・研究の対象となっている。
エルタス人
かつてはみな地球人と同様の姿をした一種類の人種だったが、何らかの理由でサーガル、アグドナ、ネウリアの三種類の獣人の姿と化す。
各種みな地球人とは大きく異なる文化や精神を持つが、アグドナだけはその中で最も地球人との類似点が多い。(詳細は各項目内で記載)
全エルタス人共通の特徴
基本として、サーガルに見られるような同種族内での亜種及びその雑種は多くいるが、種族が異なるエルタス人同士での交配や雑種は出来ない。
「赤い血の者」と称される通りにみな赤い血を持ち、生物としての基本構造は基本的に地球の生物とある程度共通しているが、消化器官についてはタリクシアン系食材を摂取する必要があるため若干の構造および分泌腺や腸内細菌などが異なっている。
産まれたばかりの頃はみんな灰色のふわふわの姿をしている。人間で言う2歳を過ぎると完全に全て生え変わり、本来の色になっていく。
複数種族で暮らしているエルタス人の家族観は人間と異なり、恋愛の対象としてのパートナーと子供を作る相手が異なっても、 社会全体や共同で子供の面倒を見るため、子供のできない異種間カップルが増えても人口が減少することを心配したりはしない。
しかしアグドナに限っては地球人に類似した感情を持つことに起因する文化や精神があるため、サーガル・ネウリアには無い実子に対する「こだわり」や「出来の良し悪し」といった意識、パートナー以外との性行為を好まない等による問題が起こることもあるそうだが、概ね上手く共生している。
また同種族の異性との性交渉・恋愛と、異種族間におけるそれらは別だと考える者がかなり多い。
原種エルタス人
獣人三種族となる前のエルタス人。地球人と大差の無い姿をしていた。
何らかの理由で人間の姿を保てなくなり、後のエルタス三種族となる獣人の姿と化す。
エルタス人の起源に纏わる伝説
ゴールドリングにおける太陽信仰「黄金の輪」内でのエルタス人に纏わる伝説
ビロウス(太陽)の姿見
太陽神が己が姿を確かめるため太古の湖を作り、神の映し身としてはじめの生物が湖から生じた。生物の糞から大地が生じた。全ての水・風・塩が塩湖から生じる。水は深い影のもとに初めからあったので、混じってひとつになる性質をもっている。神の映し身であるはじめのさかなが目を覚ますために海水のしみる痛みを用いた故に人間も傷に塩を塗ると傷むといわれる。塩の痛みによって皮膚が生じ、感触やにおいを感じるようになった。皮膚によって他者が生じた。 |
---|
人間 |
サーガルの言い伝えや風習 |
アグドナの言い伝えや風習 |
ネウリアの言い伝えや風習 |
植物
コルビロウス塩湖沿岸に生えるエルタス系の海藻と、それを集めるサーガル達。この海藻は繁殖力が強く、すぐ増えるためエルタス系海藻の中でも採取制限が無い。
タリクシアンの植物とは異なり、葉緑素を有し、地球の植物と類似した外見や生態を持つ。口語では「緑の植物」と呼ばれる。
非常に数が少なく、これらの保護や研究はエルタス人にとって重要な課題となっている。
エルタス植生を参照
動物
植物と同じく、地球の生物と類似した外見や生態を持つ。また同様に数は非常に少なく、エルタス植生の領域内など、エルタス人の管理および保護下にある場所にのみ生息する。
現行の設定では塩湖に生息する魚類や甲殻類の存在が確認されている。
コルビロウス塩湖では魚類と藻類が養殖されており、これら食用のエルタス生物はエルタス人にとって最高の食料と言われる。一部の繁殖力が強い海藻類を除き、個体数保護のため採集・狩猟には制限がかけられている。
ページ一覧
ビロウスとは
公式設定の基準
二次創作・利用における規約
作品・コンテンツ
正史年表
キャラクター
生物
地理
文化
食材・料理
用語集
グッズ・販売物