ギテン

ギテン(Giten)とは、南方サーガルの男性のキャラクター。

プロフィール

ゴールドリングで肉屋を営む初老の南方サーガルの男性。年齢は地球人で言うと50歳ほど。

タリクシアン生物から採取した肉や臓器など、使える生物素材全般を取り扱う職人でもある。

生物を扱う道にかけてはベテランであり、その手の免許証も持っている実力者。アシスタントがいる以外は基本一人でどのような生物にも対峙する。サーガル特有の直感力からか、未知の素材に対応出来る。

若いアグドナが中心のライバル業者がおり、生物を機械的に捌いて売りやすい肉や皮の形に整え生物産業を工業化しようとしている彼らに対し、ギテンは昔ながらのやり方で、職人芸と言わんばかりの仕事を熟す。

杖の内部には刀が仕込まれており、シシブクロの触手も容易く切断するような切れ味を持つ。

高齢ではあるが生物と対峙する能力は全く衰えておらず、いざとなったときには驚異の運動神経と俊敏な対応を発揮する。

祭りの目玉である闘技場での催しにて、アコーと一緒に関係者用の特別席でショーを観戦していた。

ショー用の生物が抑留されているため一般人には立ち入れない控え室にも入れる許可証を所持しているなど、長年の腕によって得た生物絡みの特権を活用する様子が描かれた。

ごく短時間でイタチ6匹を倒した若い戦士達を賞賛するなど人を見る目にも長けているが、シシブクロとのショーではシシブクロの高価な臓器を傷つける可能性を無視して見栄えのための攻撃を行う戦士達に苦言を呈すなど、生物の素材的価値をぞんざいに扱う行いには手厳しい感想を漏らした。

ショーの後半ではシシブクロが防壁を登ろうとするのを誰よりも早く察知し、アナウンサーに緊急事態を発令するよう伝えに走る。

物語のクライマックスでは逃げ遅れたマブと子供達を救うため持ち前の杖に仕込んだ刀と塩の入った袋のみでシシブクロと向かい合い、塩と謎の呪文の効力によって弱らせたシシブクロの弱点を一突きすることで見事に仕留めた。