アグドナ: Difference between revisions
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アグドナの発明で有名なものに「櫛」がある。櫛はノミとりにも使われる。<br/> 櫛が発明される以前は、手の構造の都合から毛づくろいするという文化がなく、ただお互い寄り添うだけだった。<br/> サーガルには毛づくろい文化があるため、[[ゴールドリング|ゴールドリング]]ではサーガルにしてもらった毛づくろいを返すために櫛を発明したと言われている。(実際はもっと古くからあったという説もある)<br/> これはサーガルがアグドナの文明向上を促し、協力関係を確固としたエピソードの一つとしても使われていて、近代では学校などで教えられる。地球における、人類の火の開発などに近い。<br/> | アグドナの発明で有名なものに「櫛」がある。櫛はノミとりにも使われる。<br/> 櫛が発明される以前は、手の構造の都合から毛づくろいするという文化がなく、ただお互い寄り添うだけだった。<br/> サーガルには毛づくろい文化があるため、[[ゴールドリング|ゴールドリング]]ではサーガルにしてもらった毛づくろいを返すために櫛を発明したと言われている。(実際はもっと古くからあったという説もある)<br/> これはサーガルがアグドナの文明向上を促し、協力関係を確固としたエピソードの一つとしても使われていて、近代では学校などで教えられる。地球における、人類の火の開発などに近い。<br/> | ||
=== '''アグー時代(古代)''' === | === '''アグー時代(古代)''' === | ||
古代、「アグドナ」という種族名となる以前は'''「アグー」'''という種族名で、現在のアグドナに比べると全く別の種族と言えるほど異なる文化形態を持っていた。<br/> <br/> アグー時代の頃からタルの各地に点在しており([[ネヴリャン|ネヴ山脈]]を除く)、決まった集落などを作らず岩穴や洞穴などに住んでいた。<br/> <br/> 「アグドナ」という種族名となったのは南部で[[サーガル]]達と出会った以降で、その以前は支配層と奴隷層が明確に分かれたかなり野蛮な種族であった。<br/> 男同士が力で争い、より強い男が女や食べ物を独占し、敵対するグループの子供を殺して食べるなども行っていた。<br/> | |||
== '''食性''' == | == '''食性''' == |
Revision as of 19:23, 2 May 2018
アグドナ(Agudner)とはエルタス人の一種。惑星タルにおいて「人間」として認識される知的生命体、エルタス三種族の一つ。古代名及び語源はアグー(Agur)。
ヤギ、アルパカ、リャマ、シカなどの偶蹄類、ウサギ、リス、ブタ、イノシシ、サル、クマ、サイ、そしてヒトなど様々な哺乳類に似た姿を持つ。
完全なる哺乳類で、乳房及び女性は授乳機能を持つ。エルタス三種族の中で最も人間に近い性質と特徴が見られ、サーガルやネウリアには当てはまらない人間的な特徴を外見内面共に多く有する。
サーガルとほぼ同等の非常に大きな人口を持ち、主な生息地は南部と東部の地。ネウリアの集落(西部)を除いた惑星タルの大陸ほぼ全域に広く分布しているが、北方では近代のグローバル化以前は極一少数しか生息していなかった。
※このページでは現在、現行の基準で決定稿となった新設定の情報のみを記載しています。旧設定や変更前の設定等は「ビロウス 設定面の歴史」項に記載されています。
概要
性格外見共に非常に幅広い個性と個人差があり、エルタス三種族の中では最も多彩なキャラクターを目に出来る。その上でアグドナ特有の人種的特徴も併せ持つ。
サーガルと全般的に仲が良く、この二種が存在する地域ではほぼ二つで一つの関係であるとも言え、互いの長所を活かし合って数々の文明技術を共に発展させてきた。特に南部での歴史と協力体制が非常に長く深い。
手先が器用で神経集中を要する作業も熟せるため、アグドナ族ほぼ全体を通じて職人や技師などに非常に適している。
多くのアグドナがタルの文明発展に貢献した傍ら、シーグ王国時代には技術奴隷として拉致され軍事技術・兵器開発に使われた歴史もある。
姿、振る舞い、性格、男女差共にエルタス三種族の中では最も地球の人間に類似している。代表例ではサーガルやネウリアが「感情的な固執や執着」をあまり示さない反面、アグドナは極めて強いそれらを見せることが上げられる。
簡単な例では嫉妬をしやすい、根に持ちやすい等で、他のエルタス人と比較するとサーガル達は同じグループ内であれば実際の血の繋がりを気にせず平等に子の面倒を見るが、アグドナ達はどちらかというと実子に拘る等。
形態
明確なデザイン資料はまだ存在しないが、2015年以降に発表されたものはほぼ決定稿のデザイン。
2015年以前のビロウス公式作品にも時折登場しているが、現行のデザインと照らし合わせるとボツデザインも多いため注意。
全体的な特徴
短めのマズルや多彩な頭髪などエルタス人の中では最もヒトに近い姿をしており、唯一女性が乳房および授乳機能を有する。
動物的な要素としては蹄の手足、頭部のツノという偶蹄類に似た特徴をベースとした上で、個人差によって非常に様々な哺乳類を彷彿とさせる風貌を持つ。
地毛は黒や茶褐色~黄褐色で、自然な青や緑の毛は存在しない。
成熟年齢はサーガルより少し遅い。
頭部
マズルは低めで鼻先は下を向く。鼻の形状は完全にヒトの鼻というよりも「非常に短くて下を向いているサーガルの鼻」に近い。
アルパカタイプの場合、首周りを厚い毛が覆っている。
瞳孔はヤギ等の偶蹄類と同様に横長気味もしくは横長に四角い。
ツノ
通常2~6本。生え方や形状に大きな個人差がある。
左右にコブのように生えてくる。長さなどは左右対称でないことも多い。
稀に1本の場合もあるが、その場合頭の片方に寄っているか少しずれているなどいびつな生え方をし、サイやユニコーンのように鼻先や額の中心に綺麗に生えることはない。(過去のイラストにあるユニコーンタイプはボツデザイン)
牙と歯
イノシシに似た牙があり、あまり大きくはないが一部の個人(特に男性)は外から見えるものもいる。
歯はブタの歯に似ており、前歯、犬歯、臼歯がある。これにより、物に噛み付く・噛み切る・噛み砕く等の動作が全て可能で、非常に多くのものを食べる事ができる。
鳴き声
サーガル等と違いあまり動物的な鳴き声は出さないが、地声は低めで「ブルルル」など唇や喉を震わせる音も使う。
手足、尻尾
手の指の数は他のエルタス人同様に4本。
親指と薬指にあたるものは短く、人差し指と中指にあたるものは長い。
脚も他のエルタス人同様に趾行性。
足の蹄は偶蹄類と同様に二股に割れており、後ろ側には副蹄(偶蹄類の後脚に見られる小さな蹄)もある。
尻尾は短く、ウサギなどの尻尾を大きくしたような形状で、ふわふわとした毛を持つ。
生態・文化
特筆すべきは南部と東部におけるサーガルとの歴史的な深い繋がりで、この二種が存在する地域ではサーガルとアグドナの関係がネウリア族における男女の協力関係に匹敵するような相互作用を織り成している。
戦前の北方アグドナは数が少なく、一般的に物静かで素朴な暮らしをしていた。北方サーガルのグループに極稀に混じっていることもあった。
性格
性格は複雑で多様であり、サーガルやネウリアよりも多くのパーソナリティを持つためより幅広く色々な人がいる。
基本的には平和的で大人しい種族ではあるが、パートナーや技術力への嫉妬など、他のエルタス人には無い「感情的な執着」による特性が非常に強い。これはアグドナがエルタス三種族で唯一授乳による子育てを行う生態に由来する。
感情的な側面には恨みを抱きやすいという特徴もあり、感情が高ぶると暴力的になりやすく、悪人に対して私刑による集団暴行を加えることもある。
社会性
一般的に工芸品や発明品の開発や製作に秀でており、多くの鍛冶屋や職人、技師がアグドナから輩出されている。
行商人が売る工芸品の大半がアグドナの職人によるものであり、広く知られている「サーガル鎧」もアグドナの手によって完成させられたものの一つ。
惑星タルにおける技術と文明の向上レベルはほぼアグドナの手にかかっているとも言える。
家族形態が社会形態に密接しており、異性・同性、そしてサーガルとの異種カップルを含んだ様々なカップルによる親と子供によって構成される大家族から、一つの工場や学校などが成り立っていることがよくある。
性差
男女の関係、扱い、性差もヒトに類似しており、男性のほうが筋肉がよく発達する。
女性は乳房を有し、授乳による子育てを行う。
力仕事などは通常男性の役割であり、女性は家庭内で家事や育児に専念していることが多い。
恋愛と性的傾向
男性は師弟関係における同性愛が多く、サーガルの男性との同性愛も多い。
女性はアグドナの男性と同種異性婚をしていることが多い。
サーガルの文化と比べるとややパートナーへの独占欲が強く、女性はサーガルに比べて実子に拘る。もちろんその上で、大勢の家族をかまえていたりもする。
サーガルの男性とアグドナの男性の同性愛者に関して、多くの場合はアグドナの男性が「受け」の立場につくらしい。
発明
アグドナの発明で有名なものに「櫛」がある。櫛はノミとりにも使われる。
櫛が発明される以前は、手の構造の都合から毛づくろいするという文化がなく、ただお互い寄り添うだけだった。
サーガルには毛づくろい文化があるため、ゴールドリングではサーガルにしてもらった毛づくろいを返すために櫛を発明したと言われている。(実際はもっと古くからあったという説もある)
これはサーガルがアグドナの文明向上を促し、協力関係を確固としたエピソードの一つとしても使われていて、近代では学校などで教えられる。地球における、人類の火の開発などに近い。
アグー時代(古代)
古代、「アグドナ」という種族名となる以前は「アグー」という種族名で、現在のアグドナに比べると全く別の種族と言えるほど異なる文化形態を持っていた。
アグー時代の頃からタルの各地に点在しており(ネヴ山脈を除く)、決まった集落などを作らず岩穴や洞穴などに住んでいた。
「アグドナ」という種族名となったのは南部でサーガル達と出会った以降で、その以前は支配層と奴隷層が明確に分かれたかなり野蛮な種族であった。
男同士が力で争い、より強い男が女や食べ物を独占し、敵対するグループの子供を殺して食べるなども行っていた。
食性
ヒトや豚や猿のような完全な雑食性。
咀嚼できるため、基本的に調理されているものなら何でも食べる。
サーガルに関しても同様のことが言えるが、タルでは動物の植物の差があまり無いため食材に関して動植物の差による大きな問題は無い。
サーガルとの関わり
南部では南方サーガルと長きに渡って協力し、ゴールドリングなどの文明を築き上げてきた。
中部~東部の地でも南部の地の延長であるアグドナと南方サーガルの強い繋がりが存在する。
具体的にはアグドナがサーガルに守ってもらう形で、互いの種族が文明を発達させてきた。
そのため全体的に見れば「サーガルが父」「アグドナが妻」といったイメージが存在する。
この過程により、アグドナは元々持っていた文明体系を失った。
これについてはまだ全て判明していないが、かつてアグドナは同種の圧(男同士の争い)を繰り広げていた男系社会だったと予想される。
現在はアグドナ人単独で暮らしていることが殆ど無い。
文明や性へのセンスはほとんどサーガルに準ずるが、パートナーや実子への感情的な拘りはアグドナ特有。
アグドナにサーガルと生活を共にしている者が多い理由として、
サーガルが持ち得る感性と勢いがアグドナにとっては魅力的らしく、
そのセンスを少しでも多く手に入れようとするが故、という部分もある。
アグドナ達が興味と関心を持ち欲しているのは自然法則を見抜く目で、
サーガルは本能的にそのような自然法則を見抜く目(特に原生生物に関する直観的な所)に長けている為、
サーガルの持ち得るそのスキルを手に入れるべく腐心をする。
サーガルがごく自然とその手のスキルを日常的に使っているのを、アグドナはそれを技術として固定化しようとしている。
戦闘スタイル
主な武器
ハンマー、メイス、大弓、大剣、斧、自動弓、銃等。
他のエルタス人と違い、武器であれば殆ど装備可能。重い盾も装備可。
サーガル同様に接近~中距離を得意とする。
アイテムと装備可能な道具が多いため、しっかりと武装すれば恐らくエルタス人の中で一番強いと思われる。
素手の場合
蹄による殴打、蹴り、角を構えた頭突き。
格闘術の型は最も多い。走って勢いをつけることもでき、立ち止まった状態からもパワーのある技を繰り出せる。打撃技属性。
肉体面に関しては、他のエルタス人に比べると「耐久」方面の能力が高く、豊富なスタミナと粘り強さがある。
この能力は産業面においても大いに発揮される。
素手ではサーガルほど強い攻撃力は持たないが、その分豊富な武装が可能であるため、攻撃面は武装次第である。
戦闘能力と戦闘技法
走り出した時の最高速度はエルタス人の中で最も遅い。 持久力はサーガルに劣るがネウリアよりは高い。
フィジカルでは一番強いため、特に重装備が出来ることと、威力のある近接打撃と遠距離攻撃の両方ができることが強みである。
自分から追いかけていく戦いにはまったく向いておらず、
防衛や少人数の戦闘に向いていて、狩りや掃討戦には向いていないと言える。
守りは強いが、自分から攻め入るのは全く不得意とするため、そういった面が弱点である。
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