エルタス: Difference between revisions

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File:1443507846.mick39_5f.png|戦化粧をお互いに施す南~東系の[[サーガル]]達と[[アグドナ]]。
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File:Time_of_sergal_and_agudner_children.png|[[ゴールドリング]]に見られる[[サーガル]]と[[アグドナ]]の合同家族の子供達。珍しいエルタス系の貝類生物を持ち寄り、みんなで観察している。
File:Time_of_sergal_and_agudner_children.png|[[ゴールドリング]]に見られる[[サーガル]]と[[アグドナ]]の共同家族の子供達。珍しいエルタス系の貝類生物を持ち寄り、みんなで観察している。
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また、異なる種族同士で子供を作ることができない関係上、異種族間の恋愛と同性同士の恋愛は同じものとして扱われるため、異種族間の恋愛が普遍的に存在する地域では同性愛を非生産的な行為として問題視することは基本的に無い。
また、異なる種族同士で子供を作ることができない関係上、異種族間の恋愛と同性同士の恋愛は同じものとして扱われるため、異種族間の恋愛が普遍的に存在する地域では同性愛を非生産的な行為として問題視することは基本的に無い。
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File:Eltus_shellfish.png|珍しいエルタス系の貝類生物を観察する[[サーガル]]と[[アグドナ]]の子供達
File:Eltus_shellfish.png|珍しいエルタス系の貝類生物を観察する[[サーガル]]と[[アグドナ]]の子供達。この生物は殻に虹色の光沢を持ち、コルビロウス塩湖の砂浜の岩や木の根元に群れをつくり、落ち葉や動物の死体などを食べる。
File:Eltus_Fish.png|コルビロウス塩湖産の魚を食べる裕福層の[[南方サーガル]]
File:Eltus_Fish.png|コルビロウス塩湖産の魚を食べる裕福層の[[南方サーガル]]
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Revision as of 16:56, 13 January 2020

サーガルアグドナネウリアから成るエルタス三種族

エルタス(Eltus)とは惑星タルに存在する生物の分類の一つ。知的生命体であるエルタス人の他、この分類に属する動植物をまとめて「エルタス」と呼ぶことがある。動植物共に地球の生物との類似点を多く持つ。

後述する三種のエルタス人を除くと、この生物群に属する生命体は非常に数が少なく、ごく限られた場所にしか存在しない。

タリクシアンとは異なる存在と言え、エルタス人の文明においても基本的には区別されている。

エルタス人

外見に地球上の動物を彷彿とさせる特徴を持ち、二足歩行をする人型の知的生命体。

サーガルアグドナネウリアが該当する。当Wikiではこの三種類をまとめてエルタス三種族とも表現する。

惑星タルにおける人類と言え、世界観の上では「人間」として扱われる。作中で出る「人」や「人間」という呼称はエルタス人のことを示す。赤い血液を持つことから「赤い血の者」とも呼ばれる。

共通の特徴

共通の特徴として赤い血液、手足共に4本の指を持つ。生物としての基本構造は概ね地球の生物とある程度共通している。消化器官についてはタリクシアン生物の食材を摂取する必要があるため、若干の構造および分泌腺や腸内細菌などが異なっている。

内臓や組織には多かれ少なかれタリクシアン体を有しており、一部のタリクシアン生物を多く摂取するとこれらに変異が起こる。このため、一部の地域を除き、変異誘発の危険性があるタリクシアン系生物の摂取は基本的に避けられている。

サーガルに見られるような同種族内での亜種及びその雑種は多くいるが、種族が異なるエルタス人同士での交配や雑種は出来ない。

産まれたばかりの頃はみんな灰色のふわふわの姿をしている。人間で言う2歳を過ぎると完全に全て生え変わり、本来の色になっていく。

文化

ゴールドリングレオノ文化圏におけるサーガルアグドナの共同家族など、複数種族で暮らしているエルタス人の家族観には地球人と異なる点が多い。エルタス人は基本的に社会全体や共同で子供の面倒を見るため、恋愛の対象としてのパートナーと、子供を作る相手が異なることがあっても問題視せず、子供のできない異種間および同性同士のカップルが増えても人口が減少することを心配したりはしない。

また、異なる種族同士で子供を作ることができない関係上、異種族間の恋愛と同性同士の恋愛は同じものとして扱われるため、異種族間の恋愛が普遍的に存在する地域では同性愛を非生産的な行為として問題視することは基本的に無い。

サーガルネウリアは基本的にグループで育児を行い、グループの庇護下にある子供であれば血の繋がり関係なく平等に世話をする。

アグドナに限っては文化および精神性に地球人が一般的に持つそれに類似した傾向が見られ、サーガルネウリアには無い「実子に対するこだわりや出来の良し悪し」といった意識、パートナー以外との性行為をあまり好まないなどの特徴がある。他の種族との付き合いではこの性質に起因した問題が起こることもあるが、概ね上手く共生している。

また「同種族の異性」との性交渉・恋愛と、「異種族間」におけるそれらは別だと考える者がかなり多い。理由としては生殖に至ることができるが、後者は不可能であるため、根本的に異なるものとして処理されていると考えられる。

原種エルタス人

現在のエルタス三種族が発生する以前に存在していたエルタス人。単一の人種であり、地球人と大差の無い姿をしていたとされる。

何らかの理由で人間の姿を保てなくなり、半動物・半人間の姿と化して、サーガルアグドナネウリアの三種族に分かれる。これが現在のエルタス三種族となっている。

現生のエルタス人の文明においてこの時代および種族の変貌に関する正確な記録や情報は一切存在しておらず、歴史的証拠としても確証されていない。一部の文化圏では神話や伝説の形で語り継がれており、ゴールドリングにある太陽信仰で語られる伝説にはこの出来事を示唆する内容が含まれている。

エルタス人の起源に纏わる伝説

ゴールドリングにおける太陽信仰「黄金の輪」内でのエルタス人に纏わる伝説

ビロウス(太陽)の姿見

太陽神が己が姿を確かめるため太古の湖を作り、神の映し身としてはじめの生物が湖から生じた。生物の糞から大地が生じた。全ての水・風・塩が塩湖から生じる。水は深い影のもとに初めからあったので、混じってひとつになる性質をもっている。神の映し身であるはじめのさかなが目を覚ますために海水のしみる痛みを用いた故に人間も傷に塩を塗ると傷むといわれる。塩の痛みによって皮膚が生じ、感触やにおいを感じるようになった。皮膚によって他者が生じた。

人間
 伝説のなかで、元々一種類であったエルタス人の身体はサーガル、アグドナ、ネウリアの三種類に分断された。はるか昔に人が強い力を身につけ他の生き物の棲家を取り上げていったため、全ての命を含むという人の形を失い不完全な姿に身を落としたといわれる。 -さまざまな種類のものによってその身体はつくられていたのです。魚や鳥やけものたちが姿を消し、市場にはほんの数種類しか並ばなくなりました。そういうことでしばらくすると、人々の姿は不思議と魚や鳥やけものに似たものになりました-

サーガルの言い伝えや風習
→身体の魚
-食べられた魚は身体の中で一度とけて今度は手足のほうへ生まれ変わる、それでまた元気に泳ぎ続けるんだから人間は走ったり跳ねたりできるのだ。-
→眠り舟
サーガルの文化では舟を模した寝室やベッドで眠ることが多い。眠りによって心は塩湖の水底へ戻り、太古のビロウスの陽の記憶をきくという。

アグドナの言い伝えや風習
はじめの祖先が土くれから作られたと言い伝えられている。土くれのなかにとがった石があったので、それが頭に硬い角を、手足にひづめを生やした。

ネウリアの言い伝えや風習
若者は成人すると男性は竪琴を女性は弓を作り、女性の羽根切りの儀式では切り取った羽根で矢をつくる。伝統的な演劇は男性のみによって演じられ、成長とともに決まった役を得る。

動植物

エルタスの生物群に属する植物や動物は非常に数が少なく、全エルタス人類の共通認識として保護・研究の対象となっている。

コルビロウス塩湖では魚類と藻類が養殖されており、これら食用のエルタス生物はエルタス人にとって最高の食料と言われる。一部の繁殖力が強い海藻類を除き、個体数保護のため採集・狩猟には制限がかけられている。

植物

タリクシアンの植物とは異なり、葉緑素を有し、地球の植物と類似した外見や生態を持つ。口語では「緑の植物」と呼ばれる。

現行の設定において、エルタス植物の大規模な生育地ではゴールドリング国内のエルタス保護林およびリベンク山脈山頂のエルタス植生保護区の二ヵ所のみが存在する。

エルタス植生を参照

動物

植物と同じく、地球の生物と類似した外見や生態を持つ。エルタス植生の領域内など、エルタス人の管理および保護下にある場所にのみ生息する。

現行の設定ではコルビロウス塩湖に生息する魚類や甲殻類の存在が確認されている。


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