タリクシアンの設定詳細(暫定)

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タリクシアン・ストーカー

当項では新設定タリクシアについて現段階で試案・検討されている案を記述する。

※ファン創作をされる方へ
タリクシアに関して、このページを参考にするのは構わないですが、
これらは全て暫定的な設定案であり、決定されていません。後に変更される可能性があります。
完全に決定稿となった設定はタリクシアのページに記載されます。

形態面、生活など

惑星タルがまだ原始の惑星だった頃に別の惑星からやってきて、他の生物や知的生命体が育つような環境を作り上げたと言われる。
そのため異星人ではあるが事実上の惑星タルの原住民である。
ビロウスの陽は有害物質の含まれる放射線が太陽よりもずっと多いため、
通常であれば惑星タル上ではタリクシアのような灰色の血を持つ生物以外はそのままでは生きることが出来ない。
エルタス人達は知らないが大昔にルーターが作った巨大な藤棚のような植物が惑星タルの生活圏の広範囲を覆ってるため、その陰でならば赤い血の生物も生存することが出来る)

交尾や出産などを行えるのはストーカーのみで、ルーターは精子を保有するものの一切の外性器が存在しない為、セックスといった性行為を直接行うことは出来ない。
ルーターが生殖に加わる場合、精子のみをオスのストーカーに簡単な手術で移植し、預ける形になる。
ストーカー同士は一般的な生物のように交尾を行い繁殖していくが、ルーターは突然変異によってのみ産まれる。
母体となるストーカーが受胎すると必ず男女の双子を妊娠し、妊娠初期に融合が起こり、オスの生殖腺がメスの体内に取り込まれる。
そうした通常の過程を経て産まれる子供は必ず両性具有のタリクシアン・ストーカーになる。そのようにして産まれたストーカーのペニスは、取り込みが発生していなければルーターになっていた部分である。
この取り込みが発生しないことが極稀にあり、その場合はルーターとストーカーがそのまま双子で産まれてくる。
そのようなケースで産まれたストーカー側はオス(ルーター)の取り込みを行っていないため生まれつきペニスがなく、純粋なメスとして産まれる。

このような種になった理由として環境破壊の進んだ悪夢的な母星で、
知的生物となるまでに生存戦略のために弱いオスをメスが取り込むという進化を成した過去がある。
前述したようなケースで奇跡的に産まれたルーターは非常に大切にされる。
通常のストーカー同士の生殖である場合ルーターが産まれる確率は3%だが、ルーターの精子によって妊娠した場合であれば12%ほどに上がる。

ルーターとストーカーではルーターのほうが地位が高く、ほぼ特権階級扱いであり、
ストーカーはまずルーターには逆らえず、ルーターの部下や手下として使役されることが多い。
ルーターからのストーカーの扱いは人間界で言う野良猫の扱いに近く、
人権の前提はあるが同時に畜生的な扱いでもある。

ルーターの詳細

無機質で機械のような不思議な姿をした人型の生命体。
元はタリクシアン・ストーカーと同じような姿をしていたが、そこから発展してこのような姿になった。

外界から隔離された場所でビロウス世界についての研究を行っている。
全員なんらかの研究者であるため、大人のルーターにはみな名前に「Dr.(ドクター)」がつく。
惑星タルに生きる知的生命体であるサーガルネウリアなどのエルタス系種族のことを大事にしている。

腹に濃厚な栄養ジェルの詰まった1Lほどのタンクのようなものがあり、それによって成長するため食事を行わない。
運動機能が退化しており、内臓も少なく、非常に低燃費。
生殖器が存在しないが、精子だけは持っている。
単体では性行為を直接行えないため、生殖に加わる際には精子のみをオスのストーカーに簡単な手術で移植し預ける。
そうすることでそのストーカーに自分の精子を代理で使って貰うという形を取る。
これはルーターはセックスに関する事は全く分からないため、どのメスと配合するかという段階でオスのストーカーに全て任せているからである。

地位や知能共にストーカーよりも高いが、ルーターだけでは生殖することが出来ないためストーカーを世に残している部分もある。
ストーカーと違い、子供の頃から持つ高い知的好奇心を成長しても失わない。
ストーカーの個体数や行動を管理しており、ストーカーの人口密度がある一定以上の数に達すると調節のためにストーカーを何匹か強制的に捕まえてきて去勢などを行う。
基本的にストーカーに対してルーターは容赦しないため、あまりにもストーカーの数が多くて去勢が間に合わない場合は安楽死させて間引きするなども辞さない。
問題行動を起こしたストーカーに対する粛清なども行う。
ストーカー達の数を管理するのにもルーター達の間で決まったルールがある可能性が高く、
3匹以上出産したストーカーには去勢を施すか、優れた個体にはタリクシア族の遺伝子プールのために出産させ続けるべきだと主張しそれに反対する別のルーターのグループなどが存在する可能性がある。

惑星タルの生態系調節のために恐ろしいミュータント生物などを生み出したりしている。
(そういった生物はたいてい大昔にタリクシアが滅ぼしてしまった生物)
ただしそういった生物は必ずタリクシアン・ストーカーのみを捕食するように作ってあり、
エルタス系種族には極力害を与えないよう日々調節に調節を重ねているようだ。
そしてそのような生き物は主にタリクシアン・ストーカーの人口密度が高くて周囲の生態系のバランスを崩しそうな地域に生息させている。

事実上、現在の惑星タルを裏で操作しているとも言える存在。
ただし自分たちにとって何か不都合なことが起こったとしても直接手を下すのはタリクシアン・ストーカーに対してのみである。

ストーカーの詳細

タリクシアンの原始的な姿を保っている。
半機械・半生物的な姿をしているが、機械的な部分はあくまでも体毛が編みこまれた繊維質のようになって硬化したものであり、それがほどけた部分が通常の毛皮部分である。
灰色の血を持つ為舌や口内、性器や肛門、乳首などの陰部は灰色である。

出生時は全て両性具有であり、思春期の頃にどの生殖器を残しておくかを選ぶことが出来る。
より多く使うほうや、本人の意思などに応じて使わないほうの生殖器は消滅する。
そのため成獣はオスの性器だけが残り純粋なオスとなった個体、メスの性器だけが残り純粋なメスとなった個体、両方の性器が残っており成獣してからも両性具有のまま一生を終える個体など様々なタイプがある。(肥満の個体は両方持っていることが多い。)
また、オスの性器はペニス部分を収納する鞘は体外に出ているが、睾丸は爬虫類のように体内にあるため、哺乳類的な外見であるものの睾丸は外に露出していない。

肉食性で、中型の動物から昆虫などの小型の小型節足動物も食べる。
一応消化出来るものなら何でも食べることが出来るため植物も食べれないことはないが、殺したばかりの獲物の新鮮な生肉が最も適した栄養になる。
街に住むストーカーは加工食品や調理済みの食品しかなかなか口に出来ないため、野生のストーカーに比べると毛の質が悪い。

タリクシアン全体の役割としては調査兵の役割を持つ。
ルーターが常に屋内に引きこもっている研究者である一方、ストーカーは外界で惑星内の生物や環境についての調査を行う。
しかし大半のストーカーは自然の中で暮らす野生生物のような日々を送っている。

全体的に民度が低く、子供の頃にあった知的好奇心は成長すると消え、
知能は高いがこれといった文化も無く、狩猟と性行為くらいしか娯楽を持たない。
基本的に他のストーカーを見下しており、ナルシストが多い割には自己嫌悪が非常に強く、拘りが強すぎるため変な性癖や嗜癖にとらわれていることも多い。
基本的にみな強い変態性を持つため個々の性自認に関係無く新たな性癖や快感に目覚めやすいなど変態性癖については非常に適応力が高い。

非常に頑丈な身体を持ち、辛い時には仮死状態になることができる。
クマムシのようにしぶとい為ビロウスの厳しい環境下でも生き残れる。
鼻の穴のような感覚器官は外からは見えず、口の内部に匂いを嗅ぐ器官がある。
首に特殊な発声器官があり、口を開けずに喋る事が出来る。
またあらゆる音や声を真似て発することもでき、それにより獲物をおびき寄せるなどができる。

ストーカーの生活や行動は常にルーターからの総統・監視下にあり、
保護動物を食べたり他の生物の暮らしを圧迫し過ぎるなどをすると直ちにルーターによって粛清される。

下腹部に人間の胴体前面がある(乳房は通常のネコやイヌなどの哺乳類に似た複乳の位置にある)
腹部は幼形成熟しているため、遠い祖先にあたる人間体のさらに幼体の性質をもっている。
胃袋は人間の身体でいうと咽頭部分にあたる。自分で動かす事が出来たり、感触が敏感だったりする。
その下にある胃腸は純肉食動物であった期間が長いため、かなり短く収まっている。(つまり胃から肛門までの距離が短い)
感覚器官も人間と違って、顔はカレイやヒラメのように左右非対称がベースになっている。
出生時の母体の負担を減らすために頭が細長く、肋骨(前脊椎)のあたりに小さい脳がある。
この脳は人間で言うと大脳新皮質などの比較的新しい部分。感覚神経は頭部にある旧い脳から出ている。
そのため胸を破壊されると知性が死に、頭を破壊されると心臓が止まる。

後頭部に小さい穴があり、そこに細長い針を刺されると苦しまずに即死する。
その場所が把握できてなおかつ針を刺せるのはルーターのみであるため、
ルーターが増えすぎたストーカーの数を減らして人口調節する際などに用いられる。


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