西方サーガル: Difference between revisions
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派生元である[[北方サーガル]]とは毛の色、住む場所、文化的や伝統が異なるだけで、他の身体的特徴に関してはほぼ同じと言える。 | 派生元である[[北方サーガル|北方サーガル]]とは毛の色、住む場所、文化的や伝統が異なるだけで、他の身体的特徴に関してはほぼ同じと言える。 | ||
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[[File:Northwest.png|thumb|北西の祭り。西方サーガルと[[ネヴリャン#ベトラネウリア|ベトラのネイティブネウリア]]達。]] | [[File:Northwest.png|thumb|200px|北西の祭り。西方サーガルと[[ネヴリャン#ベトラネウリア|ベトラのネイティブネウリア]]達。]] | ||
森の中でひっそりと暮らしており、同じくベトラ地方に住む[[ネヴリャン#ベトラネウリア|ネイティブネウリア]]達との交流を持ち、それに伴って音楽や舞踊などの芸術・芸能文化が盛んで、詩人が多く出ている。 | 森の中でひっそりと暮らしており、同じくベトラ地方に住む[[ネヴリャン#ベトラネウリア|ネイティブネウリア]]達との交流を持ち、それに伴って音楽や舞踊などの芸術・芸能文化が盛んで、詩人が多く出ている。 | ||
[[ネヴリャン]]文化同様に美しいもの([[ジュダ]])を守らなければならないという考えを共通意識として持つ。 | [[ネヴリャン|ネヴリャン]]文化同様に美しいもの([[ジュダ|ジュダ]])を守らなければならないという考えを共通意識として持つ。 | ||
戦力は殆ど無く、鎧に関しても動物の骨を使った装飾的なものが主であった。前述した理由により、美しい少年全てを手中に収めようとする[[レイン・シルヴェス|レイン将軍]]に抵抗し、大多数が虐殺され死に絶える。生き残りは[[ベトラ]]地方に住んでいた[[ネヴリャン#ベトラネウリア|ネウリア]]達と共に南部に難民として亡命した。 | 戦力は殆ど無く、鎧に関しても動物の骨を使った装飾的なものが主であった。前述した理由により、美しい少年全てを手中に収めようとする[[レイン・シルヴェス|レイン将軍]]に抵抗し、大多数が虐殺され死に絶える。生き残りは[[ベトラ|ベトラ]]地方に住んでいた[[ネヴリャン#ベトラネウリア|ネウリア]]達と共に南部に難民として亡命した。 | ||
世界大戦終結後、[[ゴールドリング|ゴールドリング]]にて戦争の悲劇を忘れないようにするという意識に基づき、[[ジュダ|ジュダ]]の概念が強く取り上げられるようになるが、これには美しい西方サーガルの亡命者達の存在が影響している。 | 世界大戦終結後、[[ゴールドリング|ゴールドリング]]にて戦争の悲劇を忘れないようにするという意識に基づき、[[ジュダ|ジュダ]]の概念が強く取り上げられるようになるが、これには美しい西方サーガルの亡命者達の存在が影響している。 | ||
[[ゴールドリング]]へ亡命した西方サーガルの僅かな生き残りの人々は、難民受け入れを歓迎してくれた異文化の地に対し強い畏敬の念を抱き、西方としての血統にはそこまで関心がなく、兼ねてより西部の地で培ってきた芸術的才能を生かして[[ゴールドリング]]の社会に容易に統合された。 | [[ゴールドリング|ゴールドリング]]へ亡命した西方サーガルの僅かな生き残りの人々は、難民受け入れを歓迎してくれた異文化の地に対し強い畏敬の念を抱き、西方としての血統にはそこまで関心がなく、兼ねてより西部の地で培ってきた芸術的才能を生かして[[ゴールドリング|ゴールドリング]]の社会に容易に統合された。 | ||
そのため、現代においてもはや純粋な西方サーガルというものは存在せず、血統は他のサーガルの血と混じりながら消滅していくものと考えられる。 | そのため、現代においてもはや純粋な西方サーガルというものは存在せず、血統は他のサーガルの血と混じりながら消滅していくものと考えられる。 | ||
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[[File:E3P22 panel.png|thumb|200px|[http://www.vilous.net/index.php?cid=149 ビロウス漫画第三話『縁日にて』]より。]] 戦前までは[[ゴールドリング|ゴールドリング]]で開かれる祭りの際に、[[ネヴリャン#ベトラネウリア|ベトラネウリア]]達と共に「西方ベトラ音楽団」として催しに訪れていた。これが南西間にほぼ唯一存在していた交流だったと言える。 | |||
その当時は南部の人からは美しい人々の多い歌劇団として[[ネウリア|ネウリア]]と共に知られていた。 | |||
西方サーガルの言語はネヴリャン語とシーグ語の混成であるため、彼らと話せる人は[[ゴールドリング|ゴールドリング]]にも少数存在する。 | |||
[[セイルザーン|セイルザーン]]砂漠を隔てている距離の都合上、毎年は無理があるため訪れるのは2、3年に一度。 | |||
砂漠渡りの専門である[[ゴールドリング|ゴールドリング]]の人々が護衛として迎えに来る。このルートが[[シーグ|シーグ]]による西方侵攻を受けた際に、南部に向けての避難経路となった。 | |||
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Revision as of 13:47, 18 December 2017
北方サーガルの亜種。
惑星タル北西部のベトラ地方に住み、近い地域に住むベトラのネイティブネウリアの集落と交流が深い。
厳密には完全な西部ではなく北西部に住んでいる北方亜種ではあるが、便宜上これが「西方種」とされる。
総人口は至って少なく、ベトラの森の中でひっそりと暮らしていたが、レイン歴28年以降のシーグ軍による西部侵攻によって大虐殺を受け、ほぼ壊滅状態となる。
極僅かな生き残りはゴールドリングに亡命し、そこで他の種族と共に相続しているが、「西方サーガル」という区切りの民族は史実上では滅びている。
外見
ほっそりとした体つきをしており、毛の色は青緑の系統や紫が多い。
派生元である北方サーガルとは毛の色、住む場所、文化的や伝統が異なるだけで、他の身体的特徴に関してはほぼ同じと言える。
文化
森の中でひっそりと暮らしており、同じくベトラ地方に住むネイティブネウリア達との交流を持ち、それに伴って音楽や舞踊などの芸術・芸能文化が盛んで、詩人が多く出ている。
ネヴリャン文化同様に美しいもの(ジュダ)を守らなければならないという考えを共通意識として持つ。
戦力は殆ど無く、鎧に関しても動物の骨を使った装飾的なものが主であった。前述した理由により、美しい少年全てを手中に収めようとするレイン将軍に抵抗し、大多数が虐殺され死に絶える。生き残りはベトラ地方に住んでいたネウリア達と共に南部に難民として亡命した。
世界大戦終結後、ゴールドリングにて戦争の悲劇を忘れないようにするという意識に基づき、ジュダの概念が強く取り上げられるようになるが、これには美しい西方サーガルの亡命者達の存在が影響している。
ゴールドリングへ亡命した西方サーガルの僅かな生き残りの人々は、難民受け入れを歓迎してくれた異文化の地に対し強い畏敬の念を抱き、西方としての血統にはそこまで関心がなく、兼ねてより西部の地で培ってきた芸術的才能を生かしてゴールドリングの社会に容易に統合された。
そのため、現代においてもはや純粋な西方サーガルというものは存在せず、血統は他のサーガルの血と混じりながら消滅していくものと考えられる。
他国との交流
戦前まではゴールドリングで開かれる祭りの際に、ベトラネウリア達と共に「西方ベトラ音楽団」として催しに訪れていた。これが南西間にほぼ唯一存在していた交流だったと言える。
その当時は南部の人からは美しい人々の多い歌劇団としてネウリアと共に知られていた。
西方サーガルの言語はネヴリャン語とシーグ語の混成であるため、彼らと話せる人はゴールドリングにも少数存在する。
セイルザーン砂漠を隔てている距離の都合上、毎年は無理があるため訪れるのは2、3年に一度。
砂漠渡りの専門であるゴールドリングの人々が護衛として迎えに来る。このルートがシーグによる西方侵攻を受けた際に、南部に向けての避難経路となった。
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