タリクシアンのオオカミ: Difference between revisions
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紀元前はかなりの数がみられたようだが、現代は殆ど姿を見せなくなり、森の奥で伝説的な生物となっている。 | 紀元前はかなりの数がみられたようだが、現代は殆ど姿を見せなくなり、森の奥で伝説的な生物となっている。 | ||
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Latest revision as of 17:30, 5 May 2020
タリクシアンのオオカミ(Talyxian Wolves)、タリクシアン狼とはタリクシアン・アソシエーターにイヌと共に区分される生物種。
人々の間では単に「狼」と呼ばれる。タル北部の強い瘴気を持つタリクシアン植生の森に群れで生息する。
人々からは神聖な動物として扱われ、特に戦前のシーグでは最も主な信仰対象であり、中でもシグのサーガル達は全てのオオカミをシグ語で「森の神」を意味する言葉として『ジン』と呼ぶ。
タリクシアンのイヌと類似した外見を持つが生態などは全く異なっており、両者の間に生物学的な繋がりがあるかどうかは解明されていない。顕著な例としては食事や生殖も行わないが非常に長命であること、言葉は話さないが全て己の意思を持って行動しており、人が飼いならすことは出来ないなど。
紀元前はかなりの数がみられたようだが、現代は殆ど姿を見せなくなり、森の奥で伝説的な生物となっている。
形態
翼状に折り畳むプレートパーツを持ち、これを光合成に用いる。飛行能力は無い。
翼の一部は非常に鋭利な切れ味を持っており、「狼の剣」とも呼ばれ、屈強なタリクシアン植生の肉質植物を容易く切り倒すことが出来る。
頭部には「角」と呼ばれる部分を持つが、そう呼ぶのは主にアグドナで、サーガルからは「牙」と呼ばれる。
全ての個体が一体成型で、死ぬとそれきりだという。恐らくルーターが直接生み出して野に放していると思われる。
色はみな全て白で、例外は無い。
生態
季節ごとに森を出て、境界となるタトラなどの瘴気が及ばず日光の強い場所に集団で集まり、翼を広げて光合成を行う。十分にエネルギーの貯蔵を終えると森に帰る。
口はあるが食事は取らず、鋭い牙は他の大型タリクシアン生物を殺すためだけのもので、生物の個体調整を行っているものと考えられる。
人々との関わり
『森のルールの権化』として北方サーガルを中心にシーグの人々から信仰の対象とされている。
捕えられたり、装飾品にする等の目的で死体を利用されることはある。
牙から作られた印鑑や頭骨から作ったヘルメットなどのオオカミの体を用いて作られた道具は特別な意味を持つ儀式的なアイテムとなる。
レインのジンの場合など、人々と共に行動する場合は必ずそのオオカミ自身の独自の意思で行動し、ペットと主人のような関係は決して成立しない。
イヌとの関係
同じタリクシアン・アソシエーターとして区分されているタリクシアンのイヌに似た外見を有するも、直接的繋がりが明らかにされているわけではない。
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