シグ: Difference between revisions

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シグ([[Sieg]])とはとは[[タルの言語|シグ語]]で「[[サーガル|サーガル]]」を示す言葉、およびサーガルという種族の古代名。同時にシグ語を使う原始的なサーガル達の間で「我々、私」を意味する言葉。


種族名としての「[[サーガル]]」という名称は[[タルの言語|ゴールドリング語]]による公称であり、口語においては「サーガル」と称した場合は近代における文化的な生活様式を行う者達を、「シグ」と称した場合は古代において原始的な生活様式を送っていた者達を示す。
[[File:Sieg Children JP.png|thumb|300px|[http://www.vilous.net/index.php?cid=284 エピソード4『12人ぼっちの平原』]より、もぐらほり族の子供達。もぐらほり族はシグクランに相当する部族。]]


北部においては長きに渡って原始的な生活様式が続いていた為、シーグ王国立国以前の[[北方サーガル]]をまとめて「シグ」と称す場合もある。
シグ([[Sieg|Sieg]])とはとは[[タルの言語|シグ語]]で'''「[[サーガル|サーガル]]族」'''および'''「我々、私」'''を意味する言葉。「サーガル」という種族名が確立する以前の時代におけるサーガル族そのものの名称。


場所としての[[シーグ]]の語源でもあり、「シーグ」という名称および発音も[[タルの言語|ゴールドリング語]]における表法。
[[サーガル|サーガル]]」という名称は[[タルの言語|ゴールドリング語]]での公称で、南部において[[サーガル|サーガル]]と[[アグドナ|アグドナ]]が[[ゴールドリング|ゴールドリング]]を創設した頃に制定された。


当記事ではサーガルの原始的・伝統的な生活様式について述べる。
[[シーグ#戦前|戦前のシーグ]]では三種類のクランのうち、確固たるリーダーや名前、所属を持たない、原始的な生活を送る部族をすべて「シグクラン」として分類する。


== '''北部のシグ''' ==
== '''北部のシグ''' ==


[[File:Northernland.png|thumb|300px|伝統的な北方の地の様子]]
<gallery heights="300" perrow="3" widths="300">
[[正史年表|レイン暦16年]]頃に[[レイン・シルヴェス|レイン将軍]]による北方全土統一が起こるまで、全体的に文明化されていない北部の地で暮らしていた。
File:Sieg_sergal_child.png|[http://www.vilous.net/index.php?cid=284 エピソード4『12人ぼっちの平原』]より、アグドナの青年イカイが出会ったもぐらほり族の子供。
File:Sieg-sketch.png|シグのサーガルのコンセプトアート
</gallery> [[シーグ#戦前|戦前のシーグ]]に存在していた三種類のクランのうちの一つ。


人が住める場所に集落や村、部族の集まりなどが点在し、[[タリクシアン植生|タリクシアン植生の原生林]]や、そこに犇めく[[タリクシアン|野生生物]]と隣り合わせな環境の下、狩りと宗教が中心の原始的な生活を送っていた。
基本的に、獣や森に対抗する手段を持たない、臆病で弱い人々の集まり。[[勇士|勇士]][[呪術師|呪術師]]と違って特別な能力等を持たず、動物のようにその日暮らしな生活を送っている。


部族やクランのタイプによって生活様式は異なるが、大凡みな形式立っており、動物のように毎日同じような生活を繰り返していた。
戦前の北部に存在した[[サーガル|サーガル]]の中では最も原始的な様相を持っていた。


言葉や文字が全く発達していないことや、国では無いため明確な法や規則などは存在せず、[https://ja.wikipedia.org/wiki/アニミズム アニミズム]に基づく自然信仰に沿い自然界の掟そのものをルールとし、多くの場合暗黙の了解や野生動物のような「言わずともわかる共通認識」で意思疎通する。
=== '''生活様式''' ===


=== '''言語''' ===
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File:EP4-38.png|[http://www.vilous.net/index.php?cid=284 エピソード4『12人ぼっちの平原』]より、もぐらほり族の村。質素な造りの家がいくつか並んでいる。
File:EP4-41.png|[http://www.vilous.net/index.php?cid=284 エピソード4『12人ぼっちの平原』]より、村に現れた謎の生物を撃退するもぐらほり族。木の枝や石など簡単な武器を使っている。
</gallery>


言葉の数は非常に少なく、多くの人々は流暢に喋ることが出来ない。
日々その場で丸まっているか、目的を持たずにうろうろと宛もなく移動していることが多い。


言葉の扱いを最も得意とするのは後述する呪術師のクランだが、それ以外の多くは動物的な鳴き声やボディランゲージ、暗黙の了解などで意思疎通する場合が多い。
服装や武器も単純な出来のものが多く、種類も少ない。質素な布を身にまとっているだけ、棒を振り回すだけなど簡単なものが多い。
言葉による意思疎通は個人の能力に強く依存し、ある程度の会話が可能な者から全く言葉を扱えない者まで落差が非常に大きい。


書き文字に至っては呪術師のクランのみが使える特別な要素として扱われる。
全体的に弱く不安定であり、死亡率が非常に高い。その分、性成熟するまでの年齢も全サーガルの中で最も早いが、多くは高齢に達することなく、野生生物等に襲われて死ぬとされる。
言葉や文字全般を扱う事自体が呪術師にしか行えない、呪術的意味合いを持つ特殊能力のような扱いで、発音のはっきりした人間的な言葉にはそれ自体に特別な力が宿るものと考えられている。


=== '''氏名''' ===
稀に、恐怖以上に強い好奇心を持つ個体が産まれることがあり、そのような者の死亡率は更に高いが、運が良ければ[[勇士|勇士]]や[[呪術師|呪術師]]クランなどの力のある部族に遭遇でき、条件次第で加えて貰えることもある。


前述した通り言葉の扱いは使える者が限られた特殊な行いであるため、呪術師による「名づけの術」(後述)が無ければ個人名を持つことすら出来ない。
=== '''能力''' ===


個人名を持たない者達は外見の特徴や役割からすぐ分かる簡単な渾名のようなもので呼ばれる。例として耳が無ければ「耳欠け」、棒を武器として使うなら「棒持ち」など。
言葉など文化的生活への能力は個人差に強く依存し、ある程度の会話が可能な者から、全く言葉を扱えない者までおり、落差が非常に大きい。多くは動物的な鳴き声やボディランゲージ、暗黙の了解などで意思疎通する。


=== '''クラン''' ===
まじないに興味を示す者、戦闘に興味を示す者はいれども、多くはしっかりした知識や経験を積んでいないため、実力は[[勇士|勇士]]や[[呪術師|呪術師]]クランのものに遠く及ばない。未熟で拙いやり方であるが故に逆に危険を招いたり、自身や仲間の死に至る失態を引き起こすことも少なくない。


主に三種類のクラン(集団・部族)に分類され、クランに応じて暮らしぶりや役割、能力、食事の質が異なる。
=== '''文化''' ===


=== '''勇士のクラン''' ===
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File:EP4-32.png|[http://www.vilous.net/index.php?cid=284 エピソード4『12人ぼっちの平原』]より、イカイに部族特有の命に関する考え方を説明するもぐらほり族の子、おしゃべり君。
</gallery> 死亡率が非常に高いため、命に関して独自の考え方を持っている部族が多い。


[[File:Brave-sketch.png|thumb|勇士サーガルのイメージ図]]
[http://www.vilous.net/index.php?cid=284 エピソード4『12人ぼっちの平原』]に登場する「もぐらほり族」の場合、仲間の命があまりに簡単に消えてしまうため、生きている仲間を「自分の心の中にある友達という存在がほんの一時だけ自分のそばへ現れているに過ぎない、目の前に現れている貴重な瞬間」と考えている。そして自分の知らないところへ行くことと死ぬことの区別をあまりしていないようだ。


[[タリクシアンの狼|狼]]の骨を持った勇士を中心とした戦士達のクラン。ブレイブクラン(Brave Clan)とも。
=== '''名前''' ===


「勇士」とされる立ち位置には群れの中の勇敢な者や強い者がなれる。勇士の存在は群れを一つにまとめ、散り散りになりにくくする働きがある。
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File:Mole-Digger_Tribes.png|[http://www.vilous.net/index.php?cid=284 エピソード4『12人ぼっちの平原』]に登場するもぐらほり族の子供達とその名前。
</gallery> 戦前の北部において個人名とは[[呪術師|呪術師]]による「名づけの術」を介して得られる特別なものだったため、呪術師のいないクランでは名無しの者が多く、これはシグクランでは特に顕著である。


言葉はほぼ使えないが、生物について熟知しており、優れた直感的センスで狩り・生活の目的や方針を決める。
個人名を持たない者達は外見の特徴や役割からすぐ分かる簡単な渾名のようなものでお互いを識別していた。例として耳が無ければ「耳欠け」、棒を武器として使うなら「棒持ち」など。


生物の骨で作った鎧を身に纏い、[[レイン・シルヴェス|レイン]]のように赤い入れ墨を顔や体に入れ、目立つ装いをする。
=== '''食事''' ===


森に敬意を持っており、[[タリクシアンの狼|狼]]の縄張りである森を直接荒らすことはあまりしない。
<gallery heights="300" perrow="3" widths="300">
File:Sieg_clan_foods.png|シグクランの食べ物数例
EP4-45.png|[http://www.vilous.net/index.php?cid=284 エピソード4『12人ぼっちの平原』]より、食糧庫に貯めていた乾しもぐらを野生生物に食い荒らされ、絶望するもぐらほり族。
</gallery> 森からはずれた場所にある小枝、荒野を走り回る虫や小動物を食べて暮らしている。また、部族によって主食が異なり、もぐらほり族のようにもぐらの採集のみに頼る部族、小枝のみを集めてやりくりする部族など様々ある。


荒野で巨大な獣を追い、勇敢に集団で戦って打ち倒す。獲物のほとんどは彼らを狙って戦いを挑んできた大型の獣。食事に関する詳細:[[シーグの食物#勇士のクラン|シーグの食物 - 勇士のクラン]]
*'''ネズミ''':全土で一般的な小動物で、植物の根などに穴をあけて住む。がさがさして、あまりおいしいものではない。通常、文化的な人々の食べるものではないが、たくさんとれるので、GRなどでは保存食として加工品が作られていることはある。


獲物や資源を求めて、日々目的を持って移動する。
*'''動物の死骸''':死んだ動物の体の一部や、骨、くず肉など。森の外にもよく落ちていることがある。森に入れず、戦う手段もない人々はこんなものでも食べて飢えをしのぐしかない。


=== '''呪術師のクラン''' ===
*'''抜け殻''':何かの抜け殻。[[タリクシアン|タリクシアン]]には変態・脱皮を行うものが多い。蛹の殻はいくらかの栄養分を残している。大きなものは服などに利用される。


[[File:Shaman-sketch.png|thumb|200px|呪術師サーガルのイメージ図]]
*'''[[ドンドコ|ドンドコ]]の小株''':仲間に手足を食われ、動けなくなった[[ドンドコ|ドンドコ]]は黒く変色し、その場で株になる。株からは小さなドンドコがたくさん発芽する。呪術師はこれらを育てる術を持っているが、より原始的な人々は、これらをつまんでそのまま食べる。味はよいが、非常に小さい。


修行の証である印鑑を持ち、「名前」を操る呪術師を中心としたクラン。シャーマンクラン(Shaman Clan)とも。
*'''野ウサギ''':家畜化もされ、全地域で一般的な食べ物だが、シグクランの人々にとっては最も上等な食事のひとつである。非常に足が速く、野生のサーガルであっても追いかけて捕まえるのは大変。追いかけている途中で恐ろしい生物に出くわすこともある。


生物知識に長け、「名づけ」の術を使う事で、[[瘴気|瘴気]]に取り込まれずに正体を解き明かす。勇士のクランに同じく森に畏怖を持っており、[[タリクシアンの狼|]]を信仰する。
*'''モグラ''':地中にいる虫の一種。[http://www.vilous.net/index.php?cid=284 エピソード4『12人ぼっちの平原』]に登場する もぐらほり族はその名の通りモグラの採集に依存している。良質な食材とは言えず、長期間の摂取は体内にある[[タリクシアン|タリクシアン]]体への変異を引き起こすため大人の部族は忌避している。


言葉や文字を扱う事は呪術師にとって欠かせない能力であるため、戦前の北方サーガルの中では流暢に言葉を扱える者が多い。しかし北部の元来の言葉の数の少なさのため、[[ゴールドリング]]出身の者の域には達しない。
== '''南部のシグ''' ==


群れに[[アグドナ|アグドナ]]が居ることが多い・または取引可能なため、やや凝った服や武器を手に入れることも出来、家や集落が他のクランよりも大きめ。
執筆中


総合的には文明化前のサーガルの中では最も文明的な人々と言える。
{{LinksJP}}


食べ物の種類も多く、危険の処理に優れているため資源の豊富な森に直接入り、肉性の植物を直接採取したり種子や小動物を持ち帰って家畜化する事で生活をしている。食事に関する詳細:[[シーグの食物#呪術師のクラン|シーグの食物 - 呪術師のクラン]]
[[Category:サーガル]] [[Category:エルタス]] [[Category:用語]]
 
[[イマゴイ|イマゴイ]]などの特殊なアイテムを使うことで[[瘴気|瘴気]]溢れる森とも一体化し、更に神秘的な力を得ると言われる。
 
定まった地域に定着し、その集落や群れから動かないことが多い。
 
==== '''名づけの術''' ====
 
呪術師のみが扱える特別な呪術・または儀式。
 
個人、動物、部族に正式な「名前」を与えることによって、自我をはっきりさせたり、正体を確固とさせることによって、恐怖を軽減させるなどの効果を齎す。
 
呪術師ごとに力のランクがあり、より能力を高めるには危険を伴う祠への拝礼や、祠で紋章を得る必要がある。
 
未熟な呪術師は動物的な鳴き声が抜けきっていない言葉で名づけの術を行うことがあるが、これは非常に危険な副作用あるいは逆効果等何らかの悪影響を齎すとされる。
 
=== '''シグのクラン''' ===
 
[[File:Sieg-sketch.png|thumb|200px|シグのサーガルのイメージ図]] [[タルの言語|古シーグ語ことシグ語]]で「サーガル(我々、私)」を表す言葉「[[シグ|シグ]]([[Sieg|Sieg]])」がそのまま名前となっているが、クランの分類として使われる場合は確固たるリーダーや名前を持たない、所属の無いローカルな部族が全てこれに相当する。最も原始的なサーガルの集団であるとも言える。
 
基本的に、獣や森に対抗する手段を持たない、臆病で弱い人々の集まり。勇士や呪術師の人々と違って特別な能力等を何も持たず、動物のようにその日暮らしな生活を送っている。
 
言葉は全くと言っていいほど扱えない。話したとしても非常にカタコト。
 
服装や武器も多くなく単純で、質素な布を身にまとっていたり、棒を振り回すなどの簡単なものが多い。
 
森からはずれた場所にある小枝や、荒野を走り回る虫や小動物を食べて暮らしている。食事に関する詳細:[[シーグの食物#シグのクラン|シーグの食物 - シグのクラン]]
 
日々その場で丸まっているか、目的を持たずにうろうろと宛もなく移動していることが多い。
 
全体的な弱さ故に死亡率が非常に高い。その分性成熟するまでの年齢も全サーガルの中で最も早いが、多くは高齢に達することなく、野生生物等に襲われて死ぬとされる。
 
稀に恐怖以上に好奇心が非常に強い個体が産まれることがあり、そのような者の死亡率は更に高いが、運が良ければ勇士や呪術師のクランなどの力のある群れに遭遇してそのまま加わることが出来る。
 
 
== '''南部のシグ''' ==
 
執筆中

Latest revision as of 04:05, 4 March 2020

エピソード4『12人ぼっちの平原』より、もぐらほり族の子供達。もぐらほり族はシグクランに相当する部族。

シグ(Sieg)とはとはシグ語サーガル族」および「我々、私」を意味する言葉。「サーガル」という種族名が確立する以前の時代におけるサーガル族そのものの名称。

サーガル」という名称はゴールドリング語での公称で、南部においてサーガルアグドナゴールドリングを創設した頃に制定された。

戦前のシーグでは三種類のクランのうち、確固たるリーダーや名前、所属を持たない、原始的な生活を送る部族をすべて「シグクラン」として分類する。

北部のシグ

戦前のシーグに存在していた三種類のクランのうちの一つ。

基本的に、獣や森に対抗する手段を持たない、臆病で弱い人々の集まり。勇士呪術師と違って特別な能力等を持たず、動物のようにその日暮らしな生活を送っている。

戦前の北部に存在したサーガルの中では最も原始的な様相を持っていた。

生活様式

日々その場で丸まっているか、目的を持たずにうろうろと宛もなく移動していることが多い。

服装や武器も単純な出来のものが多く、種類も少ない。質素な布を身にまとっているだけ、棒を振り回すだけなど簡単なものが多い。

全体的に弱く不安定であり、死亡率が非常に高い。その分、性成熟するまでの年齢も全サーガルの中で最も早いが、多くは高齢に達することなく、野生生物等に襲われて死ぬとされる。

稀に、恐怖以上に強い好奇心を持つ個体が産まれることがあり、そのような者の死亡率は更に高いが、運が良ければ勇士呪術師クランなどの力のある部族に遭遇でき、条件次第で加えて貰えることもある。

能力

言葉など文化的生活への能力は個人差に強く依存し、ある程度の会話が可能な者から、全く言葉を扱えない者までおり、落差が非常に大きい。多くは動物的な鳴き声やボディランゲージ、暗黙の了解などで意思疎通する。

まじないに興味を示す者、戦闘に興味を示す者はいれども、多くはしっかりした知識や経験を積んでいないため、実力は勇士呪術師クランのものに遠く及ばない。未熟で拙いやり方であるが故に逆に危険を招いたり、自身や仲間の死に至る失態を引き起こすことも少なくない。

文化

死亡率が非常に高いため、命に関して独自の考え方を持っている部族が多い。

エピソード4『12人ぼっちの平原』に登場する「もぐらほり族」の場合、仲間の命があまりに簡単に消えてしまうため、生きている仲間を「自分の心の中にある友達という存在がほんの一時だけ自分のそばへ現れているに過ぎない、目の前に現れている貴重な瞬間」と考えている。そして自分の知らないところへ行くことと死ぬことの区別をあまりしていないようだ。

名前

戦前の北部において個人名とは呪術師による「名づけの術」を介して得られる特別なものだったため、呪術師のいないクランでは名無しの者が多く、これはシグクランでは特に顕著である。

個人名を持たない者達は外見の特徴や役割からすぐ分かる簡単な渾名のようなものでお互いを識別していた。例として耳が無ければ「耳欠け」、棒を武器として使うなら「棒持ち」など。

食事

森からはずれた場所にある小枝、荒野を走り回る虫や小動物を食べて暮らしている。また、部族によって主食が異なり、もぐらほり族のようにもぐらの採集のみに頼る部族、小枝のみを集めてやりくりする部族など様々ある。

  • ネズミ:全土で一般的な小動物で、植物の根などに穴をあけて住む。がさがさして、あまりおいしいものではない。通常、文化的な人々の食べるものではないが、たくさんとれるので、GRなどでは保存食として加工品が作られていることはある。
  • 動物の死骸:死んだ動物の体の一部や、骨、くず肉など。森の外にもよく落ちていることがある。森に入れず、戦う手段もない人々はこんなものでも食べて飢えをしのぐしかない。
  • 抜け殻:何かの抜け殻。タリクシアンには変態・脱皮を行うものが多い。蛹の殻はいくらかの栄養分を残している。大きなものは服などに利用される。
  • ドンドコの小株:仲間に手足を食われ、動けなくなったドンドコは黒く変色し、その場で株になる。株からは小さなドンドコがたくさん発芽する。呪術師はこれらを育てる術を持っているが、より原始的な人々は、これらをつまんでそのまま食べる。味はよいが、非常に小さい。
  • 野ウサギ:家畜化もされ、全地域で一般的な食べ物だが、シグクランの人々にとっては最も上等な食事のひとつである。非常に足が速く、野生のサーガルであっても追いかけて捕まえるのは大変。追いかけている途中で恐ろしい生物に出くわすこともある。
  • モグラ:地中にいる虫の一種。エピソード4『12人ぼっちの平原』に登場する もぐらほり族はその名の通りモグラの採集に依存している。良質な食材とは言えず、長期間の摂取は体内にあるタリクシアン体への変異を引き起こすため大人の部族は忌避している。

南部のシグ

執筆中


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