Difference between revisions of "原住民ネブリャン"

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[[File:Northwest.png|thumb|北西の祭り。西方[[サーガル]]とネヴリャンのネイティブネウリア達。]]
 
ネヴリャン(ネブリャン)またはネヴリャンの里([[Nevrea land]])とは、[[惑星タル]]西部に存在する地名。[[ネウリア]]の故郷であり発祥地。<br />
[[File:Northwest.png|thumb|350px|北西部、ベトラ地方での祭り。[[西方サーガル]]と、原住民ネブリャンでは唯一他の種族との同盟を持っていたベトラネブリャン達。]]
そこから転じて、[[ネウリア]]という種族自体の別名。より現地訛りの呼び方。<br />
 
<br />
'''原住民ネブリャン'''(英語: [[Native_Nevreans|Native Nevreans]])とは、[[惑星タル|タル]]西部、[[ネブリャン|ネブリャン]]族の発祥地である[[ネブリャ|ネブリャ]]地方(ネブ山脈~[[ベトラ|ベトラ]]の一部)を出身とし、それ以外の地域の文化と混じっていないネブリャンを指す。
大部分をネヴ山脈が占め、'''北西の[[サーガル#西方サーガル|西方サーガル]]がいる地域を除き、[[エルタス人]]ではネウリアだけが住む。'''<br />
 
都市化されておらず、この地に住むネウリア達は男性同士の恋愛文化や、それに絡んだ女性ネウリアの厳格な掟といった、他の[[エルタス人]]とは大きく異なる独特のユニークな文化を持つ。<br />
この記事では、[[ネブリャ|ネブリャ]]地方に住まう原住民ネブリャンの伝統、ネブリャン族の本来の文化形態について述べる。
<br />
 
北西の一部はかつて[[サーガル#西方サーガル|西方サーガル]]達と親縁があったが、[[ビロウス正史|レイン歴28年]]の[[シーグ軍]]西部侵攻によりその関係は壊滅・断絶する。<br />
ネブリャ地方は都市化されておらず、他の地域とは大きく異なる独特の部族的な文化形態を持つ。
<br />
 
=='''ネイティブネウリアの文化'''==
ベトラ地方の文化は[[正史年表|レイン歴33年]][[シーグ軍|シーグ軍]]西部侵攻により壊滅するため、現在ではネブ山脈の集落だけが原住民ネブリャンの文化を保ち続けている地域となっている。
[[File:Nevreans.jpg|thumb|ネヴリャンのネウリア達]]
 
'''「弓矢」'''と、独特な'''「歌と踊り」'''の文化を用い、小動物の狩りや豆などの採集を行って暮らす。男女協力しあい、時として巨大な[[原生生物]]の脅威を退けることもある。<br />
== '''文化''' ==
独自の言語があり、ここにいるネウリアは[[惑星タル]]における公用語をほとんど使えない。言葉は詩や音楽を基調としたもので、アイヌやアボリジニのような口承文芸。<br />
 
文字も存在せず、情報の全てを口頭で伝える。羽の色の組み合わせや、踊りのパターンなどが意味を持つことはある。<br />
美しい男性達が主体となり、男性同士の恋愛をテーマとした戯曲を奏でる華やかな歌劇文化や、伝統芸能を軸とした非常に独特の恋愛様式古来より持ち、定番の物語と役回りや作法などを持つ。
'''歌と音楽が中心の文化ではあるが、歌詞や楽譜は存在しない。'''<br />
 
<br />
恋愛は舞台上での役や物語から日常へ隔たりがなく、配役段階から意図されることも多い。男性同士の恋愛が主であるが女性同士の恋愛をテーマとした戯曲も多い。いずれも舞台配役は男性のみによって構成される。
[[都会ネウリア]]と違い、'''性的な行為を娯楽として扱うようなことは一切行わない。'''<br />
 
性行為は純粋に生殖と出産の目的のためだけに行われる。<br />
男女共に行うものとしては弓矢の文化があり、特に女性にとって重要な意味合いを持つ。
[[ネウリア#男性の生殖器|ネウリアの男性の性器の仕組み]]から、ペニスを生殖行為に使うこともない。(ペニスは生物的には存在するが、外に露出しない)<br />
 
男性達による歌や演劇の中にはやや官能的なものも存在するが、あくまで歌等の表現の中でのみに納まる。<br />
言語であるネブリャ語は詩や音楽を基調とし、文字が存在しないため情報の全てを口頭、羽根の色の組み合わせ、踊りのパターンなどで伝える口承文芸である。このような事情から、歌と音楽が中心の文化ではあるが歌詞や楽譜は存在しない。
<br />
 
==='''社会'''===
恋愛と生殖が全く異なる役割として分けられているため、性文化に関しては[[都会ネブリャン|都会のネブリャン]]や他の[[エルタス人|エルタス人]]とは感性が大きく異なり、厳密な生殖目的以外での性的行為を一切行わない。男性達による歌や演劇の中にはやや官能的な内容も存在するが、あくまで表現の中でのみに納まる。
つがい関係だけでなく、社会全体で女性が男性を非常に大切にする。<br />
 
男性が自由に空を飛び翼をきらめかせることのできる社会が美徳であり、望ましい社会とされる。<br />
== '''社会''' ==
特に美しい男性は「[[ジュダ]]」と呼ばれ、ジュダの男性は'''生涯結婚せず'''、民族全体の庇護の対象となる。<br />
 
美しいネウリアの男性は、死んでも魂は不滅で、輝きと共に蘇ると言われている。<br />
つがい関係だけでなく、社会全体で女性が男性を非常に大切にする。男性が自由に空を飛び翼をきらめかせることのできる社会が美徳であり、望ましい社会とされる。生活・文化様式において男性が主に演劇の表舞台に立つのに対し、女性は舞台裏から普段の生活のための技術面での協力に専念することが多い。
<br />
 
==='''女性'''===
また「[[ジュダ|ジュダ]]」の概念が存在するが[[ゴールドリング|ゴールドリング]]における扱いとは役割や意味が異なる。(後述)
[[File:Kana.png|thumb|ネヴリャンの女性ネウリア。年齢は12歳程で、成人済み。]]
 
ネヴリャンの女性ネウリア達の間にはお互いの夫に対する尊重があり、これが女性同士が同じ価値観で共感しそこから強く協力し合う事の原理になっている。<br />
美しいネブリャンの男性は死んでも魂は不滅で、輝きと共に蘇ると言われている。
「お互い夫を一番大切にしている」という尊重で、口に出して共有したりはしないが、言わずとも分かっている暗黙の了解のようなもの。<br />
 
<br />
== '''女性''' ==
'''女性には自由恋愛が許されていない。'''具体的には女性の方から男性に愛の言葉を投げてはいけないとされている。(※暫定、変更の可能性あり)<br />
 
その代わり'''女性は男性ネウリア達による男性同士の恋愛模様を眺めたり、及びそれが内容として含まれている演劇を見て楽しむ。(後述)'''<br />
[[File:Kana.png|thumb|200px|ネブ山脈の女性ネブリャン。年齢は12歳程で、成人済み。]]
これは自由恋愛が出来ない女性が、自由恋愛を率先して行う男性達に自己投影し、自分の代わりに恋愛を楽しんでもらうという仕組みが原理にある。<br />
 
そして結婚をすることで投影対象となる男性と完全に同一化し、「恋愛の本当の美しさを知っている一人前の女性」として認められるようになる。<br />
自分と夫の食事や危険などの生命管理、採集や狩猟や家畜の共有などの食料調達、生殖及び卵や子供の世話、危険生物からの防衛、男性達の芸能活動が途切れないように守ること等の現実的でシリアスな役割が当てられる。
女性が伴侶に選ばれた男性と結婚し同一化するということは、「その男性の個性を認め、生涯応援する」というものでもあり、「夫=その妻の女性のパーソナルな個性」と言っても過言ではない。<br />
 
<br />
生活のための技術面に秀でており、古くより山岳や断崖の難所に集落を築いてきたため、巧みな協働により非常に複雑堅固な家屋を様々な地形に建てることができる。
成人の儀式で風切羽(翼)を切り落とし、その羽根で矢を作る。<br />
 
この矢はその女性にとって生涯特別なものになる。<br />
「女性は寡黙であることが美徳とされ、特に理由もなく男性に話しかけるのは失礼にあたる」という文化があるため慣例的に無口。既婚の女性間には「お互い夫を一番大切にしている」という暗黙の了解の尊重があり、女性同士が同じ価値観で共感しそこから強く協力し合う事の原理になっている。
<br />
 
通る声で多く喋るのはみっともない/狙われやすいと考えているため、慣習的に無口。<br />
基本的に娯楽に関した自由がほとんど存在せず、特に自由恋愛が許されていない。(具体的には女性の方から男性に愛の言葉を投げてはいけないとされている等)その代わり女性は日々の生活や演劇の中で見られる男性同士の恋愛模様を眺めて楽しむ。
会話においては女性の発言は相槌や返答のほうが多く、例え挨拶であっても話しかけられないと口を開かない。<br />
 
女性から用もないのに話しかけるのは失礼にあたる。<br />
自由な男性達に自己投影することによって代理的な楽しみを得るという仕組みが原理にある。更に結婚することによって初めて一人前の文化構成員と認められ、既婚の女性は自分の半身となる夫を中心に感情移入し、歌劇を楽しむようになる。女性が結婚することは「その男性の個性を認め、生涯応援すること」とも言え、「夫=その妻の女性のパーソナルな個性」と言っても過言ではない。
<br />
 
==='''男性'''===
成人の儀式で風切羽(翼)を切り落とし、その羽根で矢を作る。この矢はその女性にとって生涯特別なものになる。
[[File:Nevreamale.png|thumb|ネヴリャンの男性ネウリア、祭の時の衣装(※暫定設定、後に変更の可能性あり)]]
 
ネヴリャンでは'''男性ネウリア同士の同性愛が文化として推奨されている'''ため、<br />
歌や音楽、演劇の娯楽に対しては徹底して観劇する側であり、演劇には参加しない。大合唱では演奏に参加することもあるが、低音や打楽器による合いの手、作曲や構成がメインである。
随所で男性同士の愛を語りあったり、愛の歌を歌い合っている様子が見られる。<br />
 
ただしこの同性恋愛は'''性的欲求とは全く別物であるため、性的な行為は伴わない。'''(後述)<br />
== '''男性''' ==
そして女性との結婚とも全く別枠のものであるため、既婚の男性であっても公然と男性同士の恋愛を引き続き行い、更に妻である女性もその様子を眺めて楽しむ。<br />
 
既婚の男性同士が愛の歌を歌い合っている様子を、その妻の女性達が見て楽しんでいるという光景も普遍的に存在する。<br />
[[File:Nevreamale.png|thumb|200px|ネブ山脈の男性ネブリャン、祭の時の衣装(※暫定設定、後に変更の可能性あり)]]
<br />
 
女性ネウリアから投影を受けて恋愛や遊びを行う男性ネウリアというのは、女性ネウリアにとっての「アバター」のような存在で、結婚することによって女性からの投影が完成する。<br />
演劇、歌、遊ぶこと、恋愛することなどの幻想的で華やかな役割が当てられる。
[[ジュダ]]の男性は生涯結婚を決して行わないが、これは生涯未婚であることによって全ての人が自己を投影出来る存在であるためである。<br />
 
<br />
次々に新しい愛の言葉や踊りを生み出し、回転させ、役目に没頭することが健康的なネブリャン社会のために重要であり、舞台で役に入り演じ続けることが機能的な伝統となっている。
男性同性愛は演劇や歌の内容とも密接で、多くが男性ネウリア同士によるロマンスを表現したものである。<br />
 
<br />
ネブリャの地内に絶えず男性達の美しい歌声や話し声を響かせるため、必ず歌を習い、常にとても高い裏声での歌唱や会話を楽しむ。特に会話のやり取りはやや一方的なほど積極的で、相手側のレスポンスを待たず「乗る」事を求める。
大人になるに向けて必ず歌を習うため、常にとても高い裏声で歌ったり話したりする。<br />
 
男性達の会話のやり取りは相手側のレスポンスを待たず「乗る」事を求められるような文化であるため、やや一方的とも言える。<br />
男性全体が娯楽そのもののようであり、日々気ままに遊び歌い非現実的な世界を作り出すことで対照的な役割を持つ女性達への精神的な癒しを齎す。特に男性同士の恋愛は伝統芸能において演じる役割と普段の生活に隔たりが無いため、演劇の外でも男性同士で愛の歌を歌いあう様子などが随所で見られる。
<br />
 
<br />
女性との結婚と男性同士の恋愛は明確に別枠であるため、既婚の男性であっても公然と男性同士の恋愛を引き続き行い、妻の女性もその様子を眺めて楽しむ。
==='''子供と教育'''===
 
まだ男女共に風切羽がある時期の子供たちは空を飛ぶ遊びを好む。<br />
女性から投影を受けて恋愛や遊びを行う男性は女性にとってのアバターのような存在で、結婚することによって女性からの投影が完成する。生涯未婚であることが定められている[[ジュダ|ジュダ]]は除き、既婚の男性は歌劇において重い意味のある役割が与えられる。
<br />
 
女の子はやがて翼を失い飛べなくなることを学習し、武器の使い方を教わるようになる。<br />
== '''子供''' ==
男の子は歌や踊りを習う代わりに、武器を振り回したりしてはいけないことを教わる。<br />
 
ただし弓矢と音楽はネウリア全体の伝統文化であるため性別問わずどちらも習う。<br />
まだ男女共に風切羽がある時期の子供たちは空を飛ぶ遊びを好み、行動仕草に性差が無い。([[ネブリャン#子供|ネブリャンの成長の仕組み]]の項も参照)
<br />
 
==='''民族衣装'''===
女の子はやがて翼を失い飛べなくなることを学習し、武器の使い方や生活の為の技術等を教わるようになる。
まだ多くは未設定ではあるが、民族的な独特の衣類がある。<br />
 
男性の民族衣装については普段は質素な布一枚ということのほうが多く、派手な衣装は祭りの時にしか着用されない。<br />
男の子は歌や踊りを習う代わりに、武器を振り回したりしてはいけないことを教わる。
<br />
 
==='''特有の恋愛文化と生殖の役割'''===
弓矢と楽器の扱いは共通の伝統文化として男女共にどちらも習う。
人間の文化とは違い、「恋愛」と「生殖」が別物と考えられており、社会的な機能として切り離されている。<br />
 
一般的には'''「恋愛」は男性の役割'''、'''「生殖」は女性の役割'''とされている。<br /><br />
== '''演劇''' ==
男性に対して美しいと思う気持ちが普遍的なものとされていることから、男性同士の恋愛が推奨されている。<br />
 
男性同士の恋愛は歌劇と非常に密接で、人目に触れることが前提のものであり、'''性行為は伴わない。'''生殖を前提とした関係とは異なっている。<br />
社会活動の中核となる文化の一つ。舞台配役はどのような役も全て男性のみによって演じられ、女性は登場しない。恋愛を基本テーマとした様々な種類がある。概ね短い章仕立てのストーリーを連続させたものが主流であり、少しずつ変化しながら歌い継がれている。全体の雰囲気としてはインドのミュージカル映画に似ている。
'''性行為(生殖行為)は女性の役割で、つがいとなった男女のみが人目につかないところで行う。'''<br />
 
女性には'''自由恋愛が許されていない'''が、歌や演劇の内容に男性同士の恋愛を表現したものが伝統的に存在し、恋愛をしないかわりにそれを見て楽しむという文化がある。<br />
恋愛感情が性行為に結びつかない文化の関係から、多種多様の精神的でプラトニックな愛を謳った内容が演じられる。恋人役を演じる主役の二者には支配関係が無く、星と月や、太陽と海といった美しく対等である二つのものとして表現される。物語には非常に表現豊かなバリエーションがあり、「宇宙の彼方に住む海の神と星の神が悲しい恋をし、雨が降った」等というものもある。
<br />
 
恋愛、生殖ともに「役割」と密接であり、特に女性はつがいを持って一人前の文化構成員と認められるようになり、既婚の女性は自分の半身となる夫を中心に感情移入し、歌劇を楽しむようになる。<br />
劇中の役割は重要で、時期ごとに催される大掛かりな楽曲における役回りなどには相応の立場が求められる。
また、一般的に歌劇において重い意味のある役割が与えられる男性の多くは既婚である(ジュダを除く)。<br />
 
<br />
演技者の男性達に対し観衆側である女性達にとっては欠かせない娯楽であり、女性達が常に精神を健康に保ち日々の仕事を持続させるための重要な要因になる。
女性同士の恋愛は一応存在はするがやや抵抗があるなど、男性同士の恋愛が非常にポジティブな感情同士によるものであるのに対し女性同士には憎しみに近いものなどネガティブ寄りの感情が付きまとう傾向があるため、男性同士の恋愛と同じ扱いはされない。(暫定)<br />
 
その他詳細な文明は現在執筆/思案中。<br />
== '''音楽''' ==
<br />
 
==='''宗教と刑法'''===
非常に古い時代より代々受け継がれており、演劇と並ぶ主な娯楽と文化の一つ。
宗教に関しては象徴としての[[ジュダ]]の男性と、族長的な優れた女戦士が信仰の輪の中心になっている。<br />
 
<br />
文字を書くという文化が存在しないため歌詞と楽譜が存在せず、ほぼ全てが即興音楽であると言える。
刑法については生活習慣の中に取り入れられており、伝統的な生活や文化から外れた者達は大抵不法者と見なされる。<br />
 
立地的に離れているため、[[ゴールドリング]]等の都市やそこに住む者達についてはほとんど知らないが、<br />
男性が歌・高音楽器・メロディ・旋律の中心になり、女性が低音や打楽器でリズムをコントロールし、男女共に伝統的な役割が設けられている。
盗賊団(後述)とは近い場所にあるため、忌避している。<br />
 
<br />
女性の喉が高い声で歌うことに適していないことから、ソプラノが足りない時にはフルートのような楽器を足して代用する。
==='''音楽'''===
 
[[File:1334064798.rakakuza_5259450_400-1297703952.jpg|thumb|ネイティブネウリア達。楽器を奏でる女性と踊りを舞う男性]]
== '''恋愛と生殖''' ==
非常に古い時代より代々受け継がれており、演劇と並んでネヴリャンにおける主な娯楽と文化の一つ。<br />
 
ネヴリャンのネウリア音楽にはビロウスにおける何らかの意味が隠されていると言われる。<br />
ネブリャン特有の文化として、「恋愛」と「生殖」が明確に別物として分けられており、社会的な機能として切り離されている。
ただし文字を書くという文化は存在しないため、'''歌詞と楽譜は存在しない。'''<br />
 
<br />
基本は'''「恋愛」は男性の役割'''、'''「生殖」は女性の役割'''とされ、この二つは混同されない。
合唱や演奏を行う際には、男性が歌や高音楽器・メロディ・旋律の中心になり、女性が低音や打楽器でリズムをコントロールするという、男性にとっても女性にとっても伝統的な役割がある。<br />
 
楽器は練習すれば誰でも出来るが、元々女性の喉はあまり高い声で歌うことに適していないため、女性は嘴を打ち鳴らして打楽器にしたりする。<br />
恋愛とは精神的表現の手段であり幻想に接したものであること、性行為は生殖(命を繋ぐ行為)の手段であり現実に接したことであるという前提、また男性には幻想に携わる役割、女性には現実に携わる役割が種族的に定められているため。更には元来ネブリャン同士の性行為には快楽が発生しないため、そもそも性行為を娯楽として扱う考えを持たない。([[ネブリャン#生殖器|ネブリャンの生殖の仕組み]]の項も参照。)
ソプラノが足りない時にはフルートのような楽器を足して代用する。<br />
 
<br />
男性同士の恋愛は人目に触れることが前提のものであり演劇の内容や日頃の生活などで頻繁に目にできるが、ここから性行為に発展することはない。
歌劇についてはさまざまな種類があるが、概ね短い章仕立てのストーリーを連続させたものが主流であり、少しずつ変化しながら歌い継がれている。<br />
 
<br />
性行為及び生殖は女性が有する役割で、つがいとなった男女だけが生殖時期にのみ人目につかないところで行う。
劇中の役割は重要で、時期ごとに催される大掛かりな楽曲における役回りなどには、相応の立場が求められる。<br />
 
<br />
恋愛に絡んだ行為や文化全般が男性同士のものが前提とはなっているが、女性同士の恋愛も少なからず存在はする。男女同士の強い絆や協力関係はあるものの、男女間の恋愛は実は表立って扱われない。(暫定)
==='''シーグ軍襲撃の影響'''===
 
ビロウス史実における[[レイン将軍(サーガル)|レイン将軍]]率いる[[シーグ軍]]の襲撃の影響に関しては、レイン将軍は[[サーガル]]にしか関心がなかったため、<br />
子供を産むこと、抱卵など生殖に携わることは女性とって非常にシリアスで重要な事柄であり、グループにおいてはつがいを失った女性が抱卵を手伝う。つがいしかいない場合は男性も手伝う。
多少の小競り合いがあったもののネヴ山脈にまでは攻め込まれず、ほぼノータッチだったようだ。<br />
 
しかしその襲撃により交流の深かった西方サーガルの大部分が死滅し、それまであったサーガル達との交流は完全に断絶することになる。<br />
== '''食生活''' ==
またネヴ山脈の大部分は無事ではあったが、ネウリアにも多少の難民が発生する。それが西方サーガルの生き残りと共に[[ゴールドリング]]に避難・流入したものが後の[[都会ネウリア]]になる。<br />
 
<br />
主に採集に頼っており、豆や実などを主食として集める。[[サーガル|サーガル]]ほど生物素材には頼ってはいないが、女性達による小動物の狩猟も食物調達の一環にある。時として鹿ほどのサイズの獲物も捕らえる。家畜の飼育もある。食料の調達・維持・管理などはいずれも女性によって保たれる。
==='''ネヴリャンの未来'''===
 
外国との交流や貿易などを一切行わず、ネヴリャンだけで完結した生活を永遠と繰り返す。その後も一切発展や変貌を遂げることなく、惑星タルと運命を共にする。<br />
== '''民族衣装''' ==
<br />
 
=='''ページ一覧'''==
民族的な独特の衣類がある。男性の民族衣装については普段は質素な布一枚ということのほうが多く、派手な衣装は祭りの時にしか着用されない。
[[File:794208803405717028.png|thumb|ご案内]]
 
[[ビロウス|ビロウスとは]]<br />
== '''宗教と刑法''' ==
[[ビロウスの二次創作や利用に関する規約]]<br />
 
[[ビロウス公式スタッフ連絡先]]<br />
宗教に関しては象徴としての[[ジュダ|ジュダ]]の男性と、族長的な優れた女戦士が信仰の輪の中心になっている。
<br />
 
[[:Category:ビロウス生物|ビロウス生物]]<br />
刑法に関しては生活習慣の中に取り入れられており、伝統的な生活や文化から外れた者達は大抵不法者と見なされる。立地的に離れているため、[[ゴールドリング|ゴールドリング]]等の都市やそこに住む者達についてはほとんど知らないが、[[アウトリング|正当な文化や暮らしからあぶれた者達]]とは近い場所にあるため、忌避している。
[[:Category:ビロウス公式キャラクター|ビロウス公式キャラクター]]<br />
 
[[:Category:ビロウスの食物と料理|ビロウスの食物と料理]]<br />
=== '''ジュダ''' ===
[[:Category:ビロウスの地理と文化|ビロウスの地理と文化]]<br />
 
[[ビロウスの世界設定]]<br />
特に美しい男性が「[[ジュダ|ジュダ]]」の扱いになり、ジュダの男性は生涯結婚せず、民族全体の庇護の対象となる。
[[ビロウス正史]]<br />
 
[[ビロウス公式作品集]]<br />
男性に対し自己投影することで全性別の平穏を得る文化のあるネブリャにおいて、ジュダが生涯未婚であることによって全ての人から投影が出来る存在であるため。
[[ビロウスグッズ]]<br />
 
<br />
== '''ネブ山脈ネブリャン''' ==
[http://ja.vilousfandom.wikia.com/wiki/%E3%83%93%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E5%89%B5%E4%BD%9C_Wiki ビロウスファン創作wiki]
 
[[Category:ネウリア]]
惑星タル西部に広がるネブ山脈上に集落を構えて暮らすネブリャン達。
[[Category:新設定]]
 
[[Category:ビロウスの地理と文化]]
険しい山脈地帯が占める足場の関係上から、古くからネブリャンだけで完結した生活を行い、伝統文化を永久に保ち続けている。
[[Category:地名]]
 
他の種族に対してあまり友好的ではなく、至って閉鎖的で排他的であると言える。
 
戦中は[[シーグ|シーグ軍]]による西方侵攻の影響を少なからず受けるが、[[レイン・シルヴェス|レイン将軍]][[サーガル|サーガル]]にしか関心がなかった等の理由から、ネブリャンしか存在しないネブ山脈に向けては多少の小競り合いがあったもののそこまで攻め込まれず、ネブ山脈方面の集落はほぼノータッチで済んだ。
 
外国との交流や貿易などを一切行わず、戦後も文化発展や変貌を遂げることなく、惑星タルと運命を共にする。
 
== '''ベトラネブリャン''' ==
 
惑星タル北西部、ネブ山脈からはやや外れ、ベトラの森と混じる地域に住むネブリャン達。
 
ネブ山脈に住むネブリャン達とは違い、他の人々に対して比較的開いた性格をしていたようだ。
 
そのため戦前までは、ベトラネブリャンと西方サーガル達が「西方ベトラ音楽団」として数年に一度、[[ゴールドリング|ゴールドリング]]の祭りにやってくる形で南部との交流が行われ、その当時は催しの際にやってくる美しい人々の多い歌劇団として知られていた。
 
戦中は[[シーグ|シーグ軍]]による西方侵攻の被害と大打撃を受け、難民として発生。[[西方サーガル|西方サーガル]]の生き残り小数と共に[[ゴールドリング|ゴールドリング]]に避難・流入した者達が後の[[都会ネブリャン|都会ネブリャン]]になる。
 
{{LinksJP}}
 
[[Category:生物]] [[Category:文化]] [[Category:エルタス]] [[Category:ネブリャン]]

Latest revision as of 23:48, 25 November 2022

北西部、ベトラ地方での祭り。西方サーガルと、原住民ネブリャンでは唯一他の種族との同盟を持っていたベトラネブリャン達。

原住民ネブリャン(英語: Native Nevreans)とは、タル西部、ネブリャン族の発祥地であるネブリャ地方(ネブ山脈~ベトラの一部)を出身とし、それ以外の地域の文化と混じっていないネブリャンを指す。

この記事では、ネブリャ地方に住まう原住民ネブリャンの伝統、ネブリャン族の本来の文化形態について述べる。

ネブリャ地方は都市化されておらず、他の地域とは大きく異なる独特の部族的な文化形態を持つ。

ベトラ地方の文化はレイン歴33年シーグ軍西部侵攻により壊滅するため、現在ではネブ山脈の集落だけが原住民ネブリャンの文化を保ち続けている地域となっている。

文化

美しい男性達が主体となり、男性同士の恋愛をテーマとした戯曲を奏でる華やかな歌劇文化や、伝統芸能を軸とした非常に独特の恋愛様式古来より持ち、定番の物語と役回りや作法などを持つ。

恋愛は舞台上での役や物語から日常へ隔たりがなく、配役段階から意図されることも多い。男性同士の恋愛が主であるが女性同士の恋愛をテーマとした戯曲も多い。いずれも舞台配役は男性のみによって構成される。

男女共に行うものとしては弓矢の文化があり、特に女性にとって重要な意味合いを持つ。

言語であるネブリャ語は詩や音楽を基調とし、文字が存在しないため情報の全てを口頭、羽根の色の組み合わせ、踊りのパターンなどで伝える口承文芸である。このような事情から、歌と音楽が中心の文化ではあるが歌詞や楽譜は存在しない。

恋愛と生殖が全く異なる役割として分けられているため、性文化に関しては都会のネブリャンや他のエルタス人とは感性が大きく異なり、厳密な生殖目的以外での性的行為を一切行わない。男性達による歌や演劇の中にはやや官能的な内容も存在するが、あくまで表現の中でのみに納まる。

社会

つがい関係だけでなく、社会全体で女性が男性を非常に大切にする。男性が自由に空を飛び翼をきらめかせることのできる社会が美徳であり、望ましい社会とされる。生活・文化様式において男性が主に演劇の表舞台に立つのに対し、女性は舞台裏から普段の生活のための技術面での協力に専念することが多い。

また「ジュダ」の概念が存在するがゴールドリングにおける扱いとは役割や意味が異なる。(後述)

美しいネブリャンの男性は死んでも魂は不滅で、輝きと共に蘇ると言われている。

女性

ネブ山脈の女性ネブリャン。年齢は12歳程で、成人済み。

自分と夫の食事や危険などの生命管理、採集や狩猟や家畜の共有などの食料調達、生殖及び卵や子供の世話、危険生物からの防衛、男性達の芸能活動が途切れないように守ること等の現実的でシリアスな役割が当てられる。

生活のための技術面に秀でており、古くより山岳や断崖の難所に集落を築いてきたため、巧みな協働により非常に複雑堅固な家屋を様々な地形に建てることができる。

「女性は寡黙であることが美徳とされ、特に理由もなく男性に話しかけるのは失礼にあたる」という文化があるため慣例的に無口。既婚の女性間には「お互い夫を一番大切にしている」という暗黙の了解の尊重があり、女性同士が同じ価値観で共感しそこから強く協力し合う事の原理になっている。

基本的に娯楽に関した自由がほとんど存在せず、特に自由恋愛が許されていない。(具体的には女性の方から男性に愛の言葉を投げてはいけないとされている等)その代わり女性は日々の生活や演劇の中で見られる男性同士の恋愛模様を眺めて楽しむ。

自由な男性達に自己投影することによって代理的な楽しみを得るという仕組みが原理にある。更に結婚することによって初めて一人前の文化構成員と認められ、既婚の女性は自分の半身となる夫を中心に感情移入し、歌劇を楽しむようになる。女性が結婚することは「その男性の個性を認め、生涯応援すること」とも言え、「夫=その妻の女性のパーソナルな個性」と言っても過言ではない。

成人の儀式で風切羽(翼)を切り落とし、その羽根で矢を作る。この矢はその女性にとって生涯特別なものになる。

歌や音楽、演劇の娯楽に対しては徹底して観劇する側であり、演劇には参加しない。大合唱では演奏に参加することもあるが、低音や打楽器による合いの手、作曲や構成がメインである。

男性

ネブ山脈の男性ネブリャン、祭の時の衣装(※暫定設定、後に変更の可能性あり)

演劇、歌、遊ぶこと、恋愛することなどの幻想的で華やかな役割が当てられる。

次々に新しい愛の言葉や踊りを生み出し、回転させ、役目に没頭することが健康的なネブリャン社会のために重要であり、舞台で役に入り演じ続けることが機能的な伝統となっている。

ネブリャの地内に絶えず男性達の美しい歌声や話し声を響かせるため、必ず歌を習い、常にとても高い裏声での歌唱や会話を楽しむ。特に会話のやり取りはやや一方的なほど積極的で、相手側のレスポンスを待たず「乗る」事を求める。

男性全体が娯楽そのもののようであり、日々気ままに遊び歌い非現実的な世界を作り出すことで対照的な役割を持つ女性達への精神的な癒しを齎す。特に男性同士の恋愛は伝統芸能において演じる役割と普段の生活に隔たりが無いため、演劇の外でも男性同士で愛の歌を歌いあう様子などが随所で見られる。

女性との結婚と男性同士の恋愛は明確に別枠であるため、既婚の男性であっても公然と男性同士の恋愛を引き続き行い、妻の女性もその様子を眺めて楽しむ。

女性から投影を受けて恋愛や遊びを行う男性は女性にとってのアバターのような存在で、結婚することによって女性からの投影が完成する。生涯未婚であることが定められているジュダは除き、既婚の男性は歌劇において重い意味のある役割が与えられる。

子供

まだ男女共に風切羽がある時期の子供たちは空を飛ぶ遊びを好み、行動仕草に性差が無い。(ネブリャンの成長の仕組みの項も参照)

女の子はやがて翼を失い飛べなくなることを学習し、武器の使い方や生活の為の技術等を教わるようになる。

男の子は歌や踊りを習う代わりに、武器を振り回したりしてはいけないことを教わる。

弓矢と楽器の扱いは共通の伝統文化として男女共にどちらも習う。

演劇

社会活動の中核となる文化の一つ。舞台配役はどのような役も全て男性のみによって演じられ、女性は登場しない。恋愛を基本テーマとした様々な種類がある。概ね短い章仕立てのストーリーを連続させたものが主流であり、少しずつ変化しながら歌い継がれている。全体の雰囲気としてはインドのミュージカル映画に似ている。

恋愛感情が性行為に結びつかない文化の関係から、多種多様の精神的でプラトニックな愛を謳った内容が演じられる。恋人役を演じる主役の二者には支配関係が無く、星と月や、太陽と海といった美しく対等である二つのものとして表現される。物語には非常に表現豊かなバリエーションがあり、「宇宙の彼方に住む海の神と星の神が悲しい恋をし、雨が降った」等というものもある。

劇中の役割は重要で、時期ごとに催される大掛かりな楽曲における役回りなどには相応の立場が求められる。

演技者の男性達に対し観衆側である女性達にとっては欠かせない娯楽であり、女性達が常に精神を健康に保ち日々の仕事を持続させるための重要な要因になる。

音楽

非常に古い時代より代々受け継がれており、演劇と並ぶ主な娯楽と文化の一つ。

文字を書くという文化が存在しないため歌詞と楽譜が存在せず、ほぼ全てが即興音楽であると言える。

男性が歌・高音楽器・メロディ・旋律の中心になり、女性が低音や打楽器でリズムをコントロールし、男女共に伝統的な役割が設けられている。

女性の喉が高い声で歌うことに適していないことから、ソプラノが足りない時にはフルートのような楽器を足して代用する。

恋愛と生殖

ネブリャン特有の文化として、「恋愛」と「生殖」が明確に別物として分けられており、社会的な機能として切り離されている。

基本は「恋愛」は男性の役割「生殖」は女性の役割とされ、この二つは混同されない。

恋愛とは精神的表現の手段であり幻想に接したものであること、性行為は生殖(命を繋ぐ行為)の手段であり現実に接したことであるという前提、また男性には幻想に携わる役割、女性には現実に携わる役割が種族的に定められているため。更には元来ネブリャン同士の性行為には快楽が発生しないため、そもそも性行為を娯楽として扱う考えを持たない。(ネブリャンの生殖の仕組みの項も参照。)

男性同士の恋愛は人目に触れることが前提のものであり演劇の内容や日頃の生活などで頻繁に目にできるが、ここから性行為に発展することはない。

性行為及び生殖は女性が有する役割で、つがいとなった男女だけが生殖時期にのみ人目につかないところで行う。

恋愛に絡んだ行為や文化全般が男性同士のものが前提とはなっているが、女性同士の恋愛も少なからず存在はする。男女同士の強い絆や協力関係はあるものの、男女間の恋愛は実は表立って扱われない。(暫定)

子供を産むこと、抱卵など生殖に携わることは女性とって非常にシリアスで重要な事柄であり、グループにおいてはつがいを失った女性が抱卵を手伝う。つがいしかいない場合は男性も手伝う。

食生活

主に採集に頼っており、豆や実などを主食として集める。サーガルほど生物素材には頼ってはいないが、女性達による小動物の狩猟も食物調達の一環にある。時として鹿ほどのサイズの獲物も捕らえる。家畜の飼育もある。食料の調達・維持・管理などはいずれも女性によって保たれる。

民族衣装

民族的な独特の衣類がある。男性の民族衣装については普段は質素な布一枚ということのほうが多く、派手な衣装は祭りの時にしか着用されない。

宗教と刑法

宗教に関しては象徴としてのジュダの男性と、族長的な優れた女戦士が信仰の輪の中心になっている。

刑法に関しては生活習慣の中に取り入れられており、伝統的な生活や文化から外れた者達は大抵不法者と見なされる。立地的に離れているため、ゴールドリング等の都市やそこに住む者達についてはほとんど知らないが、正当な文化や暮らしからあぶれた者達とは近い場所にあるため、忌避している。

ジュダ

特に美しい男性が「ジュダ」の扱いになり、ジュダの男性は生涯結婚せず、民族全体の庇護の対象となる。

男性に対し自己投影することで全性別の平穏を得る文化のあるネブリャにおいて、ジュダが生涯未婚であることによって全ての人から投影が出来る存在であるため。

ネブ山脈ネブリャン

惑星タル西部に広がるネブ山脈上に集落を構えて暮らすネブリャン達。

険しい山脈地帯が占める足場の関係上から、古くからネブリャンだけで完結した生活を行い、伝統文化を永久に保ち続けている。

他の種族に対してあまり友好的ではなく、至って閉鎖的で排他的であると言える。

戦中はシーグ軍による西方侵攻の影響を少なからず受けるが、レイン将軍サーガルにしか関心がなかった等の理由から、ネブリャンしか存在しないネブ山脈に向けては多少の小競り合いがあったもののそこまで攻め込まれず、ネブ山脈方面の集落はほぼノータッチで済んだ。

外国との交流や貿易などを一切行わず、戦後も文化発展や変貌を遂げることなく、惑星タルと運命を共にする。

ベトラネブリャン

惑星タル北西部、ネブ山脈からはやや外れ、ベトラの森と混じる地域に住むネブリャン達。

ネブ山脈に住むネブリャン達とは違い、他の人々に対して比較的開いた性格をしていたようだ。

そのため戦前までは、ベトラネブリャンと西方サーガル達が「西方ベトラ音楽団」として数年に一度、ゴールドリングの祭りにやってくる形で南部との交流が行われ、その当時は催しの際にやってくる美しい人々の多い歌劇団として知られていた。

戦中はシーグ軍による西方侵攻の被害と大打撃を受け、難民として発生。西方サーガルの生き残り小数と共にゴールドリングに避難・流入した者達が後の都会ネブリャンになる。


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