ビロウス

太陽としての「ビロウス」の意匠入りロゴ

ビロウス(Vilous)とは、ミック小野とKiki CRによるシェアワールド体系での架空世界、およびその設定群を元としたウェブ漫画、その世界観に存在する架空の恒星の名前。太陽に該当する。

日本語圏においてビロウズという語表記が見受けられることがあるが、正式名称ではない。また「惑星ビロウス」という呼称および概念は現行の設定には存在しない。現在、公式に定める正史において、「ビロウス」は恒星であり、物語の舞台は「惑星タル」とする。

作品としてのビロウス

日本出身のフリーランスアーティスト・ミック小野とKiki CRによって、生物学・文化人類学・心理学などの学問をベースとしたモチーフやテーマに基づいて構築されるSFファンタジー。

• ワールド原案、コミックライター、ビジュアルデザイナー：ミック小野(Mick Ono)
• シナリオ原作、ディレクター、プロデューサー：Kiki CR(きき)

地球の存在する宇宙空間からは遠く離れた領域、恒星ビロウスを軸とした星系内にある「惑星タル」。エルタスという、地球のものに似た人類と生物が生息していた世界で、人間による環境保護が失敗し、生態系にはタリクシアンと呼ばれる異質な生物群が取って代わるようになった。激減した海と元来のエルタス生物種の代わりに、人々は動物のような姿となり、サーガル・アグドナ・ネウリアの三種類の種族に分けられた。

半分人間・半分獣の姿と化しても尚「人間」として自らを認識するエルタス人達と、異型なるタリクシアン達が異質なもの同士すれ違いながらも協力し、星の命を取り戻そうとする物語。

特異点となる人物「レイン・シルヴェス」を発端に始まるレイン歴100年、その最中で巻き起こる惑星全体を揺るがす世界戦争を物語の要として、激動の歴史を乗り越え命と世代を繋ぎながら過酷な世界を生き抜くエルタス人類の変化・発展・存続の歴史を描く。

二次創作・転載や利用について

二次創作や利用に関する規約 の項を参照。

太陽としてのビロウス

ビロウスの陽光は地球の太陽よりも放射線などの放射エネルギーが強力であるとされる。惑星タルでは南部になるほどその影響が強く、このためタルの北南間には何らかの環境的違いがあると思われる。

南部の大都市、「ゴールドリング」においては信仰の対象の一つであり、神話や言い伝えにおいてしばしば太陽神の形として言及される。太陽神話に関する詳細：ゴールドリング - 宗教

ギャラリー

※当Wikiに掲載するイラストには公式本編内の登場人物だけでなく、ファン創作キャラも含む。

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  惑星タル北東に位置する草原～森林状のタリクシアン植生域、セケン。惑星タルはこのような異型の植物が大部分を占める。この領域に踏み込むため、エルタス人種であるサーガル達はタリクシアン植生域への探索用装備を身に着けている。

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  タリクシアン植生の領域内の木陰で休憩を取るサーガル達。

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  タリクシアン植生の森の深部に佇むタリクシアン・ストーカーの「ホント」。タリクシアン生物達はエルタスの人類や生物が生身のままでは踏み込めないような領域でも生存出来る。

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  惑星タル南部に存在する巨大な港都市群国ゴールドリングの大通り。黄金の都とも呼ばれるこの大都市は近代には全てのエルタス人種が暮らす。都市の心臓部となる中心街に隣接した大通り。中央では行商人であるネウリア族の男性ふたりが商用人力車を引いていてる。その周辺には人口の大部分を占めるサーガル族とアグドナ族の姿が多く見える。また、これらエルタス人の生活圏に混じってタリクシアン生物に分類される種族の姿も確認出来る。

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  惑星タル北部、戦後のシーグの市場。戦中はレイン将軍の力により巨大な軍事国家として興ったが、戦後は軍事技術により大発展した技術力を基にゴールドリングに次ぐタルの大都市となる。

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  近代ゴールドリングの祭り。中央で綿飴を嗜む男性ネウリアの「プリレイ」の他、サーガルやアグドナなど様々なエルタス人の人々が祭りを楽しむ。]]

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  近代シーグ、格闘術の稽古を行うサーガル達。

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  近代ゴールドリング。ゴールドリングは惑星タル唯一存在の海「コルビロウス塩湖」の周辺を囲うように存在する複数の都市や町によって成り立つ。

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  捕虜の北方サーガル兵士

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  ゴールドリングに襲来した触手型の原生生物を討伐すべく立ち向かうサーガル達と、それを見守るネウリアのカップル(※画面正面から見て左側が男性で、右側が女性。)

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  クローン研究の一環として豆栽培を行うオスのタリクシアン・ストーカー、「リンゴ」。タリクシアン・ストーカーはエルタス人と意思疎通できるほどの知性を持った生物ではあるが、彼のように極度に高い知性や手先の器用さを持つ者は稀な存在。

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  ゴールドリングに住む裕福層の南方サーガルの食事のひととき。(ビロウス画集第一弾「VILOUS worldview1」より出展)

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  宮廷に訪れた男性ネウリアの商人「プリレイ」の出店で買い物を楽しむレイン将軍。

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  戦化粧を施す南～東系のサーガル達とアグドナ。

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  タル東部～北東部にかけて広がるリベンク山脈。希少なエルタス植生の数少ない生息域の一つ。

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  コルビロウス塩湖で海藻を集めるサーガル達。この海藻は希少なるエルタス生物に分類する植物であるが、すぐ増えるためエルタス系海藻の中でも採取制限が無い。

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  近代ゴールドリング、都会のネウリア達。惑星タルの携帯電話とも言える無線ファックスでメールのやり取りをする女性ネウリアと、窓から話しかける男性ネウリア。

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  部下と入浴を楽しむレイン将軍。

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  近代ゴールドリング、知的で不思議なサーガルの少年「ジャク」の研究施設。エルタス植生の生態に興味を持つ彼は日々研究に打ち込んでいる。

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  近代ゴールドリング、縁側でおやつを食べながら友達と話をするサーガルの少年。そばには彼のお父さんが育てている巨大な盆栽がある。カゴには鼠捕りにかかったカニモドキというタリクシアン生物の害虫がいる。

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  タリクシアン生物のイノシシの一種を倒した北東の狩人サーガル。背景にあるピンク色の植物はホヤ棚といい、これもまたタリクシアン生物である。

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  「犬」を連れて、ゴールドリング圏内の砂漠を移動する南方サーガルとアグドナの男性。

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  ゴールドリングの路上で「ケフバシ」を売る南方サーガルの若者

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  ずぼ屋で食事を楽しむ混血サーガルのヤジさんと、同伴するペットのモワモワ

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  アグドナとサーガルの集合一家の光景。ケージの中にいる珍しいエルタス系生物の貝類生物をみんなで観察している

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  南部または東部のどこかの\駄菓子屋で餅飴を食べるサーガルとアグドナの子供達

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