タリクシアンのヒル類
タリクシアンの山ヒル(Talyxian Mountain Leeches)はタリクシアン生物の一種。
リベンク山脈やネブ山脈などの山岳地帯やその周辺のタリクシアン植生の森の深部などに生息する。その存在が知られている地域では非常に恐れられている生物の一つ。
ファンダムではしばしば「砂漠の獰猛な巨大虫型モンスター」として描かれることがあるがこれは誤り。この生物はその名の通り山岳地帯や森に生息する生き物で、砂漠に姿を現すことは無い。
形態
体はほぼ全体的に赤い筋肉で構成されており、地球のヘビやヒル同様に全身を自在にくねらせて動く。
頭部は骨が剥き出しになっており、顎として開閉する際には頭部全体が四方向に裂ける他、幅の広い部分にある数本のくぼみの部分からは毒針を発射する。
この毒針は獲物を麻痺させる効果があり、肺へ空気を吸い込んで体を膨張させ、頭部の骨を圧迫することで吹矢のように発射する。
更に毒針は筒状にもなっており、これは毒による麻痺がすぐに起こらなかった際などに大量出血を起こさせる狙いがある。
まだ生きている状態での獲物を頭部全体を使って丸ごと食べることを好む。捕食の際には食道にあたる、粘着性のある筋肉を体外へ下し、獲物の体全体を包む形で引き込む。
優れた聴力を持っている他、頭部の根元まわりにびっしりと存在する複数の目を持つため幅広い視野を確保できる。
森の中で山ヒルと対峙し、盾で毒針を受けるサーガル族。エピソード1『薬採り』より。
盾を貫通し、サーガル族の腕に刺さった毒針。毒針は筒状にもなっており、毒による麻痺がすぐに起こらなくとも大量に出血させることで獲物を弱らせる。
生態
完全な肉食性。他のタリクシアン生物、エルタス人を含んだエルタス生物などありとあらゆる生き物を捕食する。
一般的により高い標高の山岳地帯や、タリクシアン植生の動物群が密集する森林地帯の深部に生息する。2~3匹ほどの少数の群れで行動していることもよくある。
人々との関わり
森林の深部や山脈地帯の高部に資材を求めて立ち入る人々にとっての強い脅威の一つ。獲物となる人々を付け回し、回り込むことで簡単に追い詰めてしまう他、追跡する必要がある場合は毒針を飛ばす攻撃も活用する。
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