過去の設定群アーカイブ

From Vilous
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2003年後半に描かれた、「サーガル族」のイラストとして最古となる作品

旧設定、没案、破棄された設定やデザイン、過去のバージョンでの情報、及び変更歴を掲載する。

サーガルの変更歴

2003年後半、「サーガル」という種族としてのイラストがミック小野によって初めて描かれ、発表される。同時にビロウスという世界観を扱った最初の作品ともなる。
モチーフの源流である「ウサギ」と「戦闘機」の要素が色濃く表れた作画がなされていた。鼻面は戦闘機や新幹線などを彷彿とさせるより先細りの流線、短い腕、足の裏に肉球は無く、強調された耳の長さ、細かく毛で覆われた全身、長く伸びた齧歯類に似た爪などが特徴。

2004年後半以降、より洗練されて安定したデザインとなる。この時期にミック小野が活動していた日本のイラストコミュニティ内にて、サーガル族やレイン将軍はユーザーから好評を受け、局所的な人気を見せていた。同時に海外からのユーザーがこれらのイラストを英語圏の画像掲示板等に転載し、国外で部分的な注目を浴びる。

2004~2007年まで、女性サーガルの生殖器に触手が追加されたこと以外はデザイン面で特に大きな変更は無く、国内外共に精力的な活動があったこととも合わせて一定数のファンを獲得。

2008年頃、ビロウスの世界観そのもののリブートが始まり、サーガルもデザイン設定共に実験的な変更が多く行われ、女性に乳房、臀部に羽根が付いたイラストが描かれる。(この期間は2008年~2010年に及ぶ実験期とする。)
あくまでも暫定的な変更ではあったが、ファンからは賛否両論の反応が上がった。 またこれらが殆ど説明が無いままに「新しいサーガルの形」として認識され拡散されたため、公式に忠実な形を描きたいとするファンの間で混乱が起こった。

実験期におけるデザインの揺れ

  • 女性に人間のような乳房がある
  • 尻尾の付け根から臀部には鳥類に似た羽根がある
  • 尻尾の先端の毛が白いのは女性のみ
  • ベルクマンの法則に基づく差異が顕著(北方種の耳が極端に短いなど)

以上の特徴は現在全て不採用となっている。

2013年以降、実験期のデザインは破棄されたものであることを明言。2004~2007年頃のデザインをリメイクする形で再構成を開始。

2017年、最終的な「公式デザイン」として定められるデザインが完成。サーガル族デジタルガイドブック及びデザイン資料として発表。

旧サーガル

この項目では旧設定の物語、具体的には2004年~2007年において描写・定義されていたサーガルについて述べる。

実験期(2008年~2010年)に至るまではデザイン面においては現行のものとそこまで大きな差が無い。
種族としての民族性、食性などの生態的特徴、文化や行動様式には明確な違いがやや存在するが、基本となる部分は現在も踏襲され反映されている。

旧設定でのサーガルの種族概要:

勇敢で、優れた運動能力をもつ種族。
知能は高くないが、忠実な性格をしているため、多くは兵士として育てられる。
気性が荒く、複雑で繊細な手作業には向かないため、専ら強化歩兵として使役される。
本来丈夫で足の速いサーガル族は、古くは"ウマなしナイト"と呼ばれ、長槍や戦斧、ハンマーなどの武器を用いた近接戦闘を得意とした。
現在のVILOUSにおいては、折り畳み式の長槍/散弾銃 を使うことが多い。
その優れた足腰は、強化アーマーによってさらに約3倍の跳躍力を得ている。

彼らの精神性は単純でわかりやすい。
これといった強い執着や恨みも抱かない性格をしていることが多い。
わからないことはわからないままにしても苦痛を感じず、戦いによる高揚を最上とする。寝ている時に夢を見ないことが有名。
サーガル族の子供は共通の育児グループによって育てられ、早い段階から兵士としての訓練を受ける事になる。途中で脱落する者も出るが、そういったサーガルは庶民として肉体労働をして生活することが多い。

ネウリアの変更歴

旧設定の物語に登場するグリフィン族という種族が前進となる。グリフィン族はその名通りグリフォンのような姿をした種族で、デザイン設定共に現在のネウリアとは大きく異なる。

2006年以降、種族名のみ「ネウリア族」と改められる。

2008年、新設定の始動以降はデザイン設定共に一新され、鳥と羽毛恐竜の中間のような姿をした種族として描かれるようになった。
この形での初のネウリアとして、「ドット」という女性ネウリアのキャラクターが描かれる。女性ネウリアのキャラクターでは最古であり、後に名称やコンセプトを改めて矢桐ゆんとなる。
男性では「ルイ」というキャラクターが最古で、現在の冠窮太朗はルイのコンセプトの一部を踏襲したもの。

男女差はドットのみが存在した時期には殆ど定義されていなかったが、ルイの登場から「女性は大人しい色合いで、男性は色鮮やか」という基礎が確立する。以降、女性はより恐竜に近い風貌、男性はより鳥に近い風貌を持つという形で身体的な違いも明確化していく。

2010年、デザインにおける男女差の基本形が確定。この時点では男性の指が3本であるが、2012年以降は男性も4本となる。この時期に描かれたデザイン資料は男性の指の数のみを改めて今現在も運用中。
種族としての情報はこの時期は精神的活動や行動様式の性差も含めてほぼ定義されておらず、「小柄で高い知能を持ち、機械工学に強い」という簡素な概要のみが存在した。このコンセプト自体は現行の設定にも息づいているが、後にネウリア族の種族概要がより肉付けされていくまではこの設定しか参考に出来るものが無かったと言える状態がしばらくあり、ネウリア族を扱う二次創作においては男女問わず「機械工学技師を得意とする技術者」としての描写が殆どだった。

2013年以降、新設定の正史が構造されるにつれてネウリア族にも深く踏み込んだ設定や歴史が付与される。肉体と精神双方における性差、エルタス三種族においては少数の民族であること、生息域による民族性の違い、他の種族から見た人種としての扱いなど、詳細な設定が多数導入され、物語におけるネウリアという種族の役割が明瞭になる。

グリフィン族

旧設定に登場するグリフォンのような姿をした種族。ネウリア族の前身にあたる。旧ネウリアと称した場合はこのグリフィン族を示す。

古代よりセイルザーン砂漠にあるトンルズ山脈を守る有翼の獣人族。神仏のごとく空に君臨する崇高な一族。

アグドナの変更歴

デザイン面においては現行のものと比較するとそれほど大きな変化は無い。ツノが生える位置などの部分的な変更点は設けられている。

実験期に描かれた「ハスラ」という女性アグドナのキャラクターは、サイや恐竜を彷彿とさせる大柄でいかつい風貌をしており、デザイン面では完全に採用されたわけではないが、大柄で武骨なイメージはアグー(古代アグドナ)のコンセプトして踏襲されている。

2015年以降に大凡の基本デザインが確定するが、細部は現在も未完成。

旧アグドナ

かつてはビロウス内において最も人口が多い種族で、非常に高度な技術と豊富な知識を持っていたが、300年前ビロウスに起こった大洪水により大部分が死滅した。

タリクシアンの変更歴

新旧に及んで非常に大きな変更が齎されている。

旧設定の物語に登場する「ワーフェンル族」または「山猫族」という名の獣人族が前身となる。
2009年頃、デザインと設定はワーフェンル族のままに種族名のみが「タリクシア」と改められる。

2010年頃、タリクシアン・ストーカーの前身となる生物が新タリクシアとして描かれる。

2011年頃にタリクシアン・ルーターの前身となる生物が描かれる。

2013年頃、タリクシアンにはストーカーとルーターの二種があると定義される。種族名の表記は「タリクシア」または「タリクシアン」で揺れていたが、この時期に「タリクシアン」がデフォルトとして固定される。

2014年頃、タリクシアンとはストーカー・ルーターの二種に限られる概念ではなく、多数の異なる生物が属する大分類として再定義される。エルタス生物とは対になる存在として、現行の設定に及ぶ基礎が確立する。


ワーフェンル族

山猫族とも。タリクシアンの前身となった種族。旧タリクシアンと称した場合はこのワーフェンル族を示す。

茶色の毛を持ち、ネコ科に似た姿の小柄な獣人族。主にセイルザーン砂漠や遠い北の地に住む。高い運動能力と暗闇でも見える眼をもつ。武器を持たずとも相手を殺傷できる鋭い牙と、太く頑丈な足腰を持ち統帥力に長ける。染色と機織の技術を持ち、美しい絨毯や布を売りに町へ下りることもある。

エルフ族

旧設定にのみ存在する種族。

コンセプトの一部は新設定における「ジュダ」の概念に反映されている。「旧ジュダ」と記した場合はこの種族としての概念であるエルフ族を示す。

レキ樹海の深淵を守る亜人族。尖った耳、白い肌と髪が特徴。

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