タリクシアン・ルーター
タリクシアン・ルーター(Talyxian-Rooter)は、タリクシアン生物に属する知的生命体。二足歩行で人型の姿をしている。
高い知能と未知の技術を持ち、惑星タルの生態系およびエルタス人種に何らかの干渉を行う。多くが謎に包まれており、その起源や実態は明らかではない。
どのルーターも名前に必ず「Dr.(ドクター)」と付き、エルタス人の口語間ではルーターという種族そのものを示して「先生」や「先生達」と呼ばれることが多い。
生態
非常に特殊な生体構造を持ち、一般的な生物と同様の方法での生殖と食事を行わない。
個体数が少なく、非常に長命。最高齢は明らかにされていないが、200~300年の寿命を持つタリクシアン・ストーカーよりも更に長寿であると言われる。
分布
基本的にエルタス人や他のタリクシアンの生息域からは一歩離れた場所におり、エルタスが踏み込めないような領域にも存在している。
何人かのルーターはエルタスの生活圏(現在確定している設定ではゴールドリングのみ)に混ざっている。
文化
エルタスに対して
ゴールドリングに存在するルーターは研究者や医者として職を持っており、エルタス人にとって身近な存在になっている。
人々の政治に直接係わることはないが、求められれば意見することもある。
ゴールドリング議会と全ルーター間に特別協定が設けられており、人権に関しては特殊な立場にいる。
タリクシアンに対して
タリクシアン内での独自の刑法を敷いている。
同時にエルタス人達の「罪」を記憶しており、タリクシアン・ストーカーが捕食したエルタス人が一定の罪を重ねた者であった場合、そのストーカーはタリクシアン内の刑法では裁かれないというルールがある。
人々との関係
エルタス人の口語間ではルーターという種族名ではなく漠然と「先生」と呼ばれる。
大抵は「凄い技術を持っていて、普通の人にはわからないことを沢山知っている医者や研究者の人達」として知られているくらいで、その実態や技術の仕組みなどを詳細に知る者はいない。
エルタスの口語とは違い、各タリクシアンの名称を「タリクシアン・〇〇」の形式での正式名で取り扱うため、ルーター達の会話はエルタス人目線では「専門用語が多用される極めて難しい会話」として映り、その内容を理解できる者は少ない。
ゴールドリング内における法律では動物にも人間にも当てはまらない特殊な扱いの存在で、ゴールドリング議会と全ルーター間に特別協定が設けられている。
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