タリクシアン・ルーター
タリクシアン・ルーター(Talyxian-Rooter)は、タリクシアン生物に属する知的生命体。二足歩行で人型の姿をしている。
多くは謎に包まれているが非常に高度な知能と技術を持ち、惑星タルの生態系およびエルタス人種に何らかの干渉を行う。
エルタスよりも歴史が古く、未知の技術を古来から有しているがその詳細や起源は一切明らかにされていない。
どのルーターも名前に必ず「Dr.(ドクター)」と付き、エルタス人の口語間ではルーターという種族自体を漠然と示して「先生」や「先生達」と呼ばれることが多い。
生態
エルタス人とは大きく異なる生体構造を持ち、多くは不明だが基本的に通常の生物と同じような生殖や食事などは行わない。
繁殖に関しても何らかの極めて特殊な方法を経由しているため個体数が少なく、非常に長命で、少なくともストーカーよりも更に長寿。
分布
基本的にエルタス人や他のタリクシアンの生息域からは一歩離れた場所におり、エルタスが踏み込めないような領域にも存在する。
極少数がエルタスの生活圏に存在するが、現行の設定ではゴールドリングでの存在のみが確認出来る。
文化
エルタスに対して
高い知性からタリクシアンの中では最もエルタスと容易な意思疎通や会話が可能な存在ではあるが、その上で感性や価値観などは根底的に異なる。
ほぼ全てが謎の存在であり実体の多くは表面化していないが、一部はエルタス人の生活圏に混じって研究者や医者として職を持っていることもある。
人々の政治に直接係わることはないがゴールドリング内では特殊な立場にいるため、求められれば意見することもある。
タリクシアンに対して
タリクシアン・ストーカーをはじめ、他のタリクシアン生物をその目的の為に何らかの方法で使役している。
タリクシアン内での独自の刑法を持っているらしく、エルタス人を捕食するなどで一定以上の害を及ぼしたタリクシアン・ストーカーを裁くなど何らかの基準を敷いている。
同時にエルタス人達の「罪」を記憶しており、ストーカーが捕食したエルタス人が一定の罪を重ねた者であった場合、そのストーカーはタリクシアン内の刑法では裁かれないというルールがある。
人々との関係
エルタス人の口語間ではルーターという種族名よりも漠然と「先生」と呼ばれることが多い。
その他の認識も大抵は「凄い技術を持っていて、普通の人にはわからないことを沢山知っている医者や研究者の人達」として知られているくらいで、その実態や技術の仕組みなどの多くは公にされていない。
エルタスの口語とは違い、各タリクシアンの名称を「タリクシアン・〇〇」の形式での正式名で取り扱うため、ルーター達の会話はエルタス人目線では専門用語が多用される極めて難しい会話として映りその内容を理解できる者は少ない。
ゴールドリング内における法律では動物にも人間にも当てはまらない特殊な扱いの存在で、ゴールドリング議会と全ルーター間に特別協定が設けられている。
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