タリクシアン・ストーカー: Difference between revisions

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[[File:1348948514.mick39 img 0003.png|thumb|200px|タリクシアン・ストーカーの一例]]
[[File:1348948514.mick39 img 0003.png|thumb|300px|タリクシアン・ストーカーの一例]]


'''タリクシアン・ストーカー([[Talyxian-Stalkers|Talyxian-Stalker]])'''は、猫科の動物に似た姿をした[[タリクシアン|タリクシアン]]生物。[[惑星タル|惑星タル]]における猫科動物全般の立ち位置と役割を持つ。
'''タリクシアン・ストーカー([[Talyxian-Stalkers|Talyxian-Stalker]])'''とは[[タリクシアン|タリクシアン]]生物の一区分。ネコ科の動物に似た形態と性質を持つ。


「タリクシアン・ストーカー」という名称は専門用語または学名の扱いであり、[[エルタス|エルタス]]の人々からは単に'''「猫」'''と呼ばれる。
「タリクシアン・ストーカー」という名称は専門用語または学名の扱いであり、[[エルタス|エルタス]]人からは単に'''「猫」'''と呼ばれる。


姿性格共に個体差が非常に大きく、食性などの生態ごと全く異なる場合も多い。
姿・性格共に個体差が非常に大きく、食性などの生態ごと全く異なることもある。


共通の特徴としてはとても頑丈な身体と、強力な顎を持つ。寿命は最低でも200年ほどで、長ければ300年は生きる。
共通の特徴としてはとても頑丈な身体と、強力な顎を持つ。寿命は最低でも200年ほどで、長ければ300年は生きる。


== '''形態''' ==
== '''形態''' ==
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File:White_cat.png|ヒゲを持つタリクシアン・ストーカー
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[[File:1334936496.mick39 6.png|thumb|200px|様々なタリクシアン・ストーカーの頭部]]
灰色の血液と筋肉を持つ。頭部および四肢、背中、尾など胴体の特定個所に硬化した毛皮を持ち、無機質な外観を備えるが、これは機械とは異なる。


血と肉は灰色をしている。
個体差が非常に大きく、四足歩行、頑丈な顎、部分的に無機質な外見といった共通の特徴以外に、その姿に法則性を見出すことが困難である。


基本的に不定形な姿をしており、四足歩行、頑丈な顎といった共通の特徴はあるが、個体によって外見の細部は全く異なるため一概にまとめることが非常に難しい。
鼻先の付近に虫の触覚に似たヒゲを持つ個体もいる。


少なくとも、機械のように見える無機質な部分は毛が固まって硬化したものである。
目に関しては特に不定形で、一対の目をもつもの、それ以上の数を持つもの、顔の左右で目の数と形状が一致しないものなど、個体によって目の数や形状、位置は非常に様々である。目が自発的に発光することはない。
 
個体によっては鼻先付近に虫の触覚に似たヒゲを持つ。
 
目に関しては特に不定形な特徴をしている。目が二つのものから一つのものや複数あるもの、片目は一つでもう片方は異なる形の複眼が集まっているなど、個体によって様々な目の数や位置や形状を持つ。なお表現の上においては目がライトのように光っているような描写がなされることもあるが、実際には自発的に発光することはない。


== '''生態''' ==
== '''生態''' ==
<gallery heights="400" perrow="3" widths="400">
File:1331915725.mick39 mizole.png|タリクシアン・ストーカーの「みぞれ」。捕食を行わないタイプで、貝や着生型原生生物と共生関係にあり、かんなのような口で貝などの表皮についたミネラルや栄養膜などをけずりとって食べる。
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[[File:1331915725.mick39 mizole.png|thumb|200px|タリクシアン・ストーカーの「みぞれ」。捕食を行わないタイプで、貝や着生型原生生物と共生関係にあり、かんなのような口で貝などの表皮についたミネラルや栄養膜などをけずりとって食べる。]]
基本的に肉食で、多くの場合は他の[[タリクシアン|タリクシアン]]生物、主にネズミや小鳥などの小動物を捕食する。（図の「みぞれ」のようなタイプも存在するため、一概にすべてが同じ食性を持つとは限らない。）
 
基本的に肉食。大体は地球の猫科の動物同様な野生動物の捕食を行う。
 
多くの場合は他の[[タリクシアン|タリクシアン]]生物の、主にネズミや小鳥などの小動物を捕食しているが、個体によって捕食対象の生物や栄養の取得の仕方は異なるため、右図の「みぞれ」のような例もいる。
 
通常は大人しい生物であるため他の知的生物に危害を加えることは滅多に無いが、条件下によっては人喰いを行うなどで[[エルタス|エルタス人]]に対し生命を奪うような危害を加える個体もいる。
 
=== '''性と生殖器の仕組み''' ===


雌雄それぞれネコ科に似た生殖器とメスは下腹部に乳房を持つが、オスは体外に露出した睾丸を持たない。また雌雄ともにやや飛び出た肛門を持つ。
大型のストーカーは条件下によっては[[エルタス#エルタス人|人]]を食うことがある。


参考画像：[http://www.furaffinity.net/view/21003436/ タリクシアン雌雄の生殖器の一例(※閲覧は18歳以上尚且つFAに登録している場合のみ可能)]
=== '''繁殖・生殖器''' ===


しかしすべての個体がこの基準通りであるかは未定。
雌雄それぞれネコ科の動物に似た生殖器とメスは下腹部に乳房を持つが、オスは体外に露出した睾丸を持たない。また雌雄ともにやや飛び出た肛門を持つ。


基本的にみな出生時は[https://ja.wikipedia.org/wiki/両性具有 両性具有]の状態で産まれてくる。毛を掻き分けて探さないと見つからないほどの小さい陰核と小さい膣を持ち、体内に精巣と卵巣がある。乳首は出生時は腹にある。
参考画像：[http://www.furaffinity.net/view/21003436/ タリクシアン雌雄の生殖器の一例(閲覧は18歳以上かつFur Affinityに登録している場合のみ可能)]


多くはここから成長に応じて性別が変動するが、例外が存在する可能性もある。 成長途中で意思に反して異なる性別になるなど、各自の性嗜好や、好きな相手の性別や、自己認識などによって複合的に決まる。 完全な雌雄の形で固定される個体に限らず、性別はオスでありながらメスのような乳房を持つ個体、明確に両性具有のまま成獣となる個体もいる。
基本的に[https://ja.wikipedia.org/wiki/両性具有 両性具有]の状態で産まれ、毛を掻き分けて探さないと見つからないほどの小さい陰核と小さい膣を持ち、体内に精巣と卵巣がある。乳首は出生時は腹にある。多くはここから成長に応じて性別が変動する。成長途中で意思に反して異なる性別になるなど、各自の性嗜好や、好きな相手の性別や、繁殖に纏わる環境、自己認識などによって複合的に決まる。完全な雌雄の形で固定される以外にも、両性の特徴を備えた状態で成獣となる個体などもいる。


'''※これは暫定かつ不確定の情報です。今後大きく変更される可能性があります。'''
'''※これらは暫定かつ不確定の情報です。今後大きく変更される可能性があります。'''


== '''文化''' ==
== '''文化''' ==
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File:The Talyxian Stalker.png|「[[名も無きタリクシアン]]」、[[食芸人]]として知られているオスのストーカー。戦前の[[ゴールドリング]]の祭りにて、牛など大型の生き物を丸呑みにするパフォーマンスを行っていた。
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[[File:The Talyxian Stalker.png|thumb|200px|[[食芸人|大食い・早食い・牛呑みショー]]などで丸呑みのパフォーマンスを行うオスのタリクシアン・ストーカーの食芸人]]
僅かに人語を解すほどの知性は持ち、文明的生活に適応出来るが個体や環境による差が大きい。[[タリクシアン植生]]の森林部などに生息するストーカーの多くは野生動物として生きており、言葉を喋れないことが多い。


僅かに人語を解すほどの知性は持ち、個体にもよるが文明的生活に適応出来る。
=== '''ゴールドリングでの扱い''' ===
[[ゴールドリング|ゴールドリング]]には一定数が存在する。ここでも野生動物同然に生きる個体もいるが、環境上、エルタス人の振る舞いや社会を真似てより「人間的な」仕草を持とうとする個体も存在する。


しかし多くはごく普通の野生動物同様な暮らしをしており、個体による嗜好の差はあるが文明めいた娯楽に興じるなどの「文化」といったものを強く意識する者は少ない。森林地帯の奥などに住む、完全なる野生動物として生きている場合は言葉を喋れないことが多い。
基本的に獣と人の中間的な存在として認識されているため、エルタス人種と違い完全な人権を持っていない。多くは「喋る野良猫」のような扱いを受けるが、振舞い次第では職を持つことや住居を持つことも可能。職を持つ場合はエルタス人の手伝いや動物的補助といった役割を任されることが多い。


文明的生活に寄っている者の一部は言葉を喋り、[[エルタス|エルタス人]]とも意思疎通が可能。
[[正史年表|レイン歴70年以降]]の法的制度では役所等で正式な手続きを経ることで人権を取得することが可能になったが、これには「いかに人として認められる社会生活を持っているか」など一定の条件を満たしている必要がある。


[[本編における史実|レイン歴70年以降]]の[[ゴールドリング|ゴールドリング]]における法的制度では[[エルタス|エルタス]]人種同様の人権を取得することも可能だが、基本的には獣と人の中間的な存在として認識されているため、役所等で人権取得の手続きを得たものでなければ人権は保障されない。
人権の前提が完全ではないため、エルタス人からは若干差別的な視線を受けており、エルタスとタリクシアン・ストーカーが恋愛関係を持つと強い好奇の目にさらされる事がある。
 
そのためエルタス人がタリクシアン・ストーカーと交際を行うなどエルタス人同士と同様の接し方をした場合、強い好奇の目にさらされる事もある。
 
基本的には「喋る野良猫」のような扱いだが、振舞い次第では職を持つことや住居を持つことも可能。職を持つ場合はエルタス人の手伝いや動物的補助といった役割を任されることが多い。


== '''ギャラリー''' ==
== '''ギャラリー''' ==
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File:Gohuntaki.png|タリクシアン・ストーカーの「ゴハンタキ」トラやクマに近い性質を持つ
File:1352839064.mick39 spore ref3.png|タリクシアン・ストーカーの「スポア」
File:BqTPXVeCEAEDi5s.png|タリクシアン・ストーカーの幼体「[[モワモワ]]」
File:1370162496.mick39 honto3.png|[[タリクシアン植生]]の森林部に生息するストーカーの「ホント」
File:Yuke.png|タリクシアン・ストーカーの「ユーク」。彼は人間的な生活に強い興味を持つタイプ。
File:1408868468.colo-hungry a.png|タリクシアン・ストーカーのオス、ユーク。彼は胸が人間と同じ位置にある。
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| [[File:Gohuntaki.png|thumb|タリクシアン・ストーカーの「ゴハンタキ」トラやクマに近い性質を持つ]]
| [[File:1352839064.mick39 spore ref3.png|thumb|タリクシアン・ストーカーの「スポア」]]
| [[File:1314904215.mick39 ina.png|thumb|タリクシアン・ストーカー]]
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| [[File:1312395857.mick39 kinako.png|thumb|初期の頃に描かれたタリクシアン・ストーカーのデザインスケッチ]]
| [[File:Colo cha.jpg|thumb|タリクシアン・ストーカー]]
| [[File:BqTPXVeCEAEDi5s.png|thumb|タリクシアン・ストーカー「[[ワレモノ]]」の幼体]]
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| [[File:Shiori.jpg|thumb|タリクシアン・ストーカー]]
| [[File:1370162496.mick39 honto3.png|thumb|タリクシアン・ストーカーの「ホント」]]
| [[File:1360217804.mick39 rt1.png|thumb|タリクシアン・ストーカー]]
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| [[File:Yuke.png|thumb|タリクシアン・ストーカーの「ユーク」]]
| [[File:1408868468.colo-hungry a.png|thumb|タリクシアン・ストーカーのオス、ユーク。彼は胸が人間と同じ位置にあるタイプ]]
| [[File:1331890942.mick39 talyxia for savi.png|thumb|タリクシアン・ストーカーの「スー・マカダミア」]]
|}
 
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[[Category:生物と種族]] [[Category:タリクシアン]]

Revision as of 14:34, 22 April 2020

タリクシアン・ストーカーの一例

タリクシアン・ストーカー(Talyxian-Stalker)とはタリクシアン生物の一区分。ネコ科の動物に似た形態と性質を持つ。

「タリクシアン・ストーカー」という名称は専門用語または学名の扱いであり、エルタス人からは単に「猫」と呼ばれる。

姿・性格共に個体差が非常に大きく、食性などの生態ごと全く異なることもある。

共通の特徴としてはとても頑丈な身体と、強力な顎を持つ。寿命は最低でも200年ほどで、長ければ300年は生きる。

形態

  • ヒゲを持つタリクシアン・ストーカー

    ヒゲを持つタリクシアン・ストーカー

灰色の血液と筋肉を持つ。頭部および四肢、背中、尾など胴体の特定個所に硬化した毛皮を持ち、無機質な外観を備えるが、これは機械とは異なる。

個体差が非常に大きく、四足歩行、頑丈な顎、部分的に無機質な外見といった共通の特徴以外に、その姿に法則性を見出すことが困難である。

鼻先の付近に虫の触覚に似たヒゲを持つ個体もいる。

目に関しては特に不定形で、一対の目をもつもの、それ以上の数を持つもの、顔の左右で目の数と形状が一致しないものなど、個体によって目の数や形状、位置は非常に様々である。目が自発的に発光することはない。

生態

  • タリクシアン・ストーカーの「みぞれ」。捕食を行わないタイプで、貝や着生型原生生物と共生関係にあり、かんなのような口で貝などの表皮についたミネラルや栄養膜などをけずりとって食べる。

    タリクシアン・ストーカーの「みぞれ」。捕食を行わないタイプで、貝や着生型原生生物と共生関係にあり、かんなのような口で貝などの表皮についたミネラルや栄養膜などをけずりとって食べる。

基本的に肉食で、多くの場合は他のタリクシアン生物、主にネズミや小鳥などの小動物を捕食する。（図の「みぞれ」のようなタイプも存在するため、一概にすべてが同じ食性を持つとは限らない。）

大型のストーカーは条件下によっては人を食うことがある。

繁殖・生殖器

雌雄それぞれネコ科の動物に似た生殖器とメスは下腹部に乳房を持つが、オスは体外に露出した睾丸を持たない。また雌雄ともにやや飛び出た肛門を持つ。

参考画像：タリクシアン雌雄の生殖器の一例(閲覧は18歳以上かつFur Affinityに登録している場合のみ可能)

基本的に両性具有の状態で産まれ、毛を掻き分けて探さないと見つからないほどの小さい陰核と小さい膣を持ち、体内に精巣と卵巣がある。乳首は出生時は腹にある。多くはここから成長に応じて性別が変動する。成長途中で意思に反して異なる性別になるなど、各自の性嗜好や、好きな相手の性別や、繁殖に纏わる環境、自己認識などによって複合的に決まる。完全な雌雄の形で固定される以外にも、両性の特徴を備えた状態で成獣となる個体などもいる。

※これらは暫定かつ不確定の情報です。今後大きく変更される可能性があります。

文化

僅かに人語を解すほどの知性は持ち、文明的生活に適応出来るが個体や環境による差が大きい。タリクシアン植生の森林部などに生息するストーカーの多くは野生動物として生きており、言葉を喋れないことが多い。

ゴールドリングでの扱い

ゴールドリングには一定数が存在する。ここでも野生動物同然に生きる個体もいるが、環境上、エルタス人の振る舞いや社会を真似てより「人間的な」仕草を持とうとする個体も存在する。

基本的に獣と人の中間的な存在として認識されているため、エルタス人種と違い完全な人権を持っていない。多くは「喋る野良猫」のような扱いを受けるが、振舞い次第では職を持つことや住居を持つことも可能。職を持つ場合はエルタス人の手伝いや動物的補助といった役割を任されることが多い。

レイン歴70年以降の法的制度では役所等で正式な手続きを経ることで人権を取得することが可能になったが、これには「いかに人として認められる社会生活を持っているか」など一定の条件を満たしている必要がある。

人権の前提が完全ではないため、エルタス人からは若干差別的な視線を受けており、エルタスとタリクシアン・ストーカーが恋愛関係を持つと強い好奇の目にさらされる事がある。

ギャラリー

  • タリクシアン・ストーカーの「ゴハンタキ」トラやクマに近い性質を持つ

    タリクシアン・ストーカーの「ゴハンタキ」トラやクマに近い性質を持つ

  • タリクシアン・ストーカーの「スポア」

    タリクシアン・ストーカーの「スポア」

  • タリクシアン・ストーカーの幼体「モワモワ」

    タリクシアン・ストーカーの幼体「モワモワ」

  • タリクシアン植生の森林部に生息するストーカーの「ホント」

    タリクシアン植生の森林部に生息するストーカーの「ホント」

  • タリクシアン・ストーカーの「ユーク」。彼は人間的な生活に強い興味を持つタイプ。

    タリクシアン・ストーカーの「ユーク」。彼は人間的な生活に強い興味を持つタイプ。

  • タリクシアン・ストーカーのオス、ユーク。彼は胸が人間と同じ位置にある。

    タリクシアン・ストーカーのオス、ユーク。彼は胸が人間と同じ位置にある。

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