呪術師

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呪術師のサーガル

呪術師(Shamans)はサーガルが持てる役割または職業の一つ。

戦前のシーグでは三種類のクランのうちの一つに呪術師のサーガルを中心にした「呪術師クラン」があり、戦前の北部において重要な役割を持っていた。

概要

サーガル族に共通する信心深さ、第六感の強さからほぼ種族全体で祈祷師や呪術師に適した能力があり、北方サーガルは特に強い傾向を持つ。

祈祷師は主に冠婚葬祭、雨乞い、日照り乞い、お祓い、などの神事を行い、呪術師は願掛け、まじない、呪い、占い、などの呪術を行う。両方もしくはどちらかを行うにあたり、神通力を得るために惑星タルに点在する計数十箇所の祠を巡礼しなければならず、いくつかの聖地はタリクシアン植生内にあり、特にマゴイシタの祠への巡礼はかなりの危険を伴う。

戦前シーグにおける呪術師クラン

戦前のシーグに存在していた三種類のクランのうちの一つ。

修行の証である印鑑を持ち、「名前」を操る呪術師を中心としたクラン。シャーマンクランとも。

生物知識に長け、「名づけ」の術を使う事で、瘴気に取り込まれずに正体を解き明かす能力を持つとされる。

総合的には戦前の北部に暮らしていたサーガルの中では能力、衣食住共に最も文明的な様相を持っていた。

生活様式

定まった地域に定着し、その集落や群れから動かないことが多い。

勇士クランに同じく森への畏怖、タリクシアンの狼へを信仰を持つ。

呪術師クランの集落には多くの場合一定数のアグドナが存在し、そうでなくても他の地域のアグドナと交流・取引をする術を心得ている者が多いため、やや凝った造りの衣類や武器を備えている。家や集落も他のクランよりも大きく、しっかりした造りをしている。

能力

言葉や文字を扱う事が呪術師にとって欠かせない技能となるため、ゴールドリング出身の者の域には達しないが、戦前の北方サーガルの中では流暢に言葉を扱える者が多い。

持前の生物知識や強い精神力に加え、イマゴイなどの特殊なアイテムを使うことで瘴気溢れる森と一体化し、更に神秘的な力を得ると言われる。

名づけの術

呪術師のみが扱える特別な呪術・または儀式。

個人、動物、部族に正式な「名前」を与えることによって、自我をはっきりさせたり、正体を明確化させることによって、恐怖を軽減させるなど様々な効果を齎す。

呪術師ごとに力のランクがあり、より能力を高めるには祠への拝礼や、祠で紋章を得る必要があるが、いずれも危険を伴う行為である。

未熟な呪術師が行うと非常に危険な副作用または逆効果など何らかの悪影響を齎すとされる。特に、動物的な鳴き声が混じったおぼつかない発音での術ほど危険となる。

食事

危険の処理に優れているため、豊富な種類の食料を得ることができる。資源の豊富な森に直接入り、肉性の植物を直接採取したり、種子や小動物を持ち帰って家畜化する事で生活をしている。

  • 肉性の樹:森林部に生える様々な肉性の樹。入り口では硬くて食べられないものも多いが、森深い箇所ではその多くが切り取っただけで食べられるほどの柔らかさと滋養を有している。森の内臓、筋肉とも。彼らの主食だが、森の奥深くまで行かなければならない。
  • 血豆:豆とはいうが、じゃがいも程の大きさで、森林の地面の中に生える。野生種は乱雑に生えるものだが、採取が危険な為、持ち帰られ、丸い株に整形して栽培されたものも多い。内臓の味がするという。なお、GRでも品種改良されたものが栽培されている。
  • 小型のドンドコ:罠でとらえたり、隠れているところを捕獲したりする他、株を捕まえてきて育てる方法もある。どんどこの養殖の方法もここで確立された。なお、豚や牛も飼われている。
  • ホヤ棚:上半分の柔らかい部分を食べ物として利用する。やや硬いが、これをカットして丸呑みにする。
  • 血のパイプ:荒野、浅い森に菌床状のベースを形成し、群生するパイプ状生物。それほど栄養のあるものではないが、手に入りやすく、切って飲み込んだり、しゃぶったりする。
  • ヒキガエル:主にベトラマゴイに生息する大型のヒキガエル型タリクシアン。特にマゴイのものは大型化する。基本的には森から出てこないトラップ型の生物で、呪術師以外の捕獲はほぼ不可能。
  • イマゴイ:厳密には食材ではないが、イマゴイの液体は呪術師クランのサーガルとって欠かせないアイテムで、まじないや儀式など呪術的な用途で広く使われいた。そのまま飲む他、蒸留したものを伝統的な宗教儀式に使う。


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