シーグ: Difference between revisions
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Revision as of 12:45, 30 November 2017
シーグ(Shigu)とは、レイン将軍が率いる北部の砂漠~草原地帯に住む北方サーガル達の王国、またはその軍隊。
レイン歴16年以降、台頭したレイン将軍により北部一帯が統一される際にシーグ王国として立国した。
惑星タルにおいて、唯一「王国」と呼べる存在。
それまで王国というものが存在しなかった北方の地にレイン将軍による政治支配によって王制を齎した。
※このページでは現在、現行の基準で決定稿となった新設定の情報のみを記載しています。
旧設定や変更前の設定等は「ビロウス 設定面の歴史」項に記載されています。
市民
北方サーガルの王国として知られているが、住民は北方サーガルに限らない。
東部や西部を制圧する事で人的その他資源を調達しているため、その度に技術奴隷として連れて来られた東部のアグドナなども大勢いる。
しかしサーガル以外の種族の多くは労働者や奴隷として扱われ、戦闘員には採用されない。
文化
元々北方には文字や人間的な言葉が殆ど存在しなかったため、予てよりシーグに在住している者の多くは流暢に喋れなかったり、文字を扱う事が出来ない。(レイン将軍やリーリックも最初は言葉を殆ど使えなかった。文字に限っては一生書けなかったとされる。)
シーグ王国において「技術奴隷」の待遇は良いが、農民はいわゆる「農奴」状態で酷い扱いのようだ。
経済
収入の殆どは他の地からの略奪に頼っており、レイン将軍は他の領土を奪うことに執着しているため、原生生物を狩猟し生活資源を得るという考えが全く眼中にない。
レイン将軍も若いころは狩猟をしていたようだが、王朝末期になると農奴に無理を言って食糧を作らせたりしている。
最終的には生活資源などは軍事関係に集中し過ぎて収入の全てが略奪頼りとなり、
そのうちに制圧する場所が無くなって内政崩壊すると言われている。
余談ではあるが原生生物は不思議とレイン将軍のいる地域を避けて通るらしい。
軍事や技術
シーグ王国にいるサーガル以外の種族は労働者が殆どであるため、戦闘員はサーガルに限られる。(もしネウリアが戦闘員に含まれていたらゴールドリング侵略(後述)は成功していた)
それまで中東部で流通していた技術を略奪したり専門的な研究をさせているため局所的に異様に技術発展をとげている部分がある。
主に鎧や武器など軍事に関する事と、タリクシアン・ルーターの関わる生命コントロール技術など。(後者の詳細は未定)
特にレイン将軍によって東部のアグドナの職人達がいわゆる「技術奴隷」として連れてこられ、東部で使われていたサーガル鎧を徹底的に改良し、純戦闘用の鎧を作り上げた。これが一般的によく知られている「サーガル鎧」である。
アグドナの他は、一部の生物研究家のサーガルも宮仕えの学者として徴用される。
親衛隊が存在し、隊長は参謀の「カッド」と突撃隊長の「リーリック」。
シーグ王国の興亡
レイン将軍支配の代となってからのシーグ軍はまず、東部のレオノを制圧し、その後軍を二手に分けて西部とゴールドリングを攻める。
まず西部が略奪と虐殺に遭い西方サーガルがほぼ全滅し、西方サーガルとネイティブネウリアの交流は断絶する。
そしてゴールドリングの第一回遠征は制圧したレオノの地を足掛かりとして行われるが、
ゴールドリング自警団側が水路や入り組んだ建物、高台など地の利を生かした抵抗を行い、失敗に終わる。またこの戦いでリーリックが戦死する。
その後ゴールドリング遠征は10年に渡って行われるがすべて失敗に終わる。
また、シーグ王国だけではなく、流通網が徹底的に破壊されるため、ゴールドリングも打撃を受け、
生物資源が高騰したり、生きる力を失った人々が原生生物に食われたりして野垂れ死にするなど、タル全土が疲弊して全人口の3分の2が失われる。
特に北部・東部・西部の人口減少が著しい。
シーグ王朝末期から崩壊後にかけては、伝統的な生活に回帰していく者、レオノを再建しようとする者、ゴールドリングに移住する者に分かれる。
大戦後しばらくしてシーグ王国はシーグ公国として復興し、発展する。
これはサーガルが基本的に恨みを強く持たない性質のため、かつてシーグ軍であった者達にも快く協力を差し伸べたためである。
シーグ公国となってからの北方地には人間的な言葉を流暢に扱える者も多くいる。
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