エルタスのカニ

エルタスのカニ(Eltus Crabs)は、エルタス生物に属するカニ。

数種類存在し、毛ガニのような毛をはやした種類もいる。どの種類も小型で陸生が強いことが共通する。

コルビロウス塩湖周辺でよく見られるが世界的には希少。

ゴールドリングでは神聖な生き物として扱われており、保護されている。

タリクシアン生物の不快害虫カニモドキはエルタスのカニに姿が似ていることからそう呼ばれる。

人々との関わり

ゴールドリング住民にとって、エルタスのカニは塩湖に近い地域ではとくに台所などに頻繁に現れるため馴染み深い存在。

養殖でないものの殺生は慎まれているが、捕獲に制限はなく、子供が遊びで捕まえることがよくある。ただし、意味なく殺すことは罰当たりな行為と考えられているため、子供に対する戒めとしてよく教えられる。

養殖されているものは食用として一般的。

ゴールドリングで親しまれるカニ料理は伝統料理の一つで、かつては祝日など特別な日にのみ食されていた。養殖が普及してからは年中食べられるようになっている。

カニと人の歴史は古く、陸に出現するカニは古くから南部シグの食料とされてきた。砂に埋まっているものをタリクシアン犬が発見する。

また、砂漠に生息するカニの多く集まる場所は水源があることの目印になっていた他、カニそのものも水分を有するため、砂漠での水分補給において重要な存在であった。これが神聖な生き物とされる由来と考えられている。