原生生物

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郊外に生息する原生生物の例(暫定版)

ここでは原生生物(Tal's primitive creatures)に関する総合的な概念に関して記述する。
原生生物の一覧はこちら→原生生物一覧

惑星タルにおいて古くから存在している野生生物が大まかにこう呼ばれる。
大体は人の形を成しておらず、虫のようであったり、タコやイカのような軟体生物、ヒルなどの無脊椎動物に似たものであるなど、
おおよそ「クリーチャー」という言葉でイメージがつく不定形な姿をしているものが多い。

定義

タルにおけるスイギュウ、「貝スイギュウ」

通常会話で使われる「原生生物」とは、つまり原生林その他に住む野生動物のことだが、ルーターやストーカーを含んだタリクシアンなどのエルタス人よりも古くから惑星タルに存在している生物をもまとめて「原生生物」と呼ぶ。

分類

「貝」の名がつけられているものも含むタリクシアン種生物。タルの一般的な生き物。
タリクシアン・ストーカーのワレモノと、その周辺にいる小動物や微生物など

タルの生物学において貝類に分類される生物のほか、ルーター、ストーカー、アソシエーターなどのタリクシアンで一分類、タリクシア型の小動物、貝とタリクシアの両方の性質を示す野生動物、凶暴な貝の一種とされる巨大ヒルやイソギンチャク、定着型原生生物等。タリクシアン性質を示していた野生動物を飼いならすと、徐々に甲殻等を失い貝の性質に近づいていく場合もあり、種の区分を超えた何らかの相関関係があると思われるが、詳しいことはわかっていない。

口語で使われる限りで「タリクシアン」は通常人種またはある程度の文明と知性を持つ種族を示す言葉であり、「貝」はどちらかというと人々に都合のいい(おとなしい、役に立つ等)生物を示す言葉でもあるので、厳密には生物を分類するための学術的な用語ではない。
とはいっても、タルの原生生物の生物学的な区分には、現在ところはっきりとした設定が無い。

原生生物の特徴

現在分かっているものに関して羅列する:
・雌雄以外の性別があるものがいる
・環境によって性別が変わるものがいる
・全く違う外見と生態を持つものが遺伝子的に同一であることがある
・遺伝子的に近似であれば、植物と動物の接ぎ木ができることがある
等。

北部の原生生物の一部には強い瘴気を放つものが確認されているが、詳細はわかっていない。

植生

草地や森などの知的生命体の生活圏から外の場所には惑星タルに古くから存在している原生生物が多く潜む。
タルの森林を構成する木々は、葉緑素を持つ植物というよりも、
地球でいうところのフジツボカイメンテヅルモヅルなどといった定着型海洋動物に近いものになっている。
これらもまた原生生物である。

家畜

貝馬に乗り、サーガルに貝ミルクを売るネウリア

タルにおける家畜は多様であるが、よく知られている家畜(主にウシ、ウマ、ブタ、ヒツジなどに該当する四足草食型の動物)のほとんどが「貝」から派生している。
貝種は原生生物としては基本的に大人しく、改良も簡単であるが野生化も早い。
肉の品質も良く、使用用途としては乗り物の他、牛乳にあたるものとしてウシ型貝の分泌液「貝ミルク」の生産が南部の酪農家によって盛んに行われている。
ウシやウマは貝と呼ばれてはいるが、それらの貝の分類に当たらない家畜(例えばトリやイヌなど)や、野生種はタリクシアン系その他の性質を示すこともあり、異様に足が長いものや、足の退化したもの、ペットとして飼われる小さな二足歩行のものまで様々であり、地球の哺乳類ほど明確に種が分類され区分けられているわけではない。
タルの生物の例に漏れず、専門家によって一見近い種とは思えないもの同士の交配・改良も行われる。

原生生物との関わり

File:CGzjckeU8AA6Yz2.png
様々な生物を捕食しようと狙うワレモノ

全ての種族に共通してタル全土における最大の脅威であるため、各地で特有の対策方法が設けられている。
現在では広範囲の地域にわたり撃退だけでなく、狩猟技術を発達させることで産業の中心となっており、そちらの意味でも生活と切り離すことができない。
山岳および砂漠地帯にはあまり多くの生物は見当たらないが、主に森林地帯に潜む原生生物は非常に凶暴で危険なものが、それも数多く住んでおり、そのまま郊外を歩くのは大変危険で、車やウマ場合によってはボディーガードなどの利用が推奨される。
観光地や商隊の多く通る地域では需要の多い業務で、地元の原生生物に詳しい猟師や盗賊番がガイドをかねていることもあり、それほど高価でない値段で雇える。原生生物に対する対策能力はサーガルが最も優れている。

砂漠の原生生物

死体アサリ、地ワーム、小型のヒル、コユビガイなどセイルザーン砂漠に生息する生物群。
これらは通常めったに姿を現さないが、水を求めてゴールドリング周辺に進出することがある。
森林などに住む種類のものよりも塩分・乾燥・放射線への耐性があり、コルビロウス塩湖に定着しつつある微小種についてはゴールドリング庭師組合が抑制と駆除に手を焼いている。
小動物以上の大きさのものよりも、肉眼で見る事のできない微小種の脅威がとりわけ差し迫っている理由として、エルタスの好む塩分はタリクシアン植生にとって毒性が強く防壁となるが、その塩を分解しうる少数のタリクシアン生物が増殖や変異をすると今度は反対に塩がエルタス植生にとって毒性の強い塩素を大量に発生させる原因となるからである。
また、小動物以上の大きさのものはこれら微小種の活動を促進させるといわれている。

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