ビロウス: Difference between revisions
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[[ | 地球からは遠く離れた宇宙空間、恒星ビロウスを軸とした星系内にとある惑星が存在した。かつては地球に似た環境と人々があったその星で、人間による環境保護が失敗し、生態系には[[タリクシアン|タリクシアン]]と呼ばれる異質な生物群が取って代わるようになった。激減した海と元来の[[エルタス|エルタス]]生物種の代わりに、人々は動物のような姿となり、[[サーガル|サーガル]]・[[アグドナ|アグドナ]]・[[ネブリャン|ネブリャン]]の三種類の種族に分けられた。 | ||
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特異点となる人物「[[レイン・シルヴェス|レイン・シルヴェス]]」を発端に始まる[[正史年表|レイン歴100年]]とその最中に惑星全土で繰り広げられた世界大戦。激動の歴史を乗り越え、過酷な世界で命と世代を繋ぎながら、[[エルタス|エルタス]]人類は変化と発展を遂げていく。 | |||
=== '''二次創作・転載や利用について''' === | |||
[[二次創作や利用に関する規約|二次創作や利用に関する規約]] の項を参照。 | |||
== '''太陽としてのビロウス''' == | |||
ビロウスの陽光は強力な放射エネルギーを持ち、[[惑星タル|惑星タル]]では南部になるほどその影響が強い。このため、タルの北南間には何らかの環境的違いがある。 | |||
南部の大都市、「[[ゴールドリング|ゴールドリング]]」においては信仰の対象の一つであり、神話や言い伝えにおいてしばしば太陽神の形として言及される。太陽神話に関する詳細:[[ゴールドリング#宗教|ゴールドリング - 宗教]] | |||
== '''ギャラリー''' == | |||
※当Wikiに掲載するイラストには[[:Category:ビロウス公式キャラクター|公式本編内の登場人物]]だけでなく、[[:Category:ファン創作キャラ|ファン創作キャラ]]も含む。 | |||
<gallery heights="400" perrow="3" widths="400"> | |||
File:Thekan.png|[[惑星タル]]北東部に位置する草原~森林状の[[タリクシアン植生]]域、[[セケン]]。タルの自然環境の大部分は[[タリクシアン植生]]が占め、その[[着生生物|『植物』]]の多くは地球の植物とはかけ離れた異質な外観を持っている。[[エルタス#エルタス人|エルタス人]]が[[タリクシアン植生]]の領域に踏み込む際、場所によっては専用の装備が必要となる。この場所を探索しにきた三人の[[サーガル]]族もまたそのような装備品を身に纏っているようだ。 | |||
File:Skirmishers - A Scene in the North.png|[[シーグ|北部]]の[[タリクシアン植生]]の草原地帯。何らかの[[タリクシアン|野生生物]]に追われ、物陰に隠れ様子を伺う[[北方サーガル]]達。まるで触手のような奇妙な形状をした木の根が垂れ下がり、岩の上には紫色の草が生い茂っている。 | |||
File:1419414517.mick39 zf s.png|[[タリクシアン植生|タリクシアン植生]]の森林地帯、木陰で休憩を取る[[サーガル|サーガル]]族。 | |||
File:1370162496.mick39 honto3.png|[[タリクシアン植生]]の森の深部に佇む[[タリクシアン・ストーカー]]の「ホント」。[[タリクシアン]]生物は[[エルタス]]が生身のままでは踏み込めないような領域でも生存出来る。 | |||
File:1347804770.mick39 r.png|thumb|惑星タル南部に存在する巨大国家・[[ゴールドリング]]。黄金の都とも呼ばれるこの大都市、近代では[[エルタス#エルタス人|エルタス人]]の全種族が暮らしている。ここは都市の心臓部となる中心街に隣接した大通りで、中央では行商人である[[ネブリャン#男性|ネブリャン族の男性]]ふたりが商用人力車を引いていてる。その周辺には人口の大部分を占める[[サーガル]]族と[[アグドナ]]族の姿が多く見える。また、これら[[エルタス]]人の生活圏に混じって[[タリクシアン]]生物に分類される種族の姿も確認出来る。 | |||
File:1382538254.mick39 ahst.png|惑星タル北部、戦後の[[シーグ]]の市場。戦中は[[レイン・シルヴェス|レイン将軍]]の力により巨大な軍事国家として興ったが、戦後は軍事技術により大発展した技術力を基にゴールドリングに次ぐタルの大都市となる。 | |||
File:1348209243.mick39 winteranswer cm9.png|近代[[シーグ]]、格闘術の稽古を行う[[サーガル]]達。 | |||
File:1354183559.mick39 街2s.png|近代[[ゴールドリング]]。ゴールドリングは惑星タルで唯一「海」と言える巨大な塩湖、「コルビロウス塩湖」の周辺を囲う複数の都市や街によって構成される。ここでは[[サーガル|サーガル]]、[[アグドナ|アグドナ]]、[[ネブリャン|ネブリャン]]の[[エルタス|エルタス]]三種族の姿があり、[[タリクシアン|タリクシアン]]に分類される種族の姿も確認出来る。 | |||
File:Mick39 imgs.png|捕虜の[[北方サーガル]]兵士 | |||
File:1443694829.mick39 6f.png|[[ゴールドリング]]に襲来した触手型の[[タリクシアン]]生物を討伐すべく立ち向かう[[サーガル]]族と、それを見守る[[ネブリャン]]族のカップル(※画面正面から見て左側が男性で、右側が女性。) | |||
File:1377425846.solidgrain.lab sample.png|クローン研究の一環として豆栽培を行うオスの[[タリクシアン・ストーカー]]、「リンゴ」。[[タリクシアン・ストーカー]]はエルタス人と意思疎通できるほどの知性を持った生物ではあるが、彼のように極度に高い知性や「人」のような振る舞いを持つものは稀な存在のようだ。 | |||
File:VilousWorldView_Page2_small.png|[[ゴールドリング]]に住む裕福層の[[南方サーガル]]の食事風景。 - [[グッズ・販売物|画集]]『VILOUS World View #1』より出展 | |||
File:1411483550.mick39 raka cm11.png|宮廷に訪れた[[ネブリャン#男性|男性ネブリャン]]の商人「プリレイ」の出店で買い物を楽しむ[[レイン・シルヴェス|レイン将軍]]。 | |||
File:1443507846.mick39 5f.png|戦化粧を施す南~東系の[[サーガル]]達と[[アグドナ]]。 | |||
File:Livenk_f.png|タル東部~北東部にかけて広がる山岳地帯、[[リベンク山脈]]。ここの山頂には地球の植物に似た[[エルタス植生|エルタス植物]]が生い茂る。『緑の植物』とも呼ばれるこれらエルタス植物はタルでは非常に希少であり、リベンク高山地帯はその数少ない保護区となっている。 | |||
File:Gathering_seaweed.png|コルビロウス塩湖沿岸に生える[[エルタス]]系の海藻と、それを集める[[ゴールドリング]]住民の[[サーガル]]達。この海藻は加熱すると潰れてしまうため、少量のダシやドレッシング等をかけて洗わずに生で食用する。プチプチした食感が美味。そのまま食べる他、魚に添えたり、サラダにする等様々な用法で食べられる。大規模に養殖している地域もあり、すぐに増えるのでエルタス系海藻の中でも採集制限がない。 | |||
File:Pf.jpg|近代[[ゴールドリング]]、無線タイプライターまたはポータブルファックスでメールに興じる[[ネブリャン#女性|女性ネブリャン]]と、窓から話しかける[[ネブリャン#男性|男性ネブリャン]]。 | |||
File:1408473456.colo-hungry fuzznut cm m.png|部下と入浴を楽しむ[[レイン・シルヴェス|レイン将軍]]。 | |||
File:Jakk_and_his_small_research_institute_.png|近代[[ゴールドリング]]、知的で不思議なサーガルの少年「[[ジャク]]」の研究施設。[[エルタス植生]]の生態に興味を持つ彼は日々研究に打ち込んでいる。 | |||
File:Veranda_with_big_potted_plant.png|近代[[ゴールドリング]]、縁側でおやつを食べながら友達と話をする[[サーガル]]の少年。そばには彼のお父さんが育てている巨大な盆栽がある。カゴには鼠捕りにかかった[[カニモドキ]]という[[タリクシアン]]生物の害虫がいる。 | |||
File:Northeast_hunter_and_Tals_wildhog,_and_ascidian_shelf_on_background.png|[[タリクシアン]]生物のイノシシの一種を倒した北東の狩人[[サーガル]]。背景にあるピンク色の植物は[[ホヤ棚]]といい、これもまた[[タリクシアン]]生物である。 | |||
File:1489769191.mick39_tr-3.jpg|「[[タリクシアンの犬]]」を連れて、[[ゴールドリング]]圏内の砂漠を移動する[[南方サーガル]]と[[アグドナ]]の男性。 | |||
File:1505739051.mick39 20170918s.png|[[ゴールドリング]]の路上で「[[ケフバシ]]」を売る[[南方サーガル]]の若者 | |||
File:0a9a5a94cfcadff392ec36eae921f9b6.png|[[ずぼ屋]]で食事を楽しむ混血サーガルの[[ヤジ・テルベル|ヤジさん]]と、同伴するペットの[[モワモワ]] | |||
File:Time_of_sergal_and_agudner_children.png|[[ゴールドリング]]に見られる[[サーガル]]と[[アグドナ]]の共同家族の子供達。珍しいエルタス系の貝類生物を持ち寄り、みんなで観察している。 | |||
File:Mochi_Shop.png|南部または東部のどこかの駄菓子屋で[[菓子類|餅飴]]を食べるサーガル[[とアグドナ]]の子供達 | |||
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[[Category:ビロウスを楽しむために]] [[Category:用語]] |
Latest revision as of 00:15, 26 November 2022
ビロウス(Vilous)とは、ミック小野とKiki CRによるシェアワールド体系での世界観、およびその設定群を元としたウェブ漫画、同世界に存在する架空の恒星の名前。太陽に該当する。
ビロウズという表記は誤りであり、正式名称ではない。また「惑星ビロウス」という呼称は現行の設定には存在しない。現在、公式に定める正史において、「ビロウス」は恒星であり、物語の舞台は「惑星タル」である。
作品としてのビロウス
日本出身のアーティスト・ミック小野ときき(Kiki)によって、生物学・文化人類学・心理学など様々な視点に基づいたテーマやモチーフをベースに構築されるSFファンタジー。
- ワールド原案、コミックライター、ビジュアルデザイナー:ミック小野(Mick Ono)
- シナリオ原作、ディレクター、プロデューサー:きき(Kiki CR / Kiki-UMA)
地球からは遠く離れた宇宙空間、恒星ビロウスを軸とした星系内にとある惑星が存在した。かつては地球に似た環境と人々があったその星で、人間による環境保護が失敗し、生態系にはタリクシアンと呼ばれる異質な生物群が取って代わるようになった。激減した海と元来のエルタス生物種の代わりに、人々は動物のような姿となり、サーガル・アグドナ・ネブリャンの三種類の種族に分けられた。
エルタスとタリクシアン、異質なもの同士すれ違いながらも、星の命を取り戻すために日々を生き抜く。
特異点となる人物「レイン・シルヴェス」を発端に始まるレイン歴100年とその最中に惑星全土で繰り広げられた世界大戦。激動の歴史を乗り越え、過酷な世界で命と世代を繋ぎながら、エルタス人類は変化と発展を遂げていく。
二次創作・転載や利用について
二次創作や利用に関する規約 の項を参照。
太陽としてのビロウス
ビロウスの陽光は強力な放射エネルギーを持ち、惑星タルでは南部になるほどその影響が強い。このため、タルの北南間には何らかの環境的違いがある。
南部の大都市、「ゴールドリング」においては信仰の対象の一つであり、神話や言い伝えにおいてしばしば太陽神の形として言及される。太陽神話に関する詳細:ゴールドリング - 宗教
ギャラリー
※当Wikiに掲載するイラストには公式本編内の登場人物だけでなく、ファン創作キャラも含む。
タリクシアン植生の森の深部に佇むタリクシアン・ストーカーの「ホント」。タリクシアン生物はエルタスが生身のままでは踏み込めないような領域でも生存出来る。
捕虜の北方サーガル兵士
クローン研究の一環として豆栽培を行うオスのタリクシアン・ストーカー、「リンゴ」。タリクシアン・ストーカーはエルタス人と意思疎通できるほどの知性を持った生物ではあるが、彼のように極度に高い知性や「人」のような振る舞いを持つものは稀な存在のようだ。
部下と入浴を楽しむレイン将軍。
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