南方サーガル: Difference between revisions
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Revision as of 13:15, 30 November 2017
惑星タル南方のゴールドリングや、その周辺に点在する農村や田舎町に住むサーガル。
北方種と違い特に明確な「国」の区切りは存在せず、ゴールドリングを中心としたコルビロウス塩湖周辺の地に暮らしているサーガル達が大まかに「南方種」とされている。
レイン将軍登場後のシーグ軍のようながっつりとした軍勢などは持たないが、
コルビロウス塩湖周辺の南部に住む者達は大方みなゴールドリング自警団に所属する。
元々食糧や生物資源の少ない地で生活していたため、ゴールドリングが出来上がる以前はとても貧しい生活をしていた。
その為、早い段階からアグドナとの共生を始めており、南方サーガルとアグドナは長きに渡って築いている強い協力関係によって文化や技術を発展させてきた。
外見
耳は長く、全体的に毛の量が少なく、たてがみや踵の毛などの部分的な体毛も薄い。
平均身長は北方種よりも低く体格もスリムで、脚や腕なども細め。下顎も北方種に比べて薄い。
毛色は茶、ベージュ、ブロンド、オレンジなどの暖色が第一色。加えて白が第二色として入るツートーンカラー。
また外見上の性差が殆ど無い北方種と異なり、アグドナの影響によって人間のような性差があり、女性サーガルはより女性らしい容姿をしている。
生態や文化
原始的とされる北方種と違って文化や知識などをより大事にする者が多い。
特にゴールドリングなどのより文明的で発展した都会に住む者はその傾向が更に強い。
文化的なファッションなども盛んであるため、中部~東部に住む者と同様に、毛を赤やピンクなどの派手な色に染めている者も多い。
アグドナが基準の性差の影響によって、女性サーガル用の服なども存在する。
南部には北部のような瘴気の森は存在しないため北方種のような自然に対する畏怖や信仰などは持っておらず、
古代に持ち込んだ「狼」であったタリクシアン・アソシエーター達も環境によって「犬」と化したため、「犬」としてのアソシエーターをごく普通の家畜しとして扱っている。
純雑食性。元来の好物である肉類特に魚類の他、植物性タンパク質の豊富な植物なども食べる。
調理技術も確立しているため、日常的に食する食べ物の種類は北方種よりも幅広くて豊富。
エビのような一部の虫もポピュラーな食材の一つではあるが、
昆虫類全般を食すネウリアとは異なり、クモのようなグロテスクな虫には拒絶的な反応をする者が多い。
文化的な思考が特に強い者は、丸呑みで食すことは原始的で野蛮な行動と見なしているため、
ナイフを使って小さく切り分けるなどしてなるべく「料理」として調理されたものを食べようとする。
咀嚼しようともするが、歯や顎の構造上向いていないため、気持ち程度に行う。
生まれてすぐアグドナと一緒に育つため同じ言葉を話すように教えられる。
前述したように鳴き声によるコミュニケーションはほとんど廃れており、
動物的な鳴き声というものは極プライベートな家族関係や、酔っ払った時や、幼児言葉という区分などでのみ使われる。
ゴールドリングの中心部には裕福層である南方サーガルの貴族が住む。
この貴族サーガル達は伝統的な茶色い毛皮の者しかおらず、また貴族同士の結婚・近親交配を繰り返しているため、極めて小柄。
アグドナとの関わり
アグドナと仲が良いのはサーガル全般に言えることであるが、
特に南部では両者の関係無しではゴールドリングなどの文明が成立しなかったと言えるほどに深い繋がりを持つ。
南方種とアグドナの繋がりは混血種の地である東部の場にも、その延長的な形で及んでいる。
具体的にはサーガルがアグドナを守る形で両者協力しあってきた。
主に狩りなどの生物に関した仕事はサーガルが、字を書いたり本を読むなどの文化に関した仕事はアグドナが行う形で、お互いに異なる性質を上手く噛み合わせて文明を築き上げている。
このようなアグドナとサーガルの相互協力の関係がゴールドリングにおける「黄金の輪」の信仰の概念に組み込まれている。
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