食芸人

戦前のゴールドリングの祭日にて。食芸人達のパフォーマンスの実際の様子

食芸人(Food Entertainment)とは、惑星タル固有の名詞。

料理人による料理ショーをはじめ、大盛りの食品を大食い・早食いする様子や、大小様々な生きた動物を丸呑みする様子など食に関する様々な光景を披露する。

地球におけるフードファイターに近いが、調理の様子まで含むことや、生きた動物の丸呑みという特異な光景も含む点などが異なる。

娯楽の種類が少なかった戦前のゴールドリングでは根強い人気があり、祭日の闘技場で毎年食芸人達の芸が催されていた。生きた牛の丸呑みの場合は特に「牛呑みショー」と呼ばれ、大食い・早食い芸に並んで定番だった。

いずれもマグロの解体ショーなどと等しい感覚で楽しまれていたが、丸呑み芸に関しては戦後レイン将軍の影響によって公然の場からは消えることになる。

戦前のゴールドリングの祭日にて、食芸人のショーの一環として行われていた際の「牛呑み」の様子。牛を呑み込む無名の食芸人のタリクシアン。

行うのは主に丸呑みに適した喉と顎を持つサーガルか、一部のタリクシアン・ストーカーが主。戦後からはネウリアも参加する。

戦前までは他の食芸と並んで大衆的に楽しまれていたが、戦後はレインが子供を食べるという話の影響によってフェティシズムを含むものになり、他の娯楽が増加したこともあって水面下で嗜まれるようになった。

呑み込むものの内容は戦前共に大差無く、通常は大盛りの食品か生きたハトや牛などの動物であったが、戦後地下劇場化してからは人(主に小柄なネウリア)が被害者になる違法なショーも存在した。

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