ネブリャン
ネウリア(Nevrean)またはネヴリャンとは、鳥~恐竜のような姿をしたエルタス人。
女性はより恐竜に近く、男性は鳥に近い姿をしている。
卵生。ヘソや乳房は存在しない。
小柄な体躯と目立った性差が特徴。
男性は色彩鮮やかな羽毛と華奢な体で芸能に向いた性質、女性は地味だが骨太で戦いに向いた性質。
妖精のような男性と、ドワーフのような女性に特徴付けられる様々な様式をもつ。
ネヴ山脈を起源とし、故郷ネヴリャンでは男性が主体である華やかな歌劇文化を古来より持ち、定番の物語と役回りや作法などをもつ。ゴールドリングへはレイン歴28以降に独特の文化様式を携えて進出、移住当初からしばらくは完全に新人種の扱いであったため長らく不平等な人種的扱いを受けてきたが、レイン歴70年頃に正式に「第三の人種」として迎えられることとなる。→都会ネウリア
ゴールドリングに流入した難民の経緯から、故郷に住むネイティブネウリアと、ゴールドリングに住む都会ネウリアとで大きな差がある。発祥地であるネヴリャンの里は外界からほぼ隔離された文化圏であるため、サーガル・アグドナ文化圏への参加の際、ネイティブネウリアと比べると全くの別文明と言えるほどの変遷を遂げる。
矢桐ゆんと冠窮太朗が代表的なキャラクター。
※このページでは現在、現行の基準で決定稿となった新設定の情報のみを記載しています。旧設定や変更前の設定等は「ビロウス 設定面の歴史」項に記載されています。
デザインに関して:※設定初期では男性の指の数は3本であるが、現在は男女共に4本に統一。
概要
男女でほぼ対極にあたる性質を持つが、それぞれ[[3]]のように噛み合い、特徴的な二面性を持った種族と言える。
伝統芸能を軸とした独特の恋愛文化を持つ。これは完全に生殖とは区別されており、社会活動の中核を成している。ゴールドリングに移住したものは他の種族の影響を受けたため、様々な形で性の文化が変化している。
恋愛は舞台上での役や物語から日常へ隔たりがなく、配役段階から意図されることも多い。男性同士の恋愛が主であるが、女性同士の恋愛をテーマとした戯曲も多い。いずれも舞台配役は男性のみによって構成される。
ゴールドリングに迎えられる過程で経験した様々な困難はその後新しいスタイルも生み出し、レイン歴80年以降はエルタスの文化はネウリア無しでは語り尽くせないほど一般的となる。
幻想的で陽気、華やかな男性に対して、女性は器用さや堅実さを生かしてエルタスの技術革新に欠かせない存在となるが、第三の人種として認められる以前は貧困などから違法行為に手を染める者が多かった。
窃盗や詐欺、都市部周辺でキャラバン隊を襲撃する盗賊団などは元々、ネヴ山脈の外植生大移動で難民となった者たちが、文化の異なるゴールドリングで適切に受け入れられず、貧困の窮状から起こった事であった。
姿や性格などがそれぞれの性別のスタンダードから逸れている個人(例外的な存在)に対する扱いは移住区の文化によって異なるが、周囲によってカバーされることも、本人の能力や努力次第で立場を得ることもある。
女性
比較的屈強な風貌と、やや受動的かつ慎重な性質を併せ持つが個体差も大きい。口が重く堅実であるが、感情や行動が分かりやすい男性と違い、それらを表沙汰にすることが少ないクローズド寄りな性質であるため、理解が無い者から見れば「得体が知れない」という印象を持たれやすい。ネヴリャンの伝統では「女性は寡黙であることが美徳とされ、特に理由もなく男性に話しかけるのは失礼にあたる」という文化があるため慣例的に無口。しかしゴールドリングの都会ネウリアの間では性別問わず社交的であることをよしとするのが主流になりつつある。
生活・文化様式において男性が主に演劇の表舞台に立つのに対し、女性は舞台裏から普段の生活、食料調達や住居整備など技術面での協力に専念することが多い。
古くよりネヴリャンの女性は故郷の山岳や断崖の難所に集落を築いてきたため、巧みな協働により非常に複雑堅固な家屋を様々な地形に建てることができる。
- 創作に関して
歌や音楽、演劇の娯楽に対しては通常「見る側」「聴く側」「楽しむ側」であり、女性ネウリアが娯楽に絡んだ創作活動を能動的に行うことは一般的ではない。
ネヴリャンの大合唱では女性も演奏に参加することもあるが、低音や打楽器による合いの手、作曲や構成がメインである。
- 男性ネウリアとの関係
女性ネウリアにとって保護するべき対象である傍ら、
男性ネウリア達の歌や演劇などの創作を楽しむことで自身も癒やされる。
これらの要素が神経質な側面のある女性ネウリアが悪の道に転じないためのストッパーになりえる。
「錆の輪」メンバーを除いては女性ネウリアが娯楽に絡んだ創作活動を能動的に行うことは基本的に無い。(喉の構造も幅広く歌うことに適していない。)
全体 | 恐竜寄り(主に[[ttps://en.wikipedia.org/wiki/ja:ドロマエオサウルス科 ラプトル]とされる物) |
---|---|
色 | 彩度の低い色、および鈍い色や濁った色。ダルカラー。 |
尻尾の先 | 控え目な飾り羽根がある。稀に単純な色分けや模様が入るが、模様等は何も無いことのほうが多い。 |
体格 | 細い体躯だが男性に比べて骨密度が高く、頑丈。特に走り回る者は下半身が筋肉質。 |
顔 | 鋭い目付きをした精悍な顔立ち。 |
背 | 平均150cmほど |
ツノ | 大きくて太く、よく目立つ。 |
牙 | 大きく、上顎の牙は口を閉じていても嘴からはみ出ることもある。 |
嘴 | 太くてがっしりしている。顎は噛み砕くことに特化しており、噛み付きの威力はエルタス人の中で最も強い。 |
脚 | 太く強い。指にはデイノニクス等にあるような大きな鉤爪があり、脅威的な武器。 |
腕 | 成人には短い羽根があるがこれは痕跡のようなもので(後述)、滑空などは全く出来ない。 |
性格 | 基本的に真面目で寡黙だが、ワイルドな気性を秘めている。口が重く、慎重で現実的な思考。 |
鳴き声 | 男性よりも低い声で、男性と違って地声で話す事が多い。喉の構造が高い声で歌ったり早口で喋るのに適していないため、歌うことは基本的に不得意。 |
役割 | 戦闘、狩り、守護などの「強さ」を活かした役割。都会においては銀行員や法関係などの「真面目さ」や「秘密厳守」と密接な仕事に適する。 |
印象 | 感情含めた個人の情報や活動を表沙汰にしないことから「何をやってるのか、何を考えてるのかわからなくて得体が知れない」という悪印象を持たれやすく、そこから不信を買いやすい。いざ悪事を起こす者がいた場合にその部分だけ取り上げられるため、「ネウリアの女は悪者」という偏見がすぐに浸透する。 |
例外的な女性
脚の鉤爪や角は稀に発達しないことがある。
本来、病弱な女性や戦闘能力の低い女性も協調により個人の力不足をカバーされるが、アウトリングの盗賊の間では屈強で狡猾なもののみが優遇されることが多い。
「錆の輪」ムーブメントに乗る者は羽根を男性のような派手な色に染め、奇抜なファッションに身を包む。
男性
愛らしく華やかな風貌と、気楽で陽気な気質を併せ持つがこちらも個人差がある。一般的に話し好きで、口や行動に関して良くも悪くも思いつきの傾向がある。容姿も言動もいつまでも若々しく、夢見がちで、大人になってもそのような幼さは強く残ることもある。このように常にオープンな姿勢であるため、総合的には目立つ存在。お茶目で愛想が良く、人とのスキンシップを好み、人と打ち解けたり気を良くさせるのが得意で、印象がよく他の種族から好感を持たれやすい。
- 創作に関して
歌や音楽、演劇の娯楽に対しては通常「作る側」「提供する側」であり、ネヴリャンでは男性ネウリア達による歌や演劇が文化の主軸になっている。大合唱においても旋律の中心を担う。男性ネウリアという存在自体が娯楽やエンターテインメントの源という説もあり、ネウリア流入後のゴールドリングにおいてはレイン歴50年頃、男性ネウリアの影響によってあらゆる娯楽が爆発的に発展した。
- 女性ネウリアとの関係
生命の安全を得る能力の高い女性ネウリアは、体が脆く容姿や言動も目立ちやすい男性ネウリアにとって防壁のようであり、男性ネウリア達はただ毎日気の赴くままに過ごすことで女性ネウリア達への癒やしになる。
全体 | 鳥類寄り |
---|---|
色 | 彩度が高くて鮮やかな色や、美しく派手な色。ビビッドカラー。まれに女性のように地味な色の羽根をした者もいる。 |
尻尾の先 | サイズや模様等にとても目立つ美しい飾り羽がある。女性のものと違い、目を引くような模様が必ず入る。クジャクの尾羽にも似ている。 |
体格 | 細い体躯で中空になった脆い骨を持つ。よく飛行するものは胸部が比較的筋肉質。 |
顔 | 穏やかな顔立ちで、鼻筋が通っている。 |
背 | 平均140cmほど |
ツノ | 小さくて薄く短く、あまり目立たない。目の上あたりに控えめに存在する。 |
牙 | 小さめで口を閉じているとまず見えない。 |
嘴 | 細く、鳥類の嘴に似る。女性ネウリアほどではないが噛む力はそこそこ強い。 |
脚 | 細く繊細で、鳥類の脚に似る。女性のような鉤爪は無い。 |
腕 | 長くて大きな翼(風切羽)があり、滑空が出来る。より小柄で軽い個体の場合は飛行も可能。 |
性格 | 基本的に愛想良くお茶目だが、おしゃべりで夢見がち。馬鹿ではないが口が軽く、軽率で軽薄な傾向。 |
鳴き声 | 歌を習う者は甲高くて綺麗な鳴き声やとても高い裏声を出して囀る。そうじゃない者でも、地声は比較的高め。 |
役割 | 歌手、踊り子などの「美」を活かした役割。都会においては音楽家や芸人などの「娯楽」や、広告屋などの「情報伝達」と密接な仕事に適する。 |
印象 | 容姿が美麗なだけでなく、口達者でノリが軽いため「見た目も可愛いし、一緒にいるとそれだけで楽しい」といったような好印象を幅広く受ける。表面だけで判断する者からは無条件に良い待遇で扱われる節がある。 |
例外的な男性
女性のように地味な色の男性や美しくない男性は、男性ネウリアとしては劣っている/醜い男性という扱いを受ける。そのような男性はそっと暮らしているが、ネヴリャンの里では歌さえ出来れば劣った外見も個性として認められる。醜い容姿の己を悲観する悲哀の歌なども存在し、そういったものも一定の人気がある。都会では全く環境が異なるためそのようにはいかないが、「錆の輪」ムーブメントが発生してからは、そのままでは行き場の無い男性ネウリア達の多くも錆の輪メンバーとして関わることで立場と活動を得ると思われる。
また都会において風俗のために男性器を体外に出すための肉体改造をする者や、アウトリングでの文化に準じ女性のように振る舞う者などもスタンダードな男性ネウリア像から見れば例外にあたる。
生殖器
排泄と産卵が行われる総排出腔を有する。
同時に男性は陰茎と呼べる男性器を有するが、収納式で通常は体外に出さず、地球における現生鳥類の様式とほぼ同様の交配を行う。睾丸も鳥類同様、体外に露出していない。
これらの形態からネウリアは象徴的には「ペニスを持たない(必要としない)種族」と言うことも出来、その具体例としてネイティブの者など伝統的なネウリア文化では性的な行為を娯楽として行わず、また恋愛にも性的快楽を目的とした感情を含まないというのがある。
男性器を体外に出す(出せるようにする)ことは肉体改造にあたり、都会の一部の者などが他種族からの性的需要に応えるための目的で行う。
数カ月~半年ごとに起こる産卵で、受精卵の可能性があれば抱卵する。卵は一度に一つ産まれ7~8カ月で孵化する。成人儀礼までは主に女性が世話をする。
共通する特徴
男性女性とも胸の中央からはサーガルと同様の胸骨(竜骨突起)が飛びてているが、サーガルのものよりも低め。
他のエルタス人に比べると小柄だが高い知能と器用な手先を持つ。
精密機械の組み立てなどは得意だが、反復作業に弱く同じモノをいくつも作るのは苦手。
加齢すると嘴やツノが欠けたり、全身に白髪のように白い羽根が混じる。
肥満すると腹よりも胸に肉が付き、鳩胸のような状態になる。
食性
ほぼ肉食性であるが種や木の実などは食べる。
主に採集に頼っており、主食は豆類に似たものを食べる。
女性は特に動物食を必要とし、昆虫やネズミ~鳥に似た小動物も食べる。たまに鹿ほどのサイズの獲物も獲る。
男性は果実および芋虫様の幼虫などやわらかい食べ物を好むが、必要な栄養素を除いて食性に大きな違いは無い。
声
女性は低めで、男性は高めの声ではあるが、どちらの性別でも共通して通る声をしている。
口語で話す分には高さ以外にそこまで大きな違いは無い。地声は大体ソプラノ~テノール。
ただし前述したように、女性が高い声で歌うことは不得意。
女性も男性も口喧嘩のときはぎゃあぎゃあとかなりうるさくなる。
ネウリアと音楽
音楽文化はネウリアから切り離す事ができない程重要なものであり、非常に古い時代より代々受け継がれている。
都市部においても多くの作曲家・作詞家がネウリアから輩出されている。
ネイティブネウリアと都会ネウリアの民族性の違いと同様に、ネウリア音楽も現地と都市部で大きな違いがある。
大まかな違い:
ネヴリャンのネウリア音楽…男性ネウリア達による肉声と、アナログな楽器での演奏がメイン。歌詞や楽譜が存在しない。
都会のネウリア音楽…電子楽器による電子音楽がメインで、ネヴリャンと違い歌詞や楽譜が存在する。
ネヴリャンのネウリア音楽には「ビロウスの秘密」が何らかの意味で隠されているらしく、女性ネウリア達にはそれを決して外に漏らしてはならないことが本能的な意識の中に組み込まれており、これが女性ネウリアの「口が堅く、秘密を守る」という気質に起因する。
都会のネウリア音楽は基本的に電子音楽の形になり、それには男性ネウリアの本質が関係しているらしい。
子供
思春期前
産まれたばかりの頃は女性も男性も灰色でふわふわの姿をしている。これは全エルタス人に共通する特徴。
人間で言う2歳頃を過ぎると完全に生え変わり、徐々に本来の色になってくる。
2歳過ぎ~思春期までの子供のネウリアは薄めの茶色などが多い。
この段階から色のある差し羽根が存在することもある。(男性の場合、将来そこを中心に色や模様が入ったりしていく)
思春期(人間で言う11~12)までは外見面でも内面でも性差があまり無い。
空を飛ぶための翼も思春期前までは男女ともに存在する。
性差が殆ど無いネウリアの子供達は、性別問わず飛行をする遊びを好む。
女性の足指は生まれつき男性と少し違うが、性徴が出る以前ではパッと見はあまり区別がつかない。
思春期後
思春期を過ぎると性徴が現れ始め、完全に性差が出てくる。
それまでは同じような色と体格だったのが、女性はくすんだ色、男性は鮮やかな色の羽が生えてくる。
思春期頃は一時的に男性のほうが背が高くなったりすることもあるが、ある程度成長が進むと女性のほうが高くなる。
女性の足の鉤爪は少しずつ発達していくが、思春期に一気に伸びる。
※ただし女性でもあまり鉤爪が発達しない場合もあり、個人差が大きい。
ある時期から女性は翼が生え変わらなくなり、体が重くなって飛べなくなるため切り落とす。
放置していても自然に抜け落ちるが、ネヴリャンでは成人の儀式に似た感覚で切る儀式がある。
つまり風切羽が無い女性は成人している証拠である。
女性は翼を失い飛べなくなる頃を境として「大人の女性ネウリア」として切り替わっていき、過酷な現実で生きていくことに対面していく。
男性は翼がずっと残るため、基本的に子供の頃とあまり変わらない。ネヴリャンではここに歌や演劇のレッスンが入るため、歌や演技はどんどん上手くなる。
成人に近付くほど男性は骨密度が下がって体が脆くなる。女性はその逆で、このことからかなり体重に差が出る。
この理由により、必要な栄養が性別毎に異なる。
文化や生活
故郷であるネヴリャンの里に生きるネイティブネウリアと、ゴールドリングなどの都市部に進出して根付いた都会ネウリアとでは、それぞれ全く異なる文化と民族性がある。(詳しくは各該当記事で)
また「ネヴリャン」と「ネウリア」という二つの呼称はそれぞれ同一のものを示すが、「ネウリア」という呼び名は主に都会で使われており、より現地訛りに近い言い方だと「ネヴリャン」の発音になる。
子育てと育児
形態面では男性も女性も子育てに参加するが、
力が強く生命力の高い女性のほうが真面目で積極的である。男性はどちらかと言うと遊んでいることが多い。
哺乳類のような乳房は存在しないため、赤ん坊に与える食べ物に関しては、
ネヴリャンの里のネイティブネウリアであれば一旦消化して吐き戻した嘔吐物を与えるが、
南部のゴールドリングなど都心に住む都会ネウリアであれば市販のベビーフードを与える。
しかし、ベビーフードを買えない程の貧困層の場合だと都市部の者でも嘔吐物を与えるようである。
戦闘スタイル
形態面から、狩りや戦闘は女性がメインに行う。
武器を手にするのも通常女性。ネウリア族の文化では、武器は基本的に女性が扱うものとされている。
主な武器
弓、自動弓、吹き矢、ナイフ、小剣、サーベル、小銃、パチンコ、バックラー。
基本形となる武器は弓である。飛び道具を使った遠距離戦を得意とする。近距離戦は苦手。
都会の者であれば比較的軽い銃器も使う。
軽めの飛び道具やナイフが基本。大弓はよほど体格の大きな女性でなければ扱えない。
素手の場合(※女性限定)
鉤爪による蹴り、飛び掛りと引っ掻き、噛み付き。
全体的に深い切傷と失血によるダメージを負わせる。至近距離でしか戦えない。斬撃属性。
女性の顎はペンチのように強く、噛み付きの威力はサーガルよりも高いとされる。
戦闘能力と戦闘技法
身軽ですばしっこく、軽い体を生かした高いジャンプ力や、小柄であるため狭い場所に入り込めることも武器。
一つ一つの動作は機敏であり小回りは効くが、走り出した時の最高速度はサーガルに劣る。アグドナよりは速い。
ジャンプ力は身軽ゆえの高さはあるが、単純な脚力によるジャンプ力はサーガルのほうが高い。
持久力や耐久力はエルタス人の中で最も低く、大怪我をした場合の生存率も最も低い。
女性は男性よりは頑丈ではあるが、体格上他の種族ほど頑丈ではないため、
原生生物との戦いは飛び道具を使った遠隔が基本になる。
あまりに巨大な生物と戦う時は原則、殺すのではなく追い払う形になる。
巨大な原生生物相手との接近・中距離では女性であれどまず太刀打ちできない。
そこそこの大きさの生物や、少し大きい程度のエルタス人相手であれば、至近距離では有利に戦える。
※ただしネヴリャン地方は立地のおかげもありサーガル達の地ほど原生生物の危険に晒されてはおらず、生物の素材にもそれほど強く依存していない。
更に他種族の住む地とも離れているため、他種族との戦いが起こることも滅多に無い。
仮に他種族との戦いとなり、やむを得ず肉弾戦をする場合は、
小回りを利かせての闇討ちや、相手の懐に先に飛び込み、噛み付きやナイフ、足の鉤爪など小さな得物での急所を狙う戦法をとる。
ナイフによる切り付けと噛み付きと鉤爪による蹴りは盗賊女性ネウリア達の十八番である。
総合してネウリアの女性は衝撃による威力はほとんど無いが、
弓の精度と、刃物による裂傷と失血のダメージがメインである、と言える。
男性が戦う場合
男性は素手だと女性と違って非力である。
しかし男性ならばある程度の飛行が可能なため、有利な位置を取ったり、敵の同行を確認したり、先に逃げたりする事が出来る。
一応、女性までとはいかなくともクチバシはそれなりに強いため、咬みついて攻撃することもある。
そして悲鳴もある意味では武器である。遠くまで良く聞こえるため、仲間がいればすぐに駆け付ける。
ネヴリャンでは原生生物に立ち向かう際には男性も女性も協力する。
都市部においては用心棒や商売人のネウリアには男性も時々いるが、後方援護がメインである。
武器に関しては男性も弓なら扱うことができ、射撃精度は女性と同じくらいである。
ネイティブネウリア(ネヴリャン)
ネヴリャンにて記述
都会ネウリア
都会ネウリアにて記述
アウトリング
アウトリングにて記述
その他
ネウリアが主に存在する地は基本的に西部のネヴリャンと南部のゴールドリングで、北部や東部には元々いないため見かけることはまずない。
シーグ王国にもネウリアは存在するが、それは主に東部に働きに来ていた者や商人の捕虜くらいであるため非常に少数。
特にネヴリャン出身の者はいたとしても西部侵攻時の略奪民(少数、ほぼ男性)のみで、元々場所が離れすぎていることと、言語が全く異なる理由から、自発的にネヴリャンからシーグにやってきた者はまずいない。
シーグ王国にいるサーガル以外の種族は略奪労働者が殆どで、実質戦闘員はサーガルに限られる。(もしネウリアが戦闘員に含まれていたらゴールドリング侵略は成功していた)
男性ネヴリャンの情報伝達能力は、時折風評やデマとして暴走することがある。
「ネウリアの女は口が悪い」というイメージがあるが実際に軽口を叩く頻度が多いのはどちらかというと男性のほうで、女性は本来あまり軽口を叩かない。
余談
名前の由来は「Raven」のアナグラム。
最も最初に新ネウリアとして発表されたキャラは矢桐ゆんであり、更にその当時は全体的に恐竜よりも鳥に近い姿をしていたためとも思われる。
モチーフはデザインにおける生物要素としては鳥類と羽毛恐竜ではあるが、全体図や風貌としては「妖精(ドワーフやホビット)」と、「宇宙人」という要素もある。特に、羽毛が全てなくなった際は極めて宇宙人めいた風貌をしている。
概念的な要素としては「人形」や「二次元(主にアバターなどの『架空の肉体』を示す)」もあり、これらは特に男性ネウリアの性質に顕著。
ギャラリー
※ファン創作キャラを含みます。
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