惑星タル: Difference between revisions
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タル上に存在する生物は最も大きく分けると'''[[エルタス|エルタス]]'''と'''[[タリクシアン|タリクシアン]]'''という2つの分類がある。 | タル上に存在する生物は最も大きく分けると'''[[エルタス|エルタス]]'''と'''[[タリクシアン|タリクシアン]]'''という2つの分類がある。 | ||
[[エルタス|エルタス]]は人権を有する知的生命体である[[サーガル|サーガル]]、[[ネウリア|ネウリア]]、[[アグドナ|アグドナ]]の三種族のほか、少数種の動植物。 | |||
[[タリクシアン|タリクシアン]]は人種として扱われるものから下等生物と扱われるものまで確認しきれないほどのバリエーションをもち、この星の生物の大部分を占める。タリクシアン系生物に関してはほとんど厳密な分類がされておらず不明な種も多い。 | |||
「人」や「人間」という呼称が出た場合、それは地球における人間のことではなく、惑星タルにおいて一般的に人とみなされる存在(人権を有する存在)のことを示す。具体的にはエルタス三種族と、一部のタリクシアンなど。 | |||
=== '''地理や生活圏''' === | === '''地理や生活圏''' === | ||
南部に位置する、[[エルタス|エルタス]]にとって重要な「コルビロウス塩湖」の沿岸に最大の都市として[[ゴールドリング|ゴールドリング]]が存在する。 | 南部に位置する、[[エルタス|エルタス]]にとって重要な「コルビロウス塩湖」の沿岸に最大の都市として[[ゴールドリング|ゴールドリング]]が存在する。 | ||
エルタス人の主な生活圏としてはこの[[ゴールドリング|ゴールドリング]]とその周辺に点在する農村や自治区、東部~中部の[[レオノ|レオノ]]地域、北部の[シーグ]領域、西部の[[ネヴリャンの里|ネヴリャンの里]]など。[[タリクシアン|タリクシアン]]系の知的生物である[[タリクシアン・ルーター|タリクシアン・ルーター]]は常にそのようなエルタスの文化圏から一歩引いた場所にいるが、一部は都会で医者などの職に就きエルタスの生活圏内に溶け込んでいる者もいる。文明的に発展しているのは[[サーガル|サーガル]]と[[アグドナ|アグドナ]]の相互協力の影響が及んでいる南部及び中東部で、北部や西部などのアグドナが少ない或いは全く存在しない地では長らく原始的な文明や独自の文明が息づいている。 | |||
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File:Neighborhood_of_black_swamp.png|南東部の[[タリクシアン植生]]域、[[マゴイシタ]]の付近にある黒沼。そのほとりでアグドナの女性が椅子に腰かけている。ここは観光地になっており、森にさえ入らなければ交通の安全は確保されているため宿泊施設などが存在する。 | |||
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水辺は大きいものではコルビロウス塩湖から、各地にある汽水の沼など。タリクシアン植生内にも多数の淡水湖が存在する。 | |||
塩は貴重で、コルビロウス塩湖や[[セイルザーン砂漠|セイルザーン砂漠]]の地下、[[リベンク山脈|リベンク山脈]]にしか確認されていない。調理や薬品作りの他、塩を嫌う[[タリクシアン|タリクシアン]]系生物から身を守るための生活必需品である。 | |||
コルビロウスの塩分濃度はかなり濃く、セイルザーン一帯の水や土壌のミネラル含有率が高い。エルタス人の飲用水としては薄めたりフィルターで塩分を濾過し利用される。[[エルタス植生|エルタス植物]]の特に藻類は塩分にかなり強いため、沿岸部で盛んに栽培される。コルビロウス塩湖以外にも小さな湖は各地に存在するが、塩を採掘しすぎ[[タリクシアン植生|タリクシアン植生]]に浸食されるなどして放棄される事も多い。侵食された湖は早めに対策すれば取り戻せるが、時間が経つと物質の組成が変わって[[エルタス植生|エルタス植生]]が踏み入れなくなる。エルタス植生とタリクシアン植生では土壌の構成物質が非常に異なり、互いに生存しにくい環境となる。 | |||
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File:Thekan.png|[[タリクシアン]]の[[着生生物]]の例。[[タリクシアン植生]]域の草原~森林地帯、[[セケン]]にて、三人の[[サーガル]]族が探索に訪れている。ここでは赤、紫、白、灰色をした着生型の生物が確認出来る。 | File:Thekan.png|[[タリクシアン]]の[[着生生物]]の例。[[タリクシアン植生]]域の草原~森林地帯、[[セケン]]にて、三人の[[サーガル]]族が探索に訪れている。ここでは赤、紫、白、灰色をした着生型の生物が確認出来る。 | ||
File:Lyvank Mountains 2.jpg|[[エルタス]]の[[着生生物]]の例。ここは[[リベンク山脈]]の高山地帯で、一面に生い茂る[[エルタス植生|エルタス植物]]が美しい緑色の風景を作り出している。エルタスの着生生物もといエルタス植物は、その外観から「緑の植物」と称され、[[タリクシアン]]植物とは区別される。植物の生態調査に訪れている[[アグドナ]]の男性がサンプルを採取している。 | File:Lyvank Mountains 2.jpg|[[エルタス]]の[[着生生物]]の例。ここは[[リベンク山脈]]の高山地帯で、一面に生い茂る[[エルタス植生|エルタス植物]]が美しい緑色の風景を作り出している。エルタスの着生生物もといエルタス植物は、その外観から「緑の植物」と称され、[[タリクシアン]]植物とは区別される。植物の生態調査に訪れている[[アグドナ]]の男性がサンプルを採取している。 | ||
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タルにおける「植物」とは[[着生生物]]、または生物活動を停止した殻や死骸などを指し、これは地球の生物学とは大きく異なる。 | タルにおける「植物」とは[[着生生物|着生生物]]、または生物活動を停止した殻や死骸などを指し、これは地球の生物学とは大きく異なる。 | ||
故に「植物」であることに葉緑素の有無や動的な行動の可否を問わず、ある一定の形態や「振る舞い」を示すものがそう見なされる。 | 故に「植物」であることに葉緑素の有無や動的な行動の可否を問わず、ある一定の形態や「振る舞い」を示すものがそう見なされる。 | ||
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*[[タリクシアン植生|タリクシアン植生]] | *[[タリクシアン植生|タリクシアン植生]] | ||
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タルには病原体となる物質や微生物の種類も多く、[[エルタス|エルタス]]と[[タリクシアン|タリクシアン]]とで病気の系統も違う。 | タルには病原体となる物質や微生物の種類も多く、[[エルタス|エルタス]]と[[タリクシアン|タリクシアン]]とで病気の系統も違う。 | ||
エルタス人の病気に「マゴイ風邪」がある。ただエルタス人の免疫はかなり強い。 | |||
タリクシアンの病気では、ゴールドリング日常漫画シリーズにも名前が出てくる「デヨビ」という水虫のようなものがある。 | |||
=== '''野生生物''' === | === '''野生生物''' === | ||
タル上の動植物の分類に関した記事一覧 | タル上の動植物の分類に関した記事一覧 | ||
*[[原生生物]] | |||
*[[着生生物]] | *[[原生生物|原生生物]] | ||
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*[[タリクシアン植生]] | *[[タリクシアン|タリクシアン]] | ||
*[[エルタス植生]] | *[[タリクシアン植生|タリクシアン植生]] | ||
*[[エルタス植生|エルタス植生]] | |||
== '''文化や文明''' == | == '''文化や文明''' == |
Revision as of 14:49, 19 September 2019
惑星タル(Planet Tal)とは物語の舞台となっている惑星。ビロウスの太陽系内にある。
※世界観を示す名としての「ビロウス」が舞台惑星の名称でもあると思われていることがあるが、現稿の設定では星としてのビロウスというのは恒星の名前であり、惑星タルを照らす太陽である。
暫定版地形図にある地名
- 『ケフ(Kef)』…不毛地帯。「ケフ」という語は「なにもない」「この先行き止まり」「無限」といった意味を持つ。左上の砂漠地帯も同様にケフである。
- 『ゴールドリング』…惑星タル最大の都市であり最も発展した街。南方サーガルとアグドナ達によって築き上げられてきた文明の一つ。
- 『コルビロウス塩湖(ColVilous Lake)』…惑星タル最大の塩湖。ここがタルにおいて唯一「海」と呼べる存在。
- 『シーグの地(Shigu Clan)』…レイン将軍率いる北方サーガルの王国、及びそのシーグ軍の所有地。
- 『セケン(Thekan)』…草原~森林状のタリクシアン植生域。比較的安全。
- 『ネヴリャン(Nevrea)』…ネウリアの故郷。大部分をネブ山脈(Nev Mountains)が占める。
- 『マゴイシタ(Magoe-th-eta)』…タリクシアン植生の森。危険性は高い。
- 『マゴイの森(Magoe forest)』…巨大で深いタリクシアン植生の森。危険性は非常に高く、ほぼエルタス未踏の領域。
- 『リベンク山脈(Lyvank Mountains)』…貴重な水源および岩塩の産地であり高山植物帯に人工のエルタス植生を有する山脈。
- 『レオノの地(Reono Clan)』…主に混血の東方サーガルとアグドナが多数を占める中東部の通商団体自治区。
環境
大気が薄く重力は小さい。昼夜の気温差が比較的大きく乾燥した気候が多い。タリクシアン植生では逆に湿度が高く気温も一定している傾向がある。
生息する生物
タル上に存在する生物は最も大きく分けるとエルタスとタリクシアンという2つの分類がある。
エルタスは人権を有する知的生命体であるサーガル、ネウリア、アグドナの三種族のほか、少数種の動植物。
タリクシアンは人種として扱われるものから下等生物と扱われるものまで確認しきれないほどのバリエーションをもち、この星の生物の大部分を占める。タリクシアン系生物に関してはほとんど厳密な分類がされておらず不明な種も多い。
「人」や「人間」という呼称が出た場合、それは地球における人間のことではなく、惑星タルにおいて一般的に人とみなされる存在(人権を有する存在)のことを示す。具体的にはエルタス三種族と、一部のタリクシアンなど。
地理や生活圏
南部に位置する、エルタスにとって重要な「コルビロウス塩湖」の沿岸に最大の都市としてゴールドリングが存在する。
エルタス人の主な生活圏としてはこのゴールドリングとその周辺に点在する農村や自治区、東部~中部のレオノ地域、北部の[シーグ]領域、西部のネヴリャンの里など。タリクシアン系の知的生物であるタリクシアン・ルーターは常にそのようなエルタスの文化圏から一歩引いた場所にいるが、一部は都会で医者などの職に就きエルタスの生活圏内に溶け込んでいる者もいる。文明的に発展しているのはサーガルとアグドナの相互協力の影響が及んでいる南部及び中東部で、北部や西部などのアグドナが少ない或いは全く存在しない地では長らく原始的な文明や独自の文明が息づいている。
土壌と水
水辺は大きいものではコルビロウス塩湖から、各地にある汽水の沼など。タリクシアン植生内にも多数の淡水湖が存在する。
塩は貴重で、コルビロウス塩湖やセイルザーン砂漠の地下、リベンク山脈にしか確認されていない。調理や薬品作りの他、塩を嫌うタリクシアン系生物から身を守るための生活必需品である。
コルビロウスの塩分濃度はかなり濃く、セイルザーン一帯の水や土壌のミネラル含有率が高い。エルタス人の飲用水としては薄めたりフィルターで塩分を濾過し利用される。エルタス植物の特に藻類は塩分にかなり強いため、沿岸部で盛んに栽培される。コルビロウス塩湖以外にも小さな湖は各地に存在するが、塩を採掘しすぎタリクシアン植生に浸食されるなどして放棄される事も多い。侵食された湖は早めに対策すれば取り戻せるが、時間が経つと物質の組成が変わってエルタス植生が踏み入れなくなる。エルタス植生とタリクシアン植生では土壌の構成物質が非常に異なり、互いに生存しにくい環境となる。
※当項目にあるものは暫定的記述です。後に大きく書き換えられる可能性があります。
植物
タルにおける「植物」とは着生生物、または生物活動を停止した殻や死骸などを指し、これは地球の生物学とは大きく異なる。
故に「植物」であることに葉緑素の有無や動的な行動の可否を問わず、ある一定の形態や「振る舞い」を示すものがそう見なされる。
病気
タルには病原体となる物質や微生物の種類も多く、エルタスとタリクシアンとで病気の系統も違う。
エルタス人の病気に「マゴイ風邪」がある。ただエルタス人の免疫はかなり強い。
タリクシアンの病気では、ゴールドリング日常漫画シリーズにも名前が出てくる「デヨビ」という水虫のようなものがある。
野生生物
タル上の動植物の分類に関した記事一覧
文化や文明
メイン記事:文化
ギャラリー
主に風景や生活模様の参考となりそうなものを掲載する。
伝統的な北方サーガルの生活様式
タリクシアン植生の湿地帯に佇むタリクシアン・ストーカー
タリクシアン植生の森の深部に佇むタリクシアン・ストーカー
近代ゴールドリングにおける祭りの様子。様々な出店や屋台が並ぶ賑やかな光景は戦前から変わりないが、この時代では従来の住民層であるサーガルとアグドナに混じって、ネウリア族も同じように祭りを楽しんでいる。よく見るとタリクシアン・ストーカーと思わしき種族の姿も確認出来る。
都会に住む男性ネウリア
後期シーグ、棒術稽古の様子。
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